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2022.08.19
第5戦 鈴鹿プレビュー:真夏の450km連戦を締める第5戦!今季後半戦の流れが決まる!?

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第5戦 鈴鹿サーキット : プレビュー

夏の暑さが続く8月。2022 AUTOBACS SUPER GTは第4戦富士に続き、8月27日(土)、28日(日)に第5戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE」が、三重県の鈴鹿サーキットで開催される。鈴鹿では今季2回目の開催だが、レース距離が今回は450kmと第3戦より150kmも長くなる。夏の暑さに加え、通常の300kmより最低1回はピットインが増えるため、そのタイミングやタイヤ戦略などの作戦面がより重要だ。ドライバーにも、その作戦を成功させる技量が問われる。また全8戦の今季も、この第5戦から後半戦。勝利だけでなく、タイトル獲得に向けての戦いも本格化してくる。皆さんの注目チームが、鈴鹿の450kmをどう戦うか? 見極めてほしい。

※上写真は第3戦 鈴鹿
※サーキット観戦やその行き帰りでは、地域やサーキットが提示する新型コロナウイルス感染拡大防止対策の遵守を心掛けるようお願いします

 

 

■日産車の連勝は続くか!? 今度こその23号車に注目!

 第3戦の鈴鹿ではNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)が、Nissan Z GT500の初勝利を挙げた。ドライバー2人にとっても初優勝であり、3週間前の第2戦でのクラッシュからの復活&勝利はファンの感動も呼んだ。また、これで日産車の鈴鹿戦績はGT-R時代から4連勝と延ばし、新型Zも鈴鹿でのアドバンテージを感じさせた。
 だが、第5戦鈴鹿は450kmと第3戦より長く、また夏真っ盛りなだけに第3戦より気温が上がることも予想される。シーズン中盤の第5戦ではランキング上位のサクセスウェイトも厳しくなる。その中で気になるのはNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)だ。Zデビューの開幕戦で3位となり、新型Zの完成度を見せたが、そのあとは歯車が噛み合っていない。だが、その分サクセスウェイトは少なめなので、この第5戦鈴鹿は“必勝”で挑むだろう。また第4戦の450kmで2位になったNo.12 カルソニック IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)も上位を争いそうだ。

 

   

 

 

■鈴鹿での手応えを得たGR Supra。NSX-GT勢はホームコースから逆襲だ!

 また今季速さが際立つのはTOYOTA GR Supra GT500だ。ここまでの4戦で2勝し、ランキングトップも前戦優勝のNo.37 KeePer TOM'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)だ。しかも、予選では4戦すべてでポールポジションを獲得、中でもNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が第2戦から3戦連続である。だが、鈴鹿では先代スープラはわずか1勝、現行のGR Supraも未勝利。しかし、第3戦で今季型GR Supraは予選でワン・ツー、決勝で3〜5位と“鈴鹿で手応え”を掴んだ。3連続ポール中の19号車、同じチームの37号車に先勝されたNo.36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)、そしてNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)は後半戦でタイトル争いに加わるためにも、勝利か表彰台を得たい。

 

   

 

 鈴鹿をホームコースとするHonda NSX-GT勢は、ここ数年日産勢と鈴鹿での勝利を争うも、届いていない。だが、すべてではないが表彰台にも少なからず上がっており、予選では2017年からの7戦でポールポジション4回と勝てる地力はある。今季はライバルマシンの性能向上に対して、NSX-GTがやや出遅れた感こそあるがHondaのお膝元である鈴鹿で2018年以来の勝利を、ファンも、そしてNSX-GT勢も期待している。注目は、やはり今季1勝を挙げているNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)か。第2戦富士で勝ったが、野尻らも決して満足のいかない勝利だった。ホーム鈴鹿で2018年以来となる納得の勝利を挙げたい。そしてダークホースはNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)か。鈴鹿では昨年が予選2位、今季第3戦は同4位と、鈴鹿育ちの2人なのでここでの速さは十分。今季ここまでは歯車が噛み合っていないが、それゆえサクセスウェイトはないも同然。最大のチャンスが来たと言えよう。

 

   

 

 

■GT300は前戦で涙したAMG GT3勢とGT300&MC勢がトップ争いの中心か?

 GT300クラスだが、今季も前半戦で好調なNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)と、前回の鈴鹿(第3戦)で優勝を飾ったNo.7 Studie BMW M4(荒聖治/アウグスト・ファルフス/近藤翼)、前戦優勝のNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)、そしてランキング3位のNo.18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/太田格之進)はサクセスウェイトが重く、この第5戦鈴鹿は1ポイントでも多く獲るという粘りのレースをしてくるだろう。

 

   

 

 対して勝利への意欲を出しているのが、前戦富士の450kmでトップを走りながらトラブルに泣いたメルセデスAMG GT3の2台だ。AMG GT3は鈴鹿との相性も良く、サクセスウェイトの面も大丈夫であろうNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)、No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)には要注意だ。
 また第3戦でNo.5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号(冨林勇佑/平木玲次)がタイヤ無交換で2位に入ったように、GT300規定の車両とGT300MC(マザーシャシー)規定の車両はタイヤ無交換や2本交換、燃費の良さを活かす作戦も可能だろう。鈴鹿と相性良い新型車TOYOTA GR86勢や、昨年鈴鹿で勝っているNo.244 HACHI-ICHI GR Supra GT(佐藤公哉/三宅淳詞)をはじめGR Supra勢も要注意だ。FIA GT3規定車両では、No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)やNo.88 Weibo Primez ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)などが、これまで鈴鹿で結果を残しており上位を争ってきそうだ。

 

   

 

 

 

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