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2023 AUTOBACS SUPER GT第3戦『SUZUKA GT 450km RACE』の決勝レースが、6月4日（日）に三重県の鈴鹿サーキット（1周5,807m×77周）で行われた。終盤に大きなアクシデントがあったため、決勝レースは58周をもって終了となった。GT300クラスはNo.7 Studie BMW M4（荒聖治／柳田真孝）が優勝となった。
□天候：曇り ｜ コース：ドライ ｜ 気温／路面温度 スタート前（13:20）28℃／41℃＞序盤（14:05）26℃／37℃＞中盤（15:05）26℃／34℃＞終盤（15:31）25℃／33℃、ゴール（15:45）25℃／34℃。
前日の公式予選では、強い風が吹いていた鈴鹿サーキット。今日、決勝日は風も穏やかになったが、気温が28度という暑さのなかで午後1時30分の決勝レースを迎えた。三重県警察の白バイ7台、パトロールカー3台の先導による1周の交通安全を呼び掛けるパレードランを行い、さらに1周のフォーメーションラップを経て、450kmの決勝レースの火ぶたが切って落とされた。
オープニングラップからNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人／山内英輝）がハイペースでリードを広げ、2番手のNo.11 GAINER TANAX GT-R（石川京侍）に対して5周で7.193秒のギャップを築いた。一方で450kmレースは給油を伴うピットインが2回義務付けられているため、各チームの戦略が分かれはじめる。1周目を終えると、予選16位のNo.7 Studie BMW M4の荒聖治が早くもピットに滑り込む。さらにNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT（吉田広樹／川合孝汰）、No.5 マッハ車検 エアバスター MC86マッハ号（冨林勇佑／松井孝允）もピットイン。翌周には4番手と上位につけていたNo.2 muta Racing GR86 GT（堤優威／平良響／加藤寛規）もピットへと向かった。
同様に早めの給油を済ませるチームがあったが、No.18 UPGARAGE NSX GT3（小林崇志／小出峻）はタイヤ交換も実施。だが、コースに出ると右リアタイヤのナットが外れて、なんとホイールが脱落。18号車はコース上でストップしてしまい、このためフルコースイエロー、さらにセーフティカーが導入されることになった。一方、トップを走る61号車にとっては築いたリードがリセットとなってしまうことに。レース再開後にまたペースを上げるが、1回目のピットを終えると実質の5、6番手での走行になり、終盤での巻き返しに賭けることになった。
30周を終えると、早めに1回目のピット作業を消化した2号車がトップに立ち、52号車、さらに7号車、そしてセーフティカーランのリスタート時にピットインしたNo.60 Syntium LMcorsa GR Supra GTが続く展開となった。
この後、2回目のピット作業を行うのだが、上位陣はここでも同時にピットイン。そこで52号車はリアタイヤの交換に手間取って出遅れてしまう、これで柳田真孝に交代した7号車が52号車の前に出る。さらに翌周に2号車もピットインするが、こちらはアウトラップに1コーナーでオーバーラン。7号車は労せず実質のトップに上がった。
GT300の全車が2回目のストップを終えると、7号車の柳田が首位。しかし、僅差で2番手に2号車が続き、52号車までもトップ争いに接近する。この後方には、オーソドックスな戦法でピットインをこなしたNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R（ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ／名取鉄平）と61号車が。この2台はタイヤや燃費にも余裕があるようで、上位3台より速いペースで追い上げてくる。終盤には、緊迫の上位争いが展開されると思われた。
まずは7号車を先頭とした三つ巴のトップ争いが行われるが、この時、GT300車両を追い抜こうとしたGT500クラスの車両が、タイヤバリアに激しくクラッシュ。このアクシデントで、セーフティカー、さらに赤旗も提示されて、レースは一時中断。タイヤバリアに加えてガードレールも破損しており、競技の安全を考えた結果、午後4時10分にレース終了がアナウンスされた。
GT300クラスは54周時点の順位となり、No.7 Studie BMW M4（荒聖治／柳田真孝）が優勝し今季初優勝。チームと荒、BMW M4 GT3は昨年の第3戦鈴鹿以来の2勝目、柳田は2020年以来のGT300通算5勝目となった。2位はNo.2 muta Racing GR86 GT（堤優威／平良響／加藤寛規※）、3位はNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT（吉田広樹／川合孝汰）となった。
※No.2 加藤は決勝を走行しなかったため、シリーズポイントは与えられない。
| 4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
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5/03-04 | Round2 FUJI |
| 6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
| 8/03-04 | Round4 FUJI | |
| 8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
| 9/21-22 | Round6 SUGO | |
| 10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
| 11/02-03 | Round8 MOTEGI |