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Race Report
2023.06.03
Rd.3 鈴鹿 ポールポジション記者会見

Rd.3 鈴鹿 ポールポジション記者会見の画像

第3戦 鈴鹿サーキット:ポールポジション記者会見

GT500 Class

 

※予選後にGT500順位変更があったため、36号車の両選手は会見とは別に取材しております。ご了承ください。

 

No.36 au TOM'S GR Supra

 

坪井翔

「クルマのフィーリングが良くアタックもしっかりできた」

(GT500クラスでは自身の)初めてのポールポジションなので素直にうれしいです。(Q2で)しっかり2位という結果を残したからこそポールポジションが舞い込んできたので、非常にうれしいんですが……。なにせ“繰り上がり”だし、知ったのも夜になってからだし(苦笑)。初なので、喜びを爆発させてみんなと分かち合いたかったんですけど、もう明日の決勝を見据えて話し合いをしている中で、“ポールです”と言われても喜びは半減しちゃいましたね。とはいえ一番前からスタートできるので抜くことをしなくていいし、ぶっちぎれるようなレースができればいいのかなと思います。

 鈴鹿だと(サクセスウェイトの)40Kgは効くので、(鈴鹿が)始まる前は、Q1を通れないと思ってたんです。でも公式練習から結構調子が良くて、『あ、これはQ1を通れそうだな』と思って……。ただ、ポール(ポジション)争いは正直できないかなっていうところはありました。やっぱりヨコハマタイヤ勢も速いし、(36号車のサクセスウェイトも)重いので。でも、ちょっと厳しいけど、Q1を通過してなるべく1つでも(グリッドの)前に……特に(サクセスウェイトが)重い日産勢(23号車、3号車)だったり、100号車の前に出たいなっていうところはありました。僕自身がもう1年以上ぶりのQ2で、久々にちょっと緊張しちゃったんですが、結構クルマのフィーリングが良くて、アタックもしっかりできたので、本当にいい予選だったと思います。

(Q1を担当の宮田莉朋からは)クルマだったりタイヤだったり、細かいところのアドバイスを……ほんとに細かくしてくれました。僕がどのタイミングでどういう風にアタックしたらいいか、イメージできてたので、ほんとに彼に感謝です。彼のフィードバックがあったから、しっかりアタックができたので、チームワークで手にしたポールポジションかなって思います。朝から強く風も吹いていましたが、午前中よりも予選のほうが風が強く、さすがにそこまで予想できませんでした。聞いてはいたんですが、さすがに行ってみない(走ってみない)とわからない部分でした。ただ、その辺も大きなミスすることなく、風も味方にしつつタイムが出せたと思うので、良かったです。

 チャンピオンシップを考えると、レースで勝って(第2戦富士から)2連勝できたらめちゃくちゃいいと思うので、明日はそういうレースがしたいと思います。がんばります。

 

 

 

宮田莉朋

「結果だけを追うのではなく、ベストを尽くしていいレースをしたい」

 今回は走り出し(公式練習の最初)を僕が担当して、Q1も僕が行きました。TOM'Sでは今までこういう経験をしていなかったので、ちょっと不安というか……(サクセス)ウェイトも積んでいるのでQ1を突破できるかどうか、自信もなかったんです。もちろん(予選で)トップを目指していましたが(サクセス)ウェイトが重いというハンデを背負っているので、『Q1を突破できればいいな』と思って鈴鹿に来たんです。そのなかで、公式練習もトラフィックがあったのにいいタイムを出すことができましたし、トップタイムに近いポジションにも居ることができました。

 担当したQ1ではアタックしている最中にいくつか不具合があって、満足のいくアタックはできなかったんです。ただ、Q1を通過することが一番の使命だったので、それをしっかりと成し遂げたのは良かったと思います。あとは、僕のアタック中に起きたトラブルの内容と、坪井(翔)選手がしっかり100%アタックできるように(Q2に向けて)インフォメーションを伝えました。(サクセス)ウェイトを積んでいるなかでこの位置に来られたことは、僕たちとして上出来だと思います。鈴鹿はGR Supraとしてちょっと鬼門のように思っていたのですが、僕らが準備してきたことで結果を示すことができたので、安心しました。

 僕個人としては、ポールポジションの位置からスタートするのが2021年以来(第7戦もてぎでNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra)なんです。久々のポールポジションですし、まさか前回優勝してその次のレースでポールポジションからスタートができるとは思ってもみなかったのでもちろん勝ちたいですが、結果だけを追い求めるのではなく、ベストを尽くしていいレースをして、しっかりとポイントを積み重ねたいと思います。

 

 

 

 

 

GT300 Class

 

No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT

 

井口卓人

「率直にホッとしているというのが一番強い思い」

 もう本当に、率直にホッとしているというのが一番強くあります。開幕戦も第2戦もQ1を担当させてもらったんですが、Q2にいけないというかなり歯痒い2戦を過ごして、ニュル24時間に行っても、富士の24時間(スーパー耐久)に行っても、ずっとQ1のことばっかり考えていました。夢にもQ1が出てきて、また落ちてというのを繰り返して、“自分は今年、Q1通るのかな”という不安な思いでこの鈴鹿に乗り込んだんですけど、走り出しからすごくバランスも良くて、(公式練習での)山内(英輝)選手のタイムも素晴らしかったですし、そこから僕の予選Q1に向けて、チームのアジャスト、予選のコンディションに合ったタイヤとトータルバランスがすごく良かったので、Q2につなぐことができました。Q2の山内選手も素晴らしいアタックでポールポジションを獲ってくれて、BRZがここ(ポールポジション)に戻ってきてくれたので、チームと山内選手に感謝しています。

 明日はこの素晴らしい位置からスタートできるということで、本当に悔いなく、チーム全員で気持ちのいいレースをしたいと思います。シリーズを考えても、ここは落とせないと思うので、しっかりとファンのみなさんと450kmを戦って、笑顔でまたここに戻ってこられるように精一杯頑張りたいと思います。最後まで応援よろしくお願いします。

 

 

 

山内英輝

「このポールポジションは本当に価値のあるもの」

井口(卓人)選手と一緒ですごくホッとしています。1戦目、2戦目とうまく噛み合わなかったなかで迎えた鈴鹿だったので、どうしてもここでポールポジションを獲って、明日の決勝に向けて多くポイントを獲りたいという思いで来ました。このポールポジションは本当に価値のあるものだと思います。そばにいて、井口選手がどれだけ悩んでいたのかが僕自身にも伝わっていたので、友人として、(井口選手が)Q1を通過できたことにまずホッとしましたし、その期待に応えて、Q2でタイムを出せたことが嬉しい気持ちでいっぱいです。
 今日、こういった結果で終われたので、明日もこの結果で終わりたいなと心から願います。予選ではラバーが乗って、ダンロップさんにとっていい方向に路面状況が進んでくれたので、明日もこの状況で“無敵”のダンロップさんのタイヤが出てきてくれたら嬉しいなと思います。ともかく今、失うものはないので、全力で1周1周気持ちを込めて走り、チームメイトとチームと頑張っていきたいと思います。

 

 

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