News

News
2022.01.14
Hondaが2022年体制を発表:松下信治が17号車に移籍!他チームは前年体制を継続し、GT300には22歳のルーキー2名を抜擢

Hondaが2022年体制を発表:松下信治が17号車に移籍!他チームは前年体制を継続し、GT300には22歳のルーキー2名を抜擢の画像

 1月14日、本田技研工業株式会社は2022年のモータースポーツ参戦体制を、オンラインで発表した。配信動画と発表リリースで取締役 代表執行役社長の三部敏宏氏が「Hondaは創業期からレースとともに育ち、レースを通じて人と技術を磨いてきた会社です」とHondaのDNAにはモータースポーツが組み込まれていると強調。そして「これまで二輪レース活動を運営してきた株式会社ホンダ・レーシング(HRC)に四輪レース活動機能を追加し、Hondaのモータースポーツ体制を強化してまいります」と、今季からHondaは新体制でモータースポーツ活動に挑むと表明した。
 また、配信ではモータースポーツを統括するブランド・コミュニケーション本部の渡辺康治本部長が「SUPER GTのGT500クラスではHonda系の3チームが最終戦まで熾烈な(タイトル)争いを繰り広げましたが、悲願の二連覇を成し遂げることはできず、大変に悔しい思いをしました。今季はチャンピオンの奪還をしたいと思っています」として、今季のSUPER GTへの意気込みを表した。

 今季のGT500クラスには、マシンはNSX-GTの新モデル「Honda NSX-GT Type S」を投入するとし、昨年同様に5チームが参戦する。
 各チームのラインナップだが、8号車のARTAは野尻智紀/福住仁嶺、16号車のTEAM Red Bull MUGENも20代前半コンビの笹原右京/大湯都史樹が継続。
 17号車のAstemo REAL RACINGはファーストドライバーの塚越広大は変わらないが、パートナーが昨年は日産GT-Rの12号車で優勝も挙げた松下信治となることが発表された。
 また64号車のModulo Nakajima Racingは、昨季と体制は変わらず伊沢拓也/大津弘樹のコンビが継続。
 TEAM KUNIMITSUはカーナンバーを“100”に戻すこととなったが、ドライバーは山本尚貴/牧野任祐のコンビで変わらない。

 配信ではGT500ドライバーを代表して山本がコメントし、「個人的には昨年は悔しい思いをしましたので、牧野選手と共に失ったもの(チャンピオン)を自分たちで取り戻すという思いで今シーズンは戦って行きたい。ここに登壇しているメンバー(Honda系ドライバー)はライバルではありますが、Hondaとして、HRCとしてブランドの向上、そして自分たちの強さを発揮できるようにがんばっていきたい。ファンの皆さん、応援をよろしくお願いします」と、タイトルの奪還と共に新体制のHonda/HRCの活躍を誓っていた。

 

GT500
No.
チーム名
ドライバー
8 ARTA 野尻 智紀
福住 仁嶺
16 TEAM Red Bull MUGEN 笹原 右京
大湯 都史樹
17 Astemo REAL RACING 塚越 広大
松下 信治
64 Modulo Nakajima Racing 伊沢 拓也
大津 弘樹
100 TEAM KUNIMITSU 山本 尚貴
牧野 任祐

 

 

 GT300クラスでは、「NSX GT3 Evo」を使用する18号車と55号車の2チームが発表された。そこにはHondaの育成プログラムであるHFDPで活躍する2名の名前が新たに加わっている。
 18号車のTEAM UPGARAGEは、引き続き小林崇志がファーストドライバーを務め、昨季はFIA-F4選手権で活躍した22歳の太田格之進が抜擢されて、SUPER GTデビューを果たす。
 55号車のARTAは、ドライバーラインナップを一新。ファーストドライバーはGT500クラスで活躍し、2013年にはHonda CR-Z GTでGT300クラスのチャンピオンにも輝いている武藤英紀。パートナーは、昨年のFIA-F4選手権で4勝を挙げて最後までタイトルを争った22歳の木村偉織がSUPER GTデビューを飾ることになった。

 

GT300
No.
チーム名
ドライバー
18 TEAM UPGARAGE 小林 崇志
太田 格之進
55 ARTA 武藤 英紀
木村 偉織

 

 

2022 モータースポーツ参戦体制発表 (YouTube)
 https://www.youtube.com/watch?v=a5uHgQwBlDo

2022年Hondaモータースポーツ活動計画 ニュースリリース
 https://www.honda.co.jp/news/2022/c220114.html

Page Top