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2022.11.05
FIA-F4選手権の第2世代車両が最終戦もてぎでデモランを行う

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 11月5日、2022 SUPER GT 最終戦の舞台となるモビリティリゾートもてぎにおいて、FIA-F4選手権の2024年度から導入される第2世代車両のデモランが実施された。

 

 

 

 

 

 この日の正午過ぎ、ピットウォークが行われているなか、コントロールタワー前からゆっくりと第2世代車両が動き始める。ステアリングを握るのは、服部尚貴プロジェクトリーダーで、現行車両よりサイズアップしたブラックボディの第2世代車両はコースを2周した。

 

 

 

 

 

 

 第4戦富士のGTA定例会見で「第2世代車両を最終戦のもてぎでお披露目したい」と語っていた株式会社GTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表は、デモランを見届け、「エンジンサプライヤーのトムスさん、シャシーサブライヤーの東レ・カーボンマジックさん、そしてエンジオルサプライヤーのペトロナスさん、タイヤサプライヤーの住友ゴム・ダンロップさん、ホイルサプライヤーのTWSさん、皆様の協力のもと、8年経ったFIA-F4が、2024年より第2次世代の新しい車両となります」と各社への謝意を示しつつ、FIA-F4初開催から8年が経った現在も、若手育成プロジェクトとして継続していることをアピール。また、「F3(現・全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権)やスーパーフォーミュラ、そしてF1と様々な道で活躍しております」と卒業したドライバーたちの躍進を称える一方で、「確固とした信念を持ち、日本のモータースポーツを育てあげたいという一心から、このFIA-F4をはじめましたが、我々は若手育成とともに、日本のモータースポーツの認知度を向上させるために努力してきます」と、レースファンに向けてアピールした。

 

 

 

 

 

 

 

 このあと、デモランを行った服部プロジェクトリーダーが“NEW FIA-F4”をインプレッション。自身初となったHALO装着車両のドライブについて、「“これ、前が見にくいんじゃないか”って思っておられる方がいるんじゃないかと思います。僕も邪魔じゃないかなと思って乗りましたが、走り出したらまったくあることを忘れるぐらい何にも目に入ってこないんです」と、安全性向上に欠かせない新たな変更点をピックアップしてコメントし、「再来年からレースになる(導入される)んですが、このクルマからSUPER GT、そしてスーパーフォーミュラ、またF1まで行ってくれるドライバーが育ってくれることを本当に心待ちにして、このクルマを送り出したいと思います」と、近い将来展開される新型車両でのレースに向けて、期待を寄せていた。

 

 

 

 

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