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2023.03.04
開幕を控え鈴鹿ファン感謝デーがSUPER GT関連イベントで盛り上がる! 5日まで鈴鹿で開催

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 早朝から好天に恵まれた3月4日、鈴鹿サーキットではシーズン開幕前のカウントダウンイベント「2023 SUZUKAモータースポーツファン感謝デー」が開幕した。“鈴鹿ファン感”は1988年に初開催され、今ではこの時期の風物詩ともなっている恒例のモータースポーツイベントだ。SUPER GTのGT500マシンによるデモレースは勿論、SUPER GT参戦の選手が参加するコンテンツやトークショーなども行われ、大いに盛り上がっている。イベントは明日5日(日)まで開催される。

 

 

 

 

 2023 AUTOBACS SUPER GTは1週間後に岡山国際サーキットでの公式テストが行われ、4月15、16日には開幕戦岡山を迎える。それだけに参加のGT500チームにはエキシビションでありながらも、貴重な走行機会と言えよう。
 この鈴鹿ファン感謝デーに参加したのは今季エントリーの15台の内、13台(No.3 Niterra MOTUL ZとNo.23 MOTUL AUTECH Zが不参加)。ただし、残念ながら前日のテストでトラブルがあったNo.64 Modulo NSX-GTが参加を取り止めた。またNo.14 ENEOS X PRIME GR Supraは山下健太が、けがの治療のために欠席となった。

 

 

 

 

 午前9時半にオープニングとなり、2023年の“鈴鹿ファン感”が始まる。まずは、昨年のGT500チャンピオンである平峰一貴とベルトラン・バゲット(No.1 MARELLI IMPUL Z)や『新・永遠のライバル対決』に出演するNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraの脇阪寿一監督など、イベント参加の全員が登場。ピットプラットフォーム開口部に設けられた“登場ゲート”から現れるたびに、コース上では炎が立ち上り、スタンドの観客からも歓声が上がっていた。

 

 

 

 

 そしてコースでは『ファン感 スペシャルバトル 2023』が行われる。これは昨年のイベントで初開催されて大人気のコンテンツで、今回はTOYOTA GAZOO Racing、Honda Racing、NISMOのドライバー混合によるチーム戦形式のスペシャルバトルだ。伊沢拓也(No.64 Modulo NSX-GT)が監督を務めるチーム・タクヤと、片岡龍也(No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG)が監督を務めるチーム・タツヤの対抗戦で行われた。

 

 

 

 

 

 使用されるクルマはGT500クラスに参戦する3メーカー自慢のTOYOTA GR86とHonda CIVIC Type R、NISSAN ノート・オーラ。競技は直線を全開で走りながらピットサインとして提示された写真を視認して何が写っているのかを判断したり、スラロームでタイムを競ったり。あるいはアクセル全開で走行しフルブレーキングで目標ラインにどれだけ近くで停車できるか、コース上に置かれた風船を左フロントタイヤで踏んで割ったり。そんな変わったドライビングスキルが要求されるゲームで争われた。

 

 

 

 

 ゲームはチーム・タクヤが先制する展開となったが、最後のゲーム、風船を左フロントタイヤで踏んで割るゲームでチーム・タツヤの笹原右京(No.37 Deloitte TOM'S GR Supra)が風船5個のうち4個を割り、しかも通過タイムも最速で、チーム・タツヤが大逆転を果たした。

 

 

 

 

 そして、今年の鈴鹿ファン感謝デーで目玉イベントの一つ『SUPER GT GT500 プレシーズンマッチ』が始まる。今季参戦するGT500クラスのマシンが出走するデモンストレーション・レースだ。

 

 

 

 

 初日の参加12台のステアリングを握るのはベルトラン・バゲット(No.1 MARELLI IMPUL Z)、佐々木大樹(No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z)、野尻智紀(No.8 ARTA MUGEN NSX-GT)、福住仁嶺(No.16 ARTA MUGEN NSX-GT)、松下信治(No.17 Astemo NSX-GT)、牧野任祐(No.100 STANLEY NSX-GT)、大嶋和也(No.14 ENEOS X PRIME GR Supra)、阪口晴南(No.19 WedsSport ADVAN GR Supra)、宮田莉朋(No.36 au TOM'S GR Supra)、ジュリアーノ・アレジ(No.37 Deloitte TOM'S GR Supra)、立川祐路(No.38 ZENT GR Supra)、関口雄飛(No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra)と、今季の活躍が期待されるドライバーたちで観客も大満足。

 

 

 

 

 プレシーズンマッチは昨年のランキング順でグリッドに並び、フルコースで本番並みの臨場感で行われた。セーフティカーに先導されて1周のローリングラップの後にスタート。レースは栄光のチャンピオンナンバー“No.1”も誇らしげなNo.1 MARELLI IMPUL Zのバゲットが、一旦首位を明け渡しながらも、ファイナルラップに逆転勝利を飾る。今季も、この1号車を中心に変わらずの激戦に期待ができそうだ。

 

 

 

 

 GT500マシンのデモレースを終えるとグリッド&ピットウォークとなる。走り終えたGT500各車は、ピットに収まって多くのファンに応えた。各車のドライバー、監督たちは、ファンの記念写真の声に応え、さらに色紙やフラッグにペンを走らせていた。ここでもSUPER GTの人気の高さが改めて証明された。

 

 

 

 

 その後、脇阪寿一監督らが参加した『新・永遠のライバル対決』では、これまでの3人のレジェンドドライバー、脇阪寿一監督と本山哲さん、道上龍さんに加えて高木虎之介監督(No.14 ENEOS X PRIME GR Supra)が参戦。

 

 

 

 

 

 そして今回の“対決”はGR86を使っての本山vs道上、脇阪vs高木の組み合わせで鈴鹿東コースを3周のデモレースだ。この日は予選の扱いで本山と脇阪が勝ち上がり、翌日曜日の決勝に臨むことになった。

 

 

 

 

 一方、スタンド裏のGPスクエアに設置されたGP SQUARE STAGEでも多くの楽しいコンテンツが行われた。この日はSUPER GTチャンピオンズトークショーなどが行われ、日曜にもSUPER GTドライバーたちがテーマを凝らしたトークショーに参加する予定だ。ぜひ鈴鹿サーキットの公式ホームページで予定を確認の上、5日の鈴鹿ファン感謝デーに訪れてほしい。

 

 1週間後(3月11〜12日)には岡山国際サーキットで、GT500だけでなくGT300の各車も勢揃いしての公式テストが開催される。さらに25、26日には富士スピードウェイでの公式テストが行われる。そして、待望の開幕戦岡山、4月15、16日を楽しみにして欲しい。

 

公式テスト岡山のご案内はこちらから

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