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Race Report
2023.05.04
第2戦 富士スピードウェイ:優勝記者会見

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第2戦 富士スピードウェイ:優勝記者会見

GT500 Class

No.36 au TOM'S GR Supra

 

坪井 翔

「今回は絶対(勝ちを)獲るという気持ちで臨んだ」

 僕らは(前戦の)岡山で悔しい思いをしていたので、今回は絶対(勝ちを)獲るという気持ちで臨んだんですけども、予選6番手から決勝をしっかり見据えた戦略だったり、タイヤだったりクルマだったり、あくまで450km先で優勝するためのシナリオを練習走行(公式練習)から組み立てていたので、予選順位はちょっとうしろでしたが全然心配していませんでした。

 ただ、ちょっと1(TGR)コーナで思いっきり追突されて(苦笑)……。“クルマ、壊れたんじゃないか!?”と思うぐらいの追突だったので、ちょっと心配だったんですけどクルマは壊れてなくて。それでちょっと順位を落としてしまったんですけど、ペースが良かったので一台一台丁寧にオーバーテイクすることができて、最終的にはほぼトップで第1スティントを終えることもできたし、第2スティントはしっかりリードを広げることができて、できるすべてをしっかりこなせました。結構リードを築けている展開だったので、セーフティカーとかFCYとか、”何も起きないでくれ”と思いながら、しっかりタイヤマネージメントして、次に宮田(莉朋)選手が乗るのでのびのび乗ってもらえるように、少しでも大量リードを築いてしっかりプッシュしてバトンタッチできたと思うので、非常にいいスティントを走れたかなという風に思ってます。

 GR Supra勢としては、毎年鈴鹿は結構苦戦を強いられているサーキットのひとつなので、なんとか今年はクルマ、タイヤ含めてしっかりアジャストしていかないと、なかなか厳しい戦いになると思います。そこに向けてはしっかり準備していきたいと思いますけど、非常に今いい流れなので、ここからは結構(サクセスウェイトが)重くなるので、次も優勝争いっていうわけには多分いかないと思いますが、1点でも多く取ることがSUPER GTでチャンピオンを獲るにはすごい大事になってくるので、しっかりこの好調さ、流れっていうのをキープして、次の鈴鹿は1点でも多く取れるレースにしたいなという風に思います。

 

 

 

宮田莉朋

「岡山で悔しい思いをしたぶん、しっかり晴らすことができてすごくうれしい」

 僕はうしろに10秒差ぐらいの状態でラストスティントを担当しました。アウトラップからプッシュして、ストラテジー(戦略)的には特に100号車のピットストップタイムがどのぐらいなのかわからなかったので、ここのアウトラップと最初の数周が勝負だなと思っていました。そこでがんばったこともあって(後続車と)差が少し開いたし、最終的に大きな差で優勝できて……。岡山で悔しい思いをしたぶん、ここでしっかり晴らすことができてすごくうれしいですし、最初のスティントと2スティント目の坪井(翔)選手ががんばってくれたからこそ、この大量リードで優勝できたので、ほんとにチームと坪井選手に感謝しています。

 鈴鹿はGR Supraがちょっと苦手意識があるコースだと認識しているので、富士とか得意なコースでポイントを多く獲らないといけないっていう風に思っています。逆に鈴鹿には苦手意識はありますけど、チャンピオンを獲るためにも、最低限ポイントを積み重ねる(ことが必要になる)。今回優勝したんでサクセスウェイトも積まれるし、そのなかでしっかり一戦一戦ベストを尽くしていきたいなと思います。あとは、去年、僕はその鈴鹿でも、その中でも表彰台に上がったサーキットでもあるので、変に苦手意識を強く持ちすぎずに、いつもの僕らの 準備とレースペースでしっかり戦い抜きたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

GT300 Class

No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R

 

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

「僕たちの強さを見せられた2日間だった」

 まずは優勝できて本当にうれしいです。僕たちの強さを見せられた2日間だったと思いますし、チームも本当に素晴らしい仕事をしてくれました。公式練習の時からクルマのポテンシャルの高さを感じていましたし、ひとつひとつのステップが間違いなかったと思っています。とにかくミスをしてはならないと、それだけはみんなが注意して戦ってきました。

 僕たちは戦略どおりのセッティングをしてレースに望みました。2号車は僕たちとは違う戦略を採ったので比較することは難しいですが、彼らのパフォーマンスは素晴らしいものだったと思いますし、勝てるだけのパフォーマンスはあったと思っています。でも、それ以上に僕たちの戦略がうまくいって勝つことができました。この場を借りて、チームやヨコハマタイヤ、日産に感謝したいと思います。

 開幕戦はうまくいきませんでしたが、それをリカバリーできましたし、予選・決勝でフルポイントを獲得できたことは非常に重要なことですし、うれしく思っています。次のレースでは僕たちは66kgのサクセスウェイトを積むことになりますが、鈴鹿サーキットはストップ&ゴーのコースではなく、リズムを利用してうまくパフォーマンスが見せられるコースなので、いいセッティングが見つけられれば、また強い戦いを見せられると思います。目標はトップ5、がんばって結果を出したいと思います。

 

 

 

名取鉄平

「JP選手がマージンを稼いでくれたおかげで余裕をもってレースできた」

 ここまでマシンを作ってくれたチームのみなさん、そして僕を起用してくださった日産/NISMOのみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。それとJP(デ・オリベイラ)選手もかなりいいスタートをして、マージンも稼いでくれたおかげで、僕も余裕をもってレースをすることができました。

 僕のスティントでは2号車とかなり接近したバトルをしていたのですが、公式練習から2号車のタイヤのロングランがすごく強そうに見えていたとおり、やっぱり速くて、追いつきそうで追いつけないという状況が続いていました。でも、GT500車両が絡んだ一瞬の隙でなんとかオーバーテイクすることができたので、GTらしいレースができたかなと思います。その後、追い詰められるシーンはあったんですけど、GT500車両を利用してマージンを広げることができたので、それが勝利につながったかなと思います。(優勝できて)素直にうれしい気持ちです。

 JP選手が言ったとおり、鈴鹿では66kgのサクセスウェイトを積むことになりますけど、鈴鹿はGT-Rが得意としているサーキットでもありますし、次の鈴鹿での獲得ポイント次第で後半戦が左右される重要なレースだと思うので、チャンピオンに向けてがんばりたいと思います。

 

 

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