News

Race Report
2022.08.07
Rd.4 決勝:優勝記者会見

Rd.4 決勝:優勝記者会見の画像

第4戦 富士スピードウェイ:優勝記者会見

GT500 Class

No.37 KeePer TOM'S GR Supra

 

サッシャ・フェネストラズ

「僕らにとってSUPER GTの初優勝なので、本当にうれしい」

まずTGR TEAM KeePer TOM'S、そしてTOYOTA GAZOO Racingに感謝しています。すばらしいレースウィークになりました。なかなか思うようにいかないシーズンを過ごしてきたのですが、今はだんだんと状況が良くなってきています。今日のレースで優勝できたことは、本当にうれしいです。レース直前に雨が降った中、スタートを担当することになりましたが、そのあとのスティントを担当した宮田(莉朋)選手もすばらしい走りを見せてくれたと思います。

僕のスティントでは、(前を走る)ヨコハマ(タイヤの)24号車が速くて強かったですね。もちろんスタート直後は逆転しようとトライしましたが、まだ路面が雨で濡れていたのでリスクを負うことはしたくなかったんです。コンディションが落ち着いてからタイミングを見ようと思いました。第2、第3スティントを担当した宮田選手はすごくいい仕事をしてくれました。今日の結果は僕らにとってSUPER GT500クラスでの初優勝なので、本当にうれしいです。

富士での長いレースが終わった後に、また次の鈴鹿も長いレースですが、ファンにとっても楽しみな一戦になると思います。僕らにとってはやることの幅も広がるし、戦略もいろいろと必要になりますが、その中で僕自身が長距離の戦いを楽しんでいます。タイヤ、クルマも難しい部分もあるでしょうが、そこは大丈夫じゃないでしょうか。それに、僕としては『また鈴鹿1000kmが復活してくれたら最高なのに』と思っているんです。その時は、またすばらしい経験を積むことができるでしょうね。

 

 

宮田莉朋

「SUPER GTで最年少のコンビで底力をしっかり見せられた」

まず前回の鈴鹿(第3戦)が終わってから2カ月の間まったくテストもなくて。チームとサッシャ(フェネストラズ)選手と共に、どんなコンディションになるのか、どんな季節になるのかをずっと考えながら、クルマのセットアップやタイヤ選択を考えていました。結構厳しい状況下……、テストができないということがすごく難しかったのですが、結果として予選、決勝共に戦えたことがすごくうれしかったです。レースウィークに入る前にサッシャ選手が(7月28日に)誕生日を迎えて、僕も明後日(8月10日)に誕生日を迎えるんですが、レースウィークに入る前には『勝って誕生日パーティができるくらいのレースをしようね』と一緒にご飯を食べたりしていたのですが、僕らが宣言していたことが実現して本当にうれしいです。

レースでは第2スティントが結構きつかったのですが、コース上で追い抜くのは厳しい反面、ピットストップを短縮させるために走りながらいろんなことを努力していて。だからきつかったものの、それが(引き続き走った)第3スティントに(結果として)表れて、うしろを引き離すことができました。コース上で抜くのは厳しい中でもスピードをしっかり表現できたという部分で、僕らの努力が結果としてついてきたと思います。あとはチームの皆さんがその状況下ですばらしいピット作業をしてくれたからこそ、この1勝があります。僕らはSUPER GTで最年少のコンビですが、底力をしっかり見せられたのではないかと思います。

次の鈴鹿も450kmですが、作戦などが今回のようになるのか、またサーキットによって変わってくるのかは未知数です。少なからず鈴鹿は、GR Supraにとって厳しいと僕は思って毎回臨んでいます。そんな中で前回(第3戦)僕らは3位を獲れたので、非常にポジティブな状態で(レースを)終えられました。450kmのレースでどんな戦略になるのか……、僕らは今回優勝したことでサクセスウェイトをさらに積む予定だし、(次戦まで)インターバルが短いですが、さらに厳しくなるのかその辺も含めてまたチームと共にしっかりと準備をして、チャンピオンシップのためにも再びいいレースができるようにしたいと思います。

 

 

 

 

 

GT300 Class

No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT

 

井口卓人

「ダンロップさんのタイヤチョイスが勝利に繋がった」

まさかこの場(優勝記者会見)に来られるとは、このサーキットに入った時には思っていなかったのでちょっと驚いているんですけれども、この富士の大会で山内(英輝)選手が100レース目を迎えるということで記念すべき大会になりました。

第3戦が終わってさまざまなテストをしてきた中で、ダンロップタイヤさんが特に決勝に強いBRZに合うタイヤを用意してくれたことがこの勝利に繋がったんじゃないかなと思います。あとはやはり最後の山内選手の気迫あふれる走り、それが(山内選手の)100戦を祝う最高のレースになったと思うので本当に最高な1日でした。

450kmレースは作戦の幅も広がると思いますし、自分たちだけじゃなくて、ほかの車両もどういうふうにレースを戦っているのかが読みにくい部分は多いんですけど、今回の450kmレースで(自分たちの)タイヤとクルマと含めて、すごく強い戦いができることを証明できました。なので、この流れを維持して、サクセスウェイトは重くなりますけど、チームと一緒に、そしてファンのみなさんと一緒に、次の鈴鹿大会も精一杯戦いたいと思います

 

 

山内英輝

「戦略的にもタイヤのパフォーマンス的にも、本当にみんなのおかげで勝てたレースだなと(思う)。改めて、走っている時のクルマのフィーリングだったり、タイヤのフィーリング(の良さ)ですごく感じました。走っている時にも常にクルマの状態が良かったので自信はあったんですけど、なかなかトップスピードが伸びない中でどう戦っていくかが僕たちの課題でした。その中で、それをカバーできるクルマのパフォーマンスもあったんじゃないかなと思っています。

井口(卓人)選手が言っていたとおり、僕にとって100戦目のレースなのでリストバンド(を作りました)。SUBARUファンシートのみなさんだけ……感謝の気持ちをできるだけ多くの人に伝えたいなとは思ったんですけど、ピットウォークの時とかには配れないので、今回はファンシートのみなさんだけに限定させてもらったんですけど……(僕の)思いが形になって、しっかり恩返しできたかなと思います。本当にみなさんの声援があったから勝てたレースだと思いますし、旗を振ってくれたみんなの気持ちがあったからこそ最後まで諦めずに戦ってこれたので、みんなに感謝しています。

次の鈴鹿に向けては、まずはチームに帰って、450kmレースが今年3回もあると聞いていないので、契約の交渉をもう一回したいなと思いました(笑)。鈴鹿は450kmとまた長いレースになりますけど、チームの戦略はチームが考えて、僕たちがやるべきことはコンマ何秒を削ることだと思うので、そこの仕事をしっかりみんなで振り分けて、また勝てるようにしたい。(サクセスウェイトを搭載するので)重たくなりますけど、厳しい中でもしっかりポイントを獲って、前に進めるようにがんばっていきたいなと思います。

 

 

Page Top