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Race Report
2021.10.23
Rd.6 オートポリス ポールポジション記者会見

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第6戦 オートポリス:ポールポジション記者会見

GT500 Class

No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT

 

笹原右京

「ベストを尽くせば自ずと結果はついてくると思う」

 大湯(都史樹)選手がQ1ですばらしいアタックを見せてくれて、(クルマの)仕上がりの良さは、朝(公式練習)の状態から確認はできていました。(自分の担当の)Q2に関しては、Q1からのフィードバックで『どうしよう』というところを多少ディスカッションしましたが、最終的にはクルマとタイヤを信じて……(アクセルを)踏み込んでいける状態を作ってくださったので、僕自身はいつもどおりアタックをやるだけ、という状態でした。アタック自体は、各セッションでまだ改善できる箇所はたくさんあるのですが、今回はチームがQ2(で何をするか)を任せてくれたのでそういう期待を背負い、またTEAM Red Bull MUGENになってからこのポールポジションを獲得するまで長い道のりだったので、ひとまず結果で恩返しできることになって良かったです。

 明日はポールポジションからスタートできるということで、当然決勝に向けての期待値は高まります。ですが、まずはみんなでベストを尽くせるような状態を作ってから、レースに挑みたいと思います。その結果がどうなるかはわかりませんが、ベストを尽くせば自ずと結果はついてくると思うので、そこはしっかりやりたいですね。

 あと、2年ぶりの(オートポリス)開催ということですが、今朝、僕らはGTマシンで初めてオートポリスを走りました。そういうこと(未知な部分)もあるのでレースはどうなるかわからないし、最後まで僕たち16号車の“ストーリー”みたいなものを作っていければ、と思っています。そして次につながる一手をまた見つけたいと思います。

 

大湯都史樹

「徐々に力をつけているところを見せることができて良かった」

 ここまで来るのに非常に苦労しました。今年も予選で2位は獲っていたのですが、本当に惜しいところでポールを逃す予選が多かったんです。その中で、まずQ1、Q2と共にトップタイムを出すことができたというのは、本当にうれしく思います。このチームが徐々に力を付けているんだぞというところを見せることができて、良かったと思います。

 予選でポールポジションを獲れたのは良かったと思いますが、僕らは決勝を改善するべく臨んできています。その辺をいろいろ改善してきましたし、(タイヤを供給する)ダンロップさん含め、かなりいろいろとやってきているし、レースペースも改善しているところです。(レースでは)ぜひそこを見てもらえたらと思っているので、応援よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

GT300 Class

No.31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT

 

嵯峨宏紀

「31号車が本来いるべき位置に戻ってこられた」

 今シーズンは開幕からがんばってはいたんですけど、なかなか結果にはつながらなくて本当に歯がゆい思いでしたし、何をやっても解消しない問題があったんです。それが、このインターバルの間に富士やオートポリスでテストをやってきて、そこで『もしかしてここかも!?』というところが見つかって……。ハイブリッドの部分なんですけど、それが解消したことでようやく普通のクルマに戻ることができて、31号車が本来いるべき位置に戻ってこられたという部分ではまずはすごく良かったと思っています。

 今日の予選ではQ1で中山(友貴)選手が思っていた以上にすごいタイムを出してくれて、いつもの予選よりも緊張していった結果、セクター1がうまくまとまらなくて(苦笑)。もしまとまっていたら夢の41秒台だったと思うんですけど、そこはご愛嬌ということで許していただいて、明日(の決勝)に向けてまたいろいろ調整していきたいと思います。明日は一番いい位置からスタートできますし、決勝向きのタイヤを選んでいるのでいいかなと思いますけど、ネガティブ(否定的)な要素がまったくないわけではないので、できる限りの準備をしてポイントだけは絶対に獲りたい。この1年間ずっとノーポイントできているので『なんとかポイントは獲らせてください』という思いで謙虚にいきたいと思います。

 

中山友貴

「自分の自信にもつながったし、いい一日だった」

 今の気持ちとしては率直に、非常に嬉しいです。aprに加入してから順調に開発も進んで、クルマとしてスピードも上がってきてはいたんです。でも、BoP(性能調整)の変更だったりとか、いろいろうまくいくこともいかないことも含めてレースウイークに苦労している場面が非常に多かったので、このオートポリスでもちょっと厳しい戦いになるのかなという予想をしていました。その中、Q1でトップを獲り、その流れをうまく嵯峨(宏紀)選手がつなげてくれたことが、非常に大きなひとつの結果を残せたという意味で良かったなと思っています。

 このレースに入る前にテストがあったんですが、自分の中でハイブリッドのプリウスに対する理解度を深めるという作業をしていくうえで気になる部分をチームに打ち明けたりしながら、そのあたりを解消できたことが今回の結果につながっていると思います。そのへんは自分の自信にもつながりましたし、非常にいい一日だったなと思います。

 オートポリスは2年ぶりなので決勝レースも結構荒れるかもしれないし、どういう展開になるかは分からないです。けれど、僕たちのクルマのポテンシャルが上がっていると感じてはいるので謙虚にふたりでがんばりながら、少しでも前でゴールできるように最後までがんばって走りたいと思うので、応援よろしくお願いします。

 

 

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