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Race Report
2022.10.02
The Voice_03:決勝上位コメント/GT500

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【The Voice_03】
決勝上位コメント/GT500

 

 

2位/No.100 STANLEY NSX-GT

 

 

 

 

山本 尚貴
ようやく表彰台という結果を残すことができた

 

「ピットのタイヤ交換で少し失敗してしまって(タイム)ロスがあったんですけど、その前に17号車(Astemo NSX-GT)が19号車(WedsSport ADVAN GR Supra)を仕留めて、彼らの前に出られた後のペースが結構調子良さそうで警戒はしていたんですが、案の定、ピットのタイミングで彼らに前に出られたときには、結構厳しいなと正直思ってたんです。その予想が当たってしまって、もう途中から急激に(タイヤが)グリップしなくなって、最後は前を追い上げるっていうよりは防戦一方で。うしろを常に見続けながらレースする形になってしまったので、本来描いてた展開どおりには行きませんでした。ただ、勝つことはできなかったですけど開幕戦以来の表彰台で、ずっと苦労していた中でようやく表彰台というひとつの形……結果を残すことができました。
 (後続との差を詰められた要因として)良くなかったのは、FCYでみんなは(時速)80kmで走っているはずなんですが、僕の前にはGT300クラス車両が2台いて、おそらく制限速度がちょっと遅くて……(苦笑)。僕は彼らを抜くことはできないので彼らの遅い速度に合わせないといけなくて。逆に24号車はフリーで常に(時速)80キロで走っていたので、 FCY中なのにギャップを詰められてしまったということも、自分たちのアンラッキーなところでした。ただ、(タイヤの)内圧がちょっと下がって、ヒートアップしてたものがちょっと下がったおかげでFCYが入る前よりは、解除されたあとの方が一瞬クルマのコントロールはしやすかったんですけど、もう後半はタイヤが本当になくなった感じがあって。で、もう最後は本当に”曲がる””止まる”が精一杯でした。
 チャンピオンは欲しいですし、去年の悔しい思いもあります。今年は(チーム代表でもあった高橋)国光さんが亡くなられたシーズンで特別な思いのあるシーズンになってるので、チームのためにも国光さんのためにも勝ってチャンピオンを決めたい。もうその思いだけで最終戦に乗り込みたいなと思ってます」

 

 

牧野 任祐
しっかり自分の仕事はできたかなと思う

 

「僕自身のプランというか、1周目になんとかして(前に)行きたいなっていうのがあってちょっと狙ってはいたんですけど、 24号車(リアライズコーポレーション ADVAN Z)もウォームアップが早くて。1周目に(前に)行けなかったら、逆に落ち着いて、自分のスティント後半で勝負できたらいいかなと思ってたんですけど……。自分自身もペースをできる限り上げてはいましたが、それ以上に24号車が速くて追いつけないかなぁ〜ぐらいの感覚で行ってたんです。ちょっと厳しいスティントにはなったかなと思います。
 前戦のSUGOは1周目で……あのときは19号車(WedsSport ADVAN GR Supra)ですけどパスできたんで、今回もそれを狙ってたんですができなかったんで……。その後はしっかり自分の仕事はできたかなと思います。
 20年はすごい混戦の中のチャンピオン争いで、昨年は追いかけられる側の立場だったんですけど、今年はすごいシンプルな最終戦になると思うんで、チャンピオンどうこうよりも、まず勝てるようにしっかりみんなでがんばっていきたいと思うんで、ガンガン行きたいなと思います」

 

 

 

 

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3位/No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z

 

 

 

佐々木 大樹
本当に速さを見せれたので、そういう意味では良かった

 

「オートポリスとなると、やっぱりタイヤの状況とか(タイヤかすなどが付着する)ピックアップだったりとか、いろんな問題の可能性がある中で、せっかくポールポジションの位置を獲れたので、もう序盤からプッシュして、それで(タイヤが)タレてしまったらしょうがないというか……。もうとにかく、チームからも”プッシュして!”と言われました。それが戦略として良かったというか、ペースも速くて後続を引き離せたので、今日のレースは、本当に前回の富士(決勝3位になった第4戦)よりも勝てたんじゃないかなっていうところがありました。今後に向けて反省点もあるんですけども、本当に速さを見せられたので、そういう意味では良かったかなと思います。
 (結果を振り返り)今回のオートポリスでは、コース特有のニュータイヤとユーズドタイヤの差が大きかったりとか、やっぱり早めにピットインする車両が多かったので、その中でアウトラップの車両にタイミングで重なってしまったりとか……。レースなんでそれがうまくいくこともあれば、悪くいくこともあるんですけど、やっぱりタイミングであったり、周りの他車が逆にうまくいったということで。その分、ピット作業のタイミングで(前に)行かれてしまったので、今日は速さではたぶん一番だったと思います。そこは自信を持って、あとは今後の課題としては状況把握であったりとか、もっとうまくできればチーム全体が強くなるので、そこはまたチームと一緒にがんばっていきたいなと思ってます。
 去年のもてぎは、ヨコハマタイヤがワン・ツーを予選で獲りました。決勝に関しても、ちょっとウォームアップの問題ということもあったんですけども、今年になってそこはすごく改善されてる方向です。ヨコハマタイヤはもてぎ一番相性がいいので、予選から速さを発揮して決勝でも今回みたいな強いレースができたらなと思ってます」

 

 

平手 晃平
ふたりでがんばってやってこれたのかなと思う

 

「前半、佐々木(大樹)選手がものすごくいいペースで(後続を)離してくれました。タイヤやクルマの状況、それにペースを見てたら、『充分に勝てるポテンシャルがあるな』っていうふうに確信できました。ただ、戦略的には(ルーティンの)ピットインのタイミングで せっかくのリードを失ってしまって、追いかける形になったんで……。でも(レース)前半の佐々木選手の走り見てれば、後半、たぶん前(のクルマのタイヤ)が垂れてチャンスが来るだろうなと思って必死に追いかけたんですけど、山本尚貴選手のすごくいいブロックをうまく抜け出すことができなくて、追い詰めることはできたもののもう一歩、二歩が届かなかったのはすごく悔しいです。
 前回の富士の3位(第4戦)のときもそうだったんですが、やっぱりチームとしても我々はまだまだ成長しなきゃいけない部分がありますね。今年はもう一戦あるので、そこですべてうまく噛み合うようにチームで反省して、最終戦に挑みたいなと思います。速さという意味では、予選でも、今回佐々木選手が証明してくれましたし、見ていただいているように、今シーズンはヨコハマタイヤがここまでポールポジションを何回も獲っているように速さはあります。車両に関しては、かなり今、煮詰まっていてすごくいいところにあるので、レース中の戦略をしっかりと綿密に練って、そこでやられないように(先行されないように)して最終戦に挑みたいなと思います」

 

 

 

 

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