News

Race Report
2022.10.01
Rd.7 公式練習:昨年のポールシッターNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTが最速!GT300はLEON PYRAMID AMGがトップに

Rd.7 公式練習:昨年のポールシッターNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTが最速!GT300はLEON PYRAMID AMGがトップにの画像

第7戦 オートポリス:公式練習レビュー

□公式練習 天候:晴れ| コース:ドライ | 気温/路面温度:開始前(9:11)21℃/28℃、序盤(9:45)22℃/31℃、中盤(10:15)23℃/35℃、GT300専有時(10:55)24℃/37℃、GT500専有終了後(11:22)24℃/39℃

 

 

GT500 Class
■GT500の2番手にはSTANLEY NSX-GTが入りNSX-GTのワン・ツーに

 

 今季も残すところ2戦となった2022 AUTOBACS SUPER GT。第7戦となる「FAV HOTEL AUTOPOLIS GT 300km RACE」が10月1日(土)に、オートポリス(大分県)で開幕した。阿蘇の麓にあるサーキットは好天に恵まれ、午前9時20分から11時15分までの予定で公式練習が行われた。

 

 

 走行開始と共に続々と各車がコースイン。1周でピットに戻るマシンもあるが、5分ほどで全42台がコースイン。GT500クラスでは、開始10分を前に、No.17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)が1分34秒311のトップタイムを出して、これがターゲットタイムとなる。続いて昨年のオートポリスでポールポジションを獲得しているNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)の笹原が1分34秒189と、これを更新。この時点でトップ3は16号車、17号車、そしてNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)とHonda NSX-GTの3台が占める。

 

 

 

 

 だが、その後にNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が3番手に、開始28分時点でNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)が1分34秒305を記録して2番手となった。これで2番手がNissan Z GT500、4番手にTOYOTA GR Supra GT500と3車種が僅差で上位に並んだ。

 

 

 

 

 セッション半ばにはNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が1分34秒193と2番手に浮上し、再度NSX-GTのワン・ツーとなる。この後は、しばらく上位勢の順位とタイム更新はされなかった。

 

 

 

 

 そして、GT300クラスの専有走行の後、定刻の11時5分からGT500クラスの専有走行10分間がスタート。各車がタイムアタックに入る直前に、なんとランキングトップのNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)が自らマシンをコース外に止めてしまう。マシントラブルのようで、このため赤旗中断となった。車両回収後、残り7分間で走行再開となるが、今度は17号車がコーナーで姿勢を乱してコースアウトしてクラッシュ。これで再度の赤旗となり、これをもって公式練習はタイムアップとなった。

 

 

GT300 Class
■GT300では早々にタイムを出したLEON PYRAMID AMGがそのままトップとなる

 

 

 GT300クラスは、開始8分でNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)の蒲生が1分44秒409を記録してトップとなる。これにNo.9 PACIFIC hololive NAC Ferrari(木村武史/ケイ・コッツォリーノ)、No.88 Weibo Primez ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が続く序盤となった。

 

 

 

 

 開始35分で88号車の元嶋は1分44秒426までタイムを刻み、2番手に浮上。直後にNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)も1分44秒744を記録して4番手に。セッション中盤には前戦SUGOで優勝したNo.2 muta Racing GR86 GT(加藤寛規/堤優威)が5番手に上がってきた。

 

 

 

 

 混走終了時点でトップは65号車。以下2~6番手は88号車、9号車、52号車、2号車、No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)。その後、10分間のGT300クラス専有走行が行われ、No.87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3(松浦孝亮/坂口夏月)がタイムを縮めて6番手に上がった。だがトップ5は変動のないまま、走行は終了となった。

 

 

 

 

 

 

GT500クラス・トップタイム

笹原 右京(No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT)

「間違いなく上位で戦えそうなポテンシャルはある」

 

 今回は、持ち込み(事前のセッティング)からチームが結構いいクルマを用意してくれていたので、走り始めに乗ったときから『あっ、速いな』という感じの手応えがありました。そこから試したいものをいろいろと試して、これはいい、これは悪いというジャッジもできました。
 ただ最後、(GT500の)専有走行で(赤旗終了となり)アタックすることができなかったので不安要素はありますね。でも、間違いなく上位で戦えそうなポテンシャルはあるんじゃないかなと感じています。なので、専有で走って(アタックをして)いれば、たぶん(トップタイムよりも)1.5秒くらい速かったんじゃないかなという手応えはあり、予選に関しては心配する要素はないのかなと思います。
 でも今後、どうコンディションが変わるかが未知数なので、レースではちょっとわからないです。オートポリスは、レースになって距離を走ってからいろいろ出てきそうな気がするので、その辺を先に予測することができたらといろいろ情報を集めているところです。午後からのアタックは僕がQ1を担当します。がんばります!

 

 

GT300クラス・トップタイム

蒲生 尚弥(No.65 LEON PYRAMID AMG)

「予選はこんなにうまくいかないと思っている」

 

 クリア(ラップ)がうまく取れて、それで最初にバシッとタイムが出ただけで、予選になればもっと速い(タイム)になるでしょうし、こんなにうまくいかないとは思っています。ただ、オートポリスは予選ももちろん上位にいられればいいんですけど、決勝をコンスタントに走る方が大事だと思っています。
 ほかのクルマと比べたら33kg(のサクセスウェイト)は軽い方だと思いますし、そんなに影響はないと思っています。オートポリスはメルセデスAMG(GT3)との相性もそんなに悪くないと思うので、クルマの特性を活かせるようにがんばります。
 予選(の目標)は、まずはQ1をトップして、Q2に繋げたいですね。

 

 

Page Top