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2023.06.04
The Voice_04:決勝上位コメント/GT300

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【The Voice_04】
決勝上位コメント/GT300

 

 

2位/No.2 muta Racing GR86 GT

 

 

 

 

堤 優威
サクセスウェイトを考えると優勝しておきたかった

 

「前回の富士で(スタート後すぐにピットインする)作戦をして上位に入ったことで、他チームが同じことをするようになってしまって……(苦笑)。僕らは燃費的にできる作戦なので”これしかない!”と思ってやっていますが、今回、52号車は僕らよりも1周早くピットに入ったので、その結果、前に行かれてしまいました。どうしても燃費的にちょっと厳しいのですが、それでも頑張ってスタートの後、すぐにピットインするのがこの作戦としては一番いいのかもしれないですね。ただ、僕らは燃費的に今回はちょっと怪しかったこともあって、1周さらに走ってピットインしました。結果を見ると多分行けたのかなとも思いますし、それがなければ速いペースで前にいけたかもしれない。7号車に抜かれることもなかったかもしれません。いろいろ”タラレバ”になってしまいますね(苦笑)。

 ただ、僕らは今週末を迎えるにあたり、こんな結果を残せるとは思えないほど、タイヤやクルマに関して必ずしも万全の体制で挑めてはいなかったんです。それを思えば順調だったかもしれません。富士に続いて連続2位になって、シリーズポイント的にも嬉しい結果ですが、でもこの先のサクセスウェイトを考えると、やはりここで優勝しておきたかったかな。まぁ次の富士はクルマ的に得意なので、また同じ作戦でGT300車両同士の戦いを楽しみにしています」

 

 

平良 響
もっと早めに抜いて、堤(優威)選手にバトンパスできていれば……

 

「燃費的に1周目でピットに入るとあとがキツくなってしまうので、2周目終わりでピットインしました。本当は1周目終わりで入りたいんですが、やっぱり燃費が怖いなというところでの判断です。結果的には52号車に前に出られたので、それを思うと1周目に入りたかったですね。そのあと、52号車にちょっと引っかかるかたちで周回を重ねることになり、タイヤを温存しながら走っていました。後半チャンスがある時に抜こうと思うなかで抜くことができましたし、抜いた後はクリアになったので、自分のペースで走り、後ろを突き放してのピットインができました。そこは良かったと思います。でも……もっと早めに抜いて、堤(優威)選手にバトンパスできていれば、(7号車に)オーバーテイクされなかったと思うので、そこはすごく反省しています。

 今後、富士、鈴鹿と引き続き450kmレースが続くので、前回の富士、鈴鹿での問題点をいろいろと洗い出して、次の富士では(サクセス)ウェイトが90kgと重くなるものの、しっかりとQ1を突破してQ2に臨めるようにしたいと思います」

 

 

加藤 寛規*
チームとして、”これがベスト”という戦略で臨んだ

 

「チームとして、”これがベスト”という戦略で臨みました。今年の冬にアップデートしてきたものがやはりうまく使えるようになってきていると感じているのが強みだと思っています。もちろんいろいろ試していかないとデータも残りませんし、チームとしてはクルマに限らず、ドライバーもルーキーの平良(響)選手もいるし、彼にはいろいろ経験を積んでもらうためにトライをしているところです。そのなかでいい部分、逆に直すべき部分などを全体的にブラッシュアップしていけるようにしたいですね。

 レースは今後が”本当の戦い”になりますね。そう、サクセスウェイトを積んでからが勝負なんです。もっともっと厳しい戦いになると思いますが、そのなかでちゃんとチームのみんながリンクできてミスなく戦うことができれば、結果は出ると思っています。これからどこまで踏ん張れるか、ですね。重たくなったクルマで450kmを戦うにあたっては、”引き出し”を作って挑まないと。ただ、ウチだけじゃなく周りもウェイトを積み始めているので、そういうことを考えると、まだまだ前の方にいないといけないんじゃないですか。それを楽しみに頑張っていきます」

*今シーズンより監督としてチームを指揮しているが、今大会は第3ドライバーとして登録された。

 

 

 

 

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3位/No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT

 

 

 

吉田 広樹
もしリスタートしていたらタイヤが厳しかった

 

「予選順位から考えれば良い結果なんですけど、そもそも予選がミスっているので(苦笑)。ただ、そのなかで採れる最善の策が1周目のピットインで、逆に予選で上位にいたらやらなかったかと言われれば、それでもやったとは思うんですけど、(中盤でタイヤ交換をしたので)やっぱり後半はタイヤがキツかったですね。もしリスタートしていたら、残り17周くらいありましたから、56号車とかタイヤ2回交換のチームには抜かれていたんじゃないかなと思います。今回もこの作戦でうまくいきましたけど、今後のことを考えると、正攻法というか3等分のピット戦略でも戦えるようにしておかないと厳しいのかなと思っています。

 次の富士はまた重くなりますし、気候や持ち込みタイヤのこともあるので、どういう作戦が採れるか分かりませんが、ここから先の数戦は『表彰台』っていうのは厳しくなると思っています。ただ、そのなかでも(サクセスウェイトが)軽くなった時にちゃんと(タイトル争いに)残っていられるように、1点でも2点でも獲りこぼさないように戦っていきたいなと思います」

 

 

川合 孝汰
作戦もパッケージも同じクルマに負けてしまったのは悔しい

 

「昨日の予選でやらかしてしまったので、チームのみなさんとエンジニアの作戦、吉田(広樹)選手の頑張りのおかげで助けてもらいました(苦笑)。
 1周目にピットに入るという作戦だったんですが、給油時間が短くて、同じ作戦を採っていた7号車の前に出られたこと、そしてその翌周に2号車がピットに入って満タン給油している際に前に出ることができたのは大きかったですね。その後はペース的にも悪くなかったんですけど、前の集団に追いついた時の処理というか、ペースの落ち込みが僕たちの方が大きくてポジションを落としてしまいました。今回は作戦もパッケージも同じクルマに負けてしまったのは悔しいですね。

 個人的には今回、予選でミスをしてしまったので、今後は二度と(同じミスを)しないよう徹底します。クルマが重くなるので今後はかなりキツくなると思っていますが、今年は『絶対にチャンピオンを獲る』という目標を掲げているので、チーム力や作戦の部分でチーム一丸となって戦っていきたいなと思っています」

 

 

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