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Race Report
2023.06.04
Catch Up_01:No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z

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【Catch Up_01】
最後尾からの追い上げを誓う

 

予選日の朝、公式練習でトップタイムをマークしたNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z。その勢いは変わらず、午後からのノックアウト予選では、まずQ1で佐々木大樹選手がトップとわずか0.077秒差の2番手で通過し、Q2では、そのバトンを受け取った平手晃平選手が1分44秒320をマークしてトップに立った。チームとして今シーズン初のポールポジションとなるはずだったが、予選後の車両検査において「不合格」という結果に。まさかの結末に衝撃が走るなか、チーム監督の近藤真彦氏に話を訊いた。

 

 

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近藤真彦監督
ルールはルール、言い訳はしない

 

──GT500テクニカルレギュレーション違反によるタイム削除となりました。

 

近藤:仕方ないですね。言い訳はありません。ルールからはみ出たわけですからね。きちんとしたルールがあって、それをきっちり守っているチームがいるなかで、うちは気の緩みがあったというか、きちんと守れなかったということです。そこは謙虚に受け止めています。

 

 

──公式練習から速さを見せていただけに、悔しさが募ると思います。チームに、またドライバーにどのような声をかけましたか?

 

近藤:今回、新しいコンパウンドのタイヤのパフォーマンスが良くて、朝からいい仕事をしていただけに本当に悔しい。結果的に、ふたりのドライバー(佐々木大樹、平手晃平)には恥をかかせてしまったと思います。そしてスポンサーの皆さんに対しても同じ思いです。車検の結果が”不合格”と記されるのは、やはりネガティブですから。監督としては謝らなきゃいけない。昨日もそうですが、今朝のチームミーティングでもひたすら謝りました。そのなかでドライバーふたりは、『クルマのパフォーマンスがいいから、オーバーテイクショーを見せてやろう!』という気持ちになってましたね。やる気満々ですよ!

 

 

──近年、鈴鹿では日産勢が2020年(第6戦)、昨年(第5戦)と”テール・トゥ・ウィン”をしています。おのずと24号車にもそのような期待をしまうのではないですか?

 

近藤:そういうことは口には出しません! ここ(気持ち)はそう思ってても、言わない(笑)。もう挽回するしかありませんから。今回、表彰台に届かなかったとしても、次の鈴鹿や他のサーキットでも勝てる見込みがあると思っているし、それをみんなで信じて戦います!

 

 

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また、決勝日を迎えた佐々木大樹、平手晃平両選手もすっかり気持ちを切り替えて、戦いを見据えていました。コメントを紹介しましょう。

 

 

 

 

佐々木大樹

 

 Q1担当の予選ではフルアタックできなかったのですが、それでもあのポジション(トップと0.077秒差の2番手)に居れたので、ホントにクルマの調子がいいと思いました。もちろん、ポールポジションからスタートしたほうがいいんですが、450kmレースなので15位からでもチャンスがないわけじゃありません。まずはしっかり自分たちのベストの走りができたらなと思っています。

 

 

平手晃平

 

 トップタイムをマークして、チームに少しでもいい風を吹かせることができたなっていう感じでした。好位置からレースができると思ったのですが、こういう結果になったのは正直ショックでした。でも、最後尾スタートになっただけで、決勝で巻き返してポイントを獲れたらと思っています。タイヤ、クルマそしてドライバーふたりも揃って自信をもってレースに臨みます!

 

 

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