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2023.05.08
GTエントラント協会主催によるGT300クラス専有走行テストが実施される

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 5月8日(月)、鈴鹿サーキット(三重県)で、SUPER GTのGT300クラスに参戦する21台が参加し、GTエントラント協会が主催するGT300クラスの専有走行テストがスタートした。快晴に恵まれたなか、午前2時間、午後2時間の合計4時間のテストが行われた。

 

 SUPER GTでは、「音の出るレース」を将来に向けて継続するべく、2030年までのシリーズ全体のCO2排出量半減を目指した環境対応ロードマップ『SUPER GT Green Project 2030』を2022年11月に明らかにしている。その一環として、2023年からハルターマン・カーレス社製のカーボンニュートラルフューエル『GTA R100』を全車両で導入する予定となっていた。

 ただ、2023年3月に行われた岡山、富士での両公式テストを踏まえ、車種やエンジン形式等、さまざまなバラエティをもつGT300クラスでは、一部対応に時間を要している車両があったことから、第3戦鈴鹿大会まで『GTA R100』の導入を延長した。

 

 

 

 

 第2戦富士が終わったばかりの5月8日(月)〜9日(火)の2日間に渡り、鈴鹿サーキットで実施される専有走行は、カーボンニュートラルフューエル『GTA R100』のGT300車両での使用を目的としたもの。SUPER GT参戦チームで構成されるGTエントラント協会が主催し、今季シリーズに参戦している27台中21台が参加。レギュラー参戦しているドライバーが顔を揃えて行われた。

 第2戦の後、富士スピードウェイで整備を行ったチームも数多くいるなか、GT300車両は5月7日(日)に鈴鹿サーキット入り。この日は終日雨模様だったが、5月8日(月)は朝から晴天に恵まれ、風が強いこともあってかドライコンディションに転じ、午前10時からセッション1が行われた。

 

 午前は開始から30分が経とうかというタイミングで、No.6 DOBOT Audi R8 LMSがストップしたことから一時赤旗が出されたが、6号車はその後15分ほどで走行を再開することができた。

 その後は中断なくセッションが続き、セッション1のトップタイムを記録したのはNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT。山内英輝のドライブ中にデグナーでコースアウトするシーンのあったが、その後1分57秒556を記録した。2番手はNo.6 DOBOT Audi R8 LMS、3番手はNo.88 JLOC Lamborghini GT3という順位となった。

 

 

 

 

 

 午後2時からスタートしたセッション2も晴天のもとスタートしたが、開始から10分過ぎにヘアピンで午前中トップのNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTがストップ、赤旗が出された。原因はまだ調査中とのことだが、白煙も上がっており、その後セッション2は走行することができなかった。またNo.30 apr GR86 GTも9周のみの周回に留まっている。

 セッション2は各車ともロングランを行うなど積極的に走行を重ねていたが、第2戦で優勝を飾ったNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rが1分57秒977を記録しトップに。2番手にはNo.2 muta Racing GR86 GTが1分57秒994で続き、3番手にはNo.6 DOBOT Audi R8 LMSが1分58秒035で続いた。

 

 

 

 

 

 なお今回、『GTA R100』を全車が全セッションで使用したわけではなく、特に岡山公式テストで対応に時間を要していたチームが多く使用した。一方で、この日は使用せず2日目のみの使用に留めるなど、各チームによって対応は異なっていた。

 

 テストは明日5月9日(火)も本日同様に午前10時からと、午後2時から各2時間のセッションが行われ、観覧も可能となっている。

 

 

【GTE専有走行テスト鈴鹿】走行1回目リザルト

【GTE専有走行テスト鈴鹿】走行2回目リザルト

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