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Race Report
2021.10.23
Rd.6 予選GT500:No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの笹原は初ポールポジション!Q1の大湯はコースレコードを記録

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第6戦 オートポリス:公式予選 GT500レビュー

2021 AUTOBACS SUPER GT第6戦『AUTOPOLIS GT 300km RACE』の予選が10月23日(土)の午後に、大分県のオートポリスで行われた。GT500クラスのポールポジション(予選1位)はNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)の笹原が初の獲得となった。GT300クラスはNo.31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)の嵯峨が、昨年第3戦以来のポールポジションを手にした。この2台は明日午後1時30分にスタートする決勝レースで、それぞれのクラス先頭からスタートする。

 

□公式予選 天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 GT500:Q1開始時14℃/24℃、Q2開始時13℃/26℃、終了時14℃/25℃

 

 

■Q1はNSX-GTのワン・ツー!Red Bull MOTUL MUGENとModuloがレコード更新

 昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で見送られたため、2年ぶりのSUPER GT開催となったオートポリス。予選日は青空が広がる絶好のレース観戦日和となった。だが10月後半ということで午後1時を過ぎても気温14度に留まった。

 14時28分よりGT500クラスの予選Q1が10分間の走行でスタート。No.17 Astemo NSX-GT(塚越広大)がまずコースに入ると、その後、1分程して他のマシンもコースインを開始する。残り6分でNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra、No.38 ZENT CERUMO GR Supra、そして最後にNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraがコースイン。この3台は計測2周目、他の11台は計測3周目をターゲットラップとしていた。

 残り2分を切り各マシンがアタックラップに入ると、1分37秒ほどだったラップタイムは一気に1分32秒台へと削っていく。その中で速さを見せたのがNo.64 Modulo NSX-GT(大津弘樹)で、コースレコード(1分31秒441)を更新する1分31秒438を叩き出しトップに立った。
 その直後、さらにNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(大湯都史樹)が1分31秒389と、64号車のレコードタイムを塗り替えて、トップを奪った。これでQ1は終了し、Honda NSX-GT勢のワン・ツーが確定。3番手はチェッカーラップで1分31秒985をマークしたNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(山下健太)で、これがTOYOTA GR Supra勢のトップ。4、5番手はNo.8 ARTA NSX-GT(福住仁嶺)、No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(中山雄一)。NISSAN GT-R NISMO GT500勢では、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)が、6番手でQ1を突破した。

 ドライバーランキングのトップに立つNo.1 STANLEY NSX-GT(山本尚貴)はサクセスウェイト100kgが効いたか、13番手でQ2に進めず。NISSAN GT-R NISMO GT500勢のドライバーランキング最上位、前戦優勝のNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(松下信治)も11位と、ここで予選を終えている。

 

 

 

■好調のNSX-GT勢に割り込みENEOS X PRIME GR Supraが予選2位となる

 Q1のトップ8によるQ2は、午後3時6分にスタート。これも走行は10分間で争われる。ここでもNo.17 Astemo NSX-GTがまずコースに入り、その後7台がそれぞれ間を置きながら順にコースイン。そしてNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也)、No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraが最後にコースに入る。気温は少し下がって13度だった。

 走行時間も残り1分となり、本格的にアタックが始まる。Q1同様にまずはNSX-GT勢がタイムを記録していく。No.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)が1分32秒128でトップに出る。その直後にNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也)が1分32秒068をマークして、8号車を逆転。さらにはNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京)が1分31秒770を叩き出す。Q1トップの僚友・大湯のレコードこそ更新できなかったが、16号車がまたもトップに立った。

 

 

 これでNSX-GT勢がトップ3かと思われたが、チェッカーラップにNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也)がその間に割り込んでくる。大嶋はトップタイムかとも思わせる好アタックを見せたが、1分31秒777で惜しくも2番手。NISSAN GT-R NISMO GT500勢で唯一Q2を走ったNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)は、5番手だった。

 これでポールポジションはNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)で、笹原は初の獲得となった。またNSX-GTとしてはオートポリスで4年連続のポールポジションだ。予選2位はNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)。同3、4位はNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)とNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が入った。

 

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