【Catch Up_01】
Welcome back, Sacha!
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点で外国からの入国が極めて難しい状況となり、その影響を受けて今シーズンの参戦が長らく叶わなかったサッシャ・フェネストラズ選手。およそ10ヶ月ぶりの来日を果たし、シーズン初レースをオートポリスで迎えることになりました。GR Supraでのオートポリスはもちろん初めて。レース参戦を渇望していたフェネストラズ選手に心境などを伺いました。
SUPER GTでのアプローチに”馴染んで”いるところ
──おかえりなさい、サッシャ! ファンはもちろん、みんな参戦を心待ちにしていました。
フェネストラズ:ありがとう! またSUPER GTでのレースができることになって、とってもうれしいです。昨シーズンの最終戦から10ヶ月近くレースができなかったので、今週末の一戦が本当に楽しみでしかたなかったんです。リョウ(平川亮)と一緒に、いい結果を出せるよう、ベストを尽くしたいと思っています。
──日本になかなか来れず、難しい状況にいましたが、その間、レーシングドライバーとしてどのようにモチベーションを保っていたのですか?また、チームやパートナーの平川選手とはコンタクトを取っていましたか?
フェネストラズ:レーシングカーに乗れない時間が続いたので、まずフィジカルトレーニングにしっかりと取り組んでいたのですが、やはりレースに参戦するチャンスがなくてつらかったですね。一方でヨーロッパにいる間は、テレビで日本のレースをチェックしていました。レースを観ることでモチベーションを保つことができたとはいえ、やはりそこに僕がいて、クルマをドライブできない、という現実がなによりもつらくて悲しかったです。それだけに、こうやって戻って来れて本当に幸せです。
もちろん、チームやリョウとはメッセージなどでつねに連絡を取り合っていました。でも直接会って話ができないと難しいことがあると痛感しました。今は一緒にクルマを作るという作業がしっかりとできているので、うれしいですね。
──GT500クラス、そしてGR Supraでのオートポリス走行は自身初だと思います。公式練習でのフィーリングはいかがでしたか?
フェネストラズ:さすがに10ヶ月ぶりのドライビング、しかもGR Supraでとなると難しいことがたくさんありました。たしかに、公式練習でもあまりいい結果が出なかったですしね。僕にとっては初めてのことばかりだったので余計に難しく感じています。レースに向けて、いろんなことに挑戦しないといけないと思っています。もちろん簡単なことではないですが、チームとしてもクルマを確実に改善してくれているし、僕自身も徐々にSUPER GTでのアプローチに”馴染んで”いるところです。できるだけ早くクルマにも対応できればと思います。
──不在の間もファンからたくさんメッセージが届いたそうですね。
フェネストラズ:そうなんです! 日本にいない間も、多くのファンからメッセージをもらっていました。今回、サーキットでファンの皆さんに会えるので、本当にうれしいです。来日が決まってからも、「来日おめでとう!」「また会えるのを楽しみにしています」と次々コメントが届きました。あらためてお礼を言いたいですし、皆さんの前でいいパフォーマンスをお見せできたらと思っています。
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