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2023.09.07
GT300クラスの専有テスト(GTエントラント協会主催)がもてぎで2日間行われる

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 9月6日(水)、7日(木)の2日間、2023 AUTOBACS SUPER GT最終戦の舞台となるモビリティリゾートもてぎで、GTエントラント協会が主催するGT300クラスの専有テストが開催された。現在(第5戦終了)でドライバーランキングのトップに立つNo.18 UPGARAGE NSX GT3をはじめとする17台の車両が参加し、今季残り3戦に向けて各チームそれぞれの課題に添ったメニューをこなしていった。

 6日のテスト走行は14時45分〜16時45分の1セッション、7日は9〜12時と13時30分〜16時30分の2セッションで計8時間の走行時間が実施されるスケジュールとなっていた。だが、6日は開始から強い雨に見舞われ、約1時間で中断してそのまま終了。このため、7日の午後のセッションに1時間が追加され、13〜17時で行われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 7日は朝から快晴。早朝こそ路面に濡れた箇所がまだ残っていたものの、午前のセッション開始の9時には、ほぼドライコンディションに回復。グリーンフラッグが振られるとNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTを先頭に、全車スリックタイヤでコースインして走行を重ねていった。その中で序盤から順調にタイムを伸ばしていったのが18号車と61号車、そしてNo.7 Studie BMW M4とランキング上勢が好調な走りを見せた。30分過ぎにはマシントラブルが発生したNo.2 muta Racing GR86 GTがピットロード入り口付近でストップ。メカニックによりそのままガレージに運ばれ、修復を済ませるとすぐにコース復帰。セッションの進行に特に支障はなく、約10分後にはその2号車が、トップタイムを塗り替える1分47秒707をマークした。
 その後もセッションは概ね順調に進み、各車は3時間で60〜70周を周回。セッション後半も好ペースを維持した2号車がトップのまま終了。18号車、7号車、さらに61号車がこれに続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 午後のセッションも厳しい暑さの下、路面はドライでスタート。気温がこの日のピークに達している上に予定より長い4時間が設けられているからか、午前中のように開始から一斉のコースインとはならず、7号車やNo.88 JLOC ランボルギーニ GT3、No.20 シェイドレーシング GR86 GT、18号車がまずコースに入るが、他車はそこから間を置いてのコースインとなった。
 30分を経過してもまだ全車が走行を開始していない静かな序盤、最も積極的に走行を重ねていたのが、午前中トップの2号車で6周目に1分48秒264をマークしトップに立つ。しかし約1時間後に18号車が1分48秒218をマークしこれを塗り替えた。
 この時点で気になったのが開始からコースインしていなかったNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTだ。約1時間30を経過した頃にようやくコースイン。遅れたのはトラブルではなく、大きくセットアップを変更したため。それが奏功したのか、走り始めると好タイムを連発し、最終的には午前の自己最速を更新する1分48秒774を記録し、5番手となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この日は終日天候も良く、2セッションともに中断もなかったことから、各チーム概ねメニューを予定通りこなせた模様で、午後の4時間だけで周回が90周以上、中には100周越えのチームもあった。午後のセッションのトップは18号車、これに2号車と午前中の自己ベストを約コンマ3秒上回る1分48秒442をマークしたNo.96 K-tunes RC F GT3、7号車が続く形になった。なお、7日トータルの最速タイムはNo.2 muta Racing GR86 GTが午前に出した1分47秒707となった。

 

 

【GT300クラス専有テスト】走行1日目リザルト

【GT300クラス専有テスト】走行2日目午前リザルト

【GT300クラス専有テスト】走行2日目午後リザルト

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