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2023.03.15
自由民主党MS振興議員連盟の総会で坂東GTA代表が「環境問題に対する社会的責任を果たしつつ“音”のあるレースを継続していきたい」と語る

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 3月15日、自由民主党本部(東京都千代田区)で自由民主党モータースポーツ振興議員連盟の定時総会が開催され、SUPER GTを運営する株式会社GTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表取締役をはじめ、株式会社日本レースプロモーション(スーパーフォーミュラ運営団体)など国内モータースポーツ関係団体が出席。各シリーズにおける今シーズンの取り組み等について説明した。

 

 


前列左から司会の山本左近事務局長、中央2人は三原じゅん子幹事長、古屋圭司会長、
右はGT500クラスチャンピオンの平峰一貴選手、スーパーフォーミュラでチャンピオンとなった野尻智紀選手、そしてJRCAの新井敏弘会長。

 

 

 この総会には自動車メーカー関係者やスポーツ庁、経済産業省、警察庁などの省庁関係者も出席した。司会進行は、SUPER GTやF1でも活躍したレーシングドライバーでもある衆議院議員の山本左近事務局長が進行をつとめ、同議連の会長である古屋圭司衆議院議員の挨拶から始まった。

 

 

 

 

 続いて各モータースポーツ団体による活動報告が行われた。SUPER GT/GTAはドライバーを代表して昨シーズンGT500クラスでチャンピオンを獲得したTEAM IMPLの平峰一貴が「チャンピオンを獲得するに至るまで、いろんな戦いがありました。勝ったことも負けたこともありましたが、すべての戦いにおいて、こんなに身体に染みて、とてつもない感動をみんなで分かち合える素晴らしいスポーツは他にないのではと思っています。これからもドライバーとして、皆さんや子どもたちに夢を与えられるようがんばります」とスピーチした。

 

 

 

 

 坂東代表は今季について「今シーズン、SUPER GTはトヨタ、ニッサン、ホンダの3メーカーが参戦するGT500クラスが15台、国内外の8メーカーが参戦するGT300クラスが27台、合わせて計42台がタイトル獲得を目指し戦います。タイヤはブリヂストン、ダンロップ、ミシュラン、横浜ゴムの4メーカーが供給し、国内で8戦を開催します」と説明した。

 

 

 

 

 そして議題はモータースポーツにおけるカーボンニュートラルへの取り組みに関するもとなる。これも各団体がそれぞれの取り組みについて発表。坂東代表は「(我々は)2030年までにCO2を50%削減するという目標を掲げ、骨子を昨年打ち出しました。その一環として今シーズン、基本的に化石燃料を使用しない木材からの廃棄物等を原料とする“カーボンニュートラルフューエル”を導入します。また各サーキットに協力してもらいパドック内のゴミの焼却を削減し、森林保全活動として山梨県の道志村や岡山県の美作市を通じた資源保護活動も継続します。これらの取り組みで環境問題に対する社会的責任を果たしていき、その中で内燃機関を使った“音”のあるレースを継続していけるよう努力していきます」と、報告した。

 その後、古屋会長や三原幹事長が中心となり、自動車モータースポーツの振興に関する法律案の成立に向け、参加した議員たちと各省庁関係者、各モータースポーツ団体の代表者らにより時間いっぱいまで議論が交わされた。

 

 

 

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