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2021.11.19
【第8戦プレビュー】タイトル争いが決着!最終戦富士を見逃すな!!

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第8戦 富士スピードウェイ : プレビュー

2021 AUTOBACS SUPER GTもついに最終戦を迎える。11月27日(土)、28日(日)、舞台は静岡県の富士スピードウェイ。第8戦「FUJIMAKI GROUP FUJI GT 300km RACE」で、ついに今季のタイトルが決まることになる。GT500クラスは6チームが、GT300クラスは5チームが至高の座を巡り、サクセスウェイトから解き放たれての決戦を繰り広げる。タイトル争いに残れなかった者も、今季最後の勝利を、最高順位を狙ってくる。このように全チームが全力で挑む最終戦富士。歓喜か悲嘆か? 興奮か感動か? 今年はどんなフィニッシュが待っているのか? その瞬間を目撃してほしい。

また、決勝レースではドライバー交代時に4本のタイヤ交換が義務付けられている(ウエットタイヤでスタート時は除く)。

 

※上写真は2021年の第2戦富士スピードウェイ
※サーキット観戦やその行き帰りでは、地域やサーキットが提示する新型コロナウイルス感染拡大防止対策の遵守を心掛けるようお願いします。


富士スピードウェイ:新型コロナウィルス感染拡大防止対策についてはこちら

 

 

■STANLEY NSX-GTの連覇なるか!? 最大のライバルは2台のNSX-GT!

 GT500クラスのドライバーランキングでは、ディフェンディングチャンピオンのNo.1 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)の山本がトップにつける。同2位の牧野は同じ1号車で、このまま同ペアで出場すれば可能性はないので、ここでは候補から外しておこう。これに続くのは5ポイント差のNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)、8ポイント差のNo.17 Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)と、1号車連覇の最大のライバルは同じHonda NSX-GTの2台だ。1号車はポールポジション(PP)の1ポイントを得れば、決勝が2位でもタイトルを決められる。8号車は決勝2位だけでは1号車は3位、17号車が優勝すると届かなくなるので、PPの1ポイントがほしいところ。17号車はポール・トゥ・ウインを決めて、1号車と8号車の結果待ちとなる。それゆえに予選からPPを狙って、この3台のNSX-GTは火花をちらしそうだ。
 彼ら以外のNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)とNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)もPP候補、優勝候補に挙げられるので、NSX-GT勢の争いも激しいものになるだろう。

 

 

   

 

 

■36号車と14号車のGR Supraと12号車GT-Rは勝つしかない!

 この他のタイトル候補はNo.36 au TOM'S GR Supra(関口雄飛/坪井翔)、No.12 カルソニック IMPUL GT-R(平峰一貴/松下信治)、No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)の3台。ランキングトップの1号車とのポイント差から、彼らは勝った上でライバル5台の状況次第となる。
 富士はTOYOTA GR Supra GT500勢にとってはホームコースであり、車種的にも相性がとても良い。それだけに36号車と14号車が勝つ可能性は十分にあり、その他GR Supra勢で上位を独占すれば大逆転も十分ありうる。
 一方、NISSAN GT-R NISMO GT500は富士が得意とはいえないが、第5戦SUGOで勝ち、前戦もてぎでも最終ラップまで2勝目確実の走りを見せてくれたNo.12 カルソニック IMPUL GT-R平峰一貴松下信治)なら、この富士でも何か起こすかもしれない。もし天候が荒れ、ドライバーの腕と度胸の勝負となれば12号車の勝利もありうる。そして最終ラップのストレートでも、何かが起こる可能性のあるのがSUPER GTだ。チームが諦めないなら、応援するファンもチェッカーの瞬間まで諦めてはいけないのだ。

 

 

   

 

 

■タイトル争いは富士が得意のマシンが揃って熾烈なものに!?

 GT300クラスのドライバータイトル争いは、ランキング1位のNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)から20ポイント差のNo.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)までに絞られた。同6位のNo.88 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)は最終戦をポール・トゥ・ウインなら61号車と同点だが、上位入賞回数の差で61号車を上回れないためタイトルの権利はない。
 SUBARU悲願のGT300制覇に王手をかけ最終戦富士に臨む61号車。BRZ GT300は富士での第2戦は予選1位、決勝2位。昨年行われた4戦も勝利こそないが上位入賞が多く得意のコースといえよう。それゆえサクセスウェイトがない最終戦での表彰台は、十分にありうる。ポール・トゥ・ウインなら文句なし、PPを獲れば、決勝2位でも決まる。最大の敵は、初タイトルという“プレッシャー”となりそうだ。
 ただ富士との相性でいえばBRZ以外にも得意とする車種がある。それは、TOYOTA GR SupraとNISSAN GT-R NISMO GT3だ。またARTAも富士では好成績を残している。なんと、この各車種、チームが61号車の初タイトルを阻むライバルに残っており、優勝候補ともなるので、この最終戦は熾烈な争いが予想される。

 

 まずはランキング2位のディフェンディングチャンピオンNo.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)。PPの1ポイントも61号車には渡したくないので、予選から全力のはず。決勝は最低でもライバルの前で、2位以上が目標だ。同3~5位のNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一/佐藤蓮)、No.244 たかのこの湯 GR Supra GT(三宅淳詞/堤優威)、11号車はポール・トゥ・ウインしかない。55号車が目標達成なら56号車の可能性は潰え、61号車は2位以上が必要となる。なお11号車はポールポジションを逃せば、勝っても上位入賞の差でタイトルは獲れない。
 また、優勝争いの面ならば、GR SupraのNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)やNo.60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)も挙げられる。244号車は優勝が前提だが、52号車と60号車も表彰台なら最高の支援になるだろう。
 またメルセデスAMG GT3のNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)も富士では好成績が多いので要注意の1台だ。そしてNo.2 muta Racing Lotus MC(加藤寛規/阪口良平)もサクセスウェイトがないので、今季2勝目も有り得そう。そしてこれがSUPER GTでのラストレースとなる星野一樹のNo.10 GAINER TANAX with IMPUL GT-R(星野一樹/石川京侍)の走りも目に焼きつけてほしい。

 

   

 

   

 

   

 

 

ドライバーズチャンピオン・ポイントシミュレーション

 

★=チャンピオン決定/ポイントのグレー表示はチャンピオン獲得の可能性なし。
■選手権ポイント
◯決勝 : 1位=20pt, 2位=15pt, 3位=11pt, 4位=8pt, 5位=6pt, 6位=5pt, 7位=4pt, 8位=3pt, 9位=2pt, 10位=1pt
◯予選 : ポールポジション(PP)= 1pt
※同ポイントで並んだ場合は、上位入賞回数の多い方がチャンピオン獲得

 

2021 GT500ドライバーランキング

2021 GT300ドライバーランキング

 

 

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