News

Race Report
2023.06.04
第3戦 鈴鹿サーキット:優勝記者会見(GT300)

第3戦 鈴鹿サーキット:優勝記者会見(GT300)の画像

第3戦 鈴鹿サーキット:優勝記者会見

GT300 Class

No.7 Studie BMW M4

 

荒 聖治

「“武器”を準備してくれたチームに本当に感謝しています」

 こういう状況なので手放しに喜べないというか、そういう気持ちではあるんですけれども、自分の担当したスティントに関してはほぼ作戦どおりに進められて、いいペースで走行できたかなとは思っています。今回、GT300クラスに関しては、1周目とか最初の頃にピットインした車両が上位にいくというレース展開になったんですけれども、その戦略を実現するためには我々の持っているBMW M4 GT3のパフォーマンス、それからミシュランタイヤのパフォーマンス、これがなければこの作戦というのができなかったので、その武器を準備してくれたチームに本当に感謝しています。ただ、本当に手放しで喜べるような状況ではないですけど……良かったなというところです。

 次のレースもまた柳田(真孝)選手とこのコンビで乗ります。前回の富士で不足している部分とかがいろいろあったので、今回の結果、それから暑くなる夏の富士スピードウェイのレースに向けてしっかりと準備をして挑みたいなと思います。

 

 

 

柳田真孝

「ブルーノ選手の代役で出て優勝することができて嬉しい」

 まずは荒(聖治)選手も言っているとおり、僕たちが優勝できたんですけど、こういう……(松田)次生選手がドクターヘリで運ばれたという状況でとても心配です。同年代でずっと一緒にやってきたのでまずは彼のことが心配です。

 ただ、優勝に関しては素直に嬉しいです。このチームで僕がずっと走っているわけじゃなくて、レギュラーの荒選手とブルーノ(スペングラー)選手がいて、僕はブルーノ選手が出られない時に出ているドライバーのひとりなので、そういう時に優勝することができましたし、荒選手とも2006年にKONDO RACING(GT500クラス)で一緒に戦って表彰台に乗った仲なので、その荒選手と一緒に表彰台に乗れたことがすごく嬉しいです。こうやってチームに呼んでいただいて、こういう体制で乗れたことも嬉しいですね。

 レース展開的には荒選手が言ったとおり、作戦がすごくうまくいって、早めのピットで1回目の給油の義務を終えて、次にまた荒選手から僕に代わった時のピット作業もすごく速かったですし、そこで52号車を抜くことができました。あとは2号車のアウトラップの情報を無線でもらっていたんですがウォームアップが結構キツそうでしたし、こっちのミシュランタイヤのウォームアップがすごく良かったので、そのミシュランタイヤの性能に助けられて、彼らのアウトラップで抜くことができました。その後はペース的に2号車や52号車に追いつかれて、抜かれてしまうのかなと思っていたんですけど、そういう状況のなかでも我々のBMWの方がストレート速かったですし、コーナーさえ抑えれば西コースで引き離すことができていたので、赤旗が出るまではなんとか繋いだというか、ポジションをキープできたという状況でした。

 次のレースまでインターバルがすごく開きますので、僕も今回走りましたけど、いろいろ課題もありますし、もっともっと良くしていきたいので、チームのみなさんと何ができるかというのをやって準備していきたいと思っています。また、今日も本当に多くのお客さんが来てくれて、GTファンのお客さんだったり、家族連れの方もいて、台風のなか大変だったと思うんですけど、こうやって日曜日に国内のモータースポーツが盛り上がっているのはすごく嬉しいですし、そのなかで僕も走れることがすごく嬉しいです。僕は次のレースが今年最後になってしまうと思うので、結果ももちろん重要なんですけど、存分に楽しんで、荒選手とまた表彰台争いできるようにがんばりたいと思います。

 

 

Page Top