今年で開場60周年を迎える日本の国際規格サーキットで最も歴史を重ねており、SUPER GTのみならずF1日本グランプリや2輪の世界耐久選手権(鈴鹿8時間耐久ロードレース)など、国内外のビッグレースを長年開催している。アクセス面でも東名阪自動車道の鈴鹿インターから30分ほどで、近鉄の白子駅からのバスもあり、中京圏や関西圏から多くのモータースポーツ・ファンが訪れている。
レイアウトは世界的にも珍しい立体交差のある8の字型。全長は約5.8Kmと国内で最も長く、ここに2本のストレートと低速から高速までバラエティに富んだコーナーが配置されている。スピードを十分に乗せて駆け抜けるコーナーやブレーキングの難しい進入など、ドライバーの技量やマシンの性能が試される部分が多くあり、ドライバーだけでなくチームやマシン開発者にも難しくて楽しい、挑戦しがいのあるコースと言われている。
人気の観戦ポイントは第1コーナーからS字コーナーにかけてのスタンド席だろう。特にGT500マシンの高速コーナリングの迫力やS字の素早い動きは注目だ。バトルやパッシングを期待するなら、NISSINブレーキ ヘアピンカーブや日立 Astemo シケインがお薦め。予選など単独走行でもドライバーのブレーキングテクニックを楽しむことができる。また、この2カ所はスピードが落ちてマシンの向きも変化するので、撮影ポイントとしても人気がある。
コースデータ | ||
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コース全長 | 5,807m | |
コース幅 | 10〜16m | |
高低差 | 52m | |
コースレコード | ||
GT500 | ||
1'44.319 | 野尻智紀/No.8 ARTA NSX-GT | 2018年 第3戦予選Q2(5月19日) |
GT300 | ||
1'55.531 | 中山雄一/No.96 K-tunes RC F GT3 | 2018年 第3戦予選Q2(5月19日) |
2021年第3戦 優勝 | ||
GT500 | No.23 MOTUL AUTECH GT-R | 松田次生/ロニー・クインタレッリ |
GT300 | No.244 たかのこの湯 GR Supra GT | 三宅淳詞/堤 優威 |
2021年第3戦 ポールポジション | ||
GT500 | 伊沢拓也/No.64 Modulo NSX-GT | 1'45.128 |
GT300 | 山内英輝/No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT | 1'57.322 |
優勝回数 | |
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ドライバー (今季参戦ドライバーのみ) |
GT500:松田次生(5勝) |
GT300:新田守男(4勝) | |
GT500 メーカー別 | 日産:13勝(フェアレディZ※:2勝、GT-R:11勝) |
トヨタ/レクサス:10勝(スープラ※:1勝、LC500:1勝、RC F:3勝、SC430:5勝) | |
ホンダ:9勝(NSX:6勝、HSV-010GT:3勝) | |
海外メーカー:1勝(マクラーレン:1勝) | |
GT300 最多勝車種 | スバルBRZ、日産GT-R GT3、レクサスRC F GT3(2勝)
※現行車種以外:セリカ、フェアレディZ(3勝)
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ポールポジション回数 | |
ドライバー (今季参戦ドライバーのみ) |
GT500:ロニー・クインタレッリ(3回) |
GT300:新田守男、加藤寛規(3回) | |
GT500 メーカー別 | ホンダ:14回(NSX:12回、HSV-010GT:2回) |
日 産:10回(フェアレディZ:2回、GT-R:8回) | |
トヨタ/レクサス:8回(スープラ:5回、LC500:1回、RC F:1回、SC430:1回) | |
海外メーカー:1回(マクラーレン:1回) | |
GT300 最多ポールポジション車種 | トヨタ 86MC(3回)
※現行車種以外:シルビア、フェアレディZ(3回)
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4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI |