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Race Report
2023.10.14
Rd.7 予選GT300:muta Racing GR86 GTがパーフェクト&レコードの完璧な予選日を達成する!

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第7戦 オートポリス:公式予選 GT300レビュー

2023 AUTOBACS SUPER GT第7戦『AUTOPOLIS GT 450km RACE』の公式予選が10月14日(土)に、大分県のオートポリス(1周4,674m)で行われた。GT500クラスはNo.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)の福住が、コースレコードを更新してポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスも、No.2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)の堤が、コースレコードを更新してのクラスポールポジションとなった。この2チームは、明日10月15日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。

□公式予選 天候:曇り | コース:ドライ | 気温/路面温度 GT300 Q1開始時 18℃/25℃、Q2開始時 17℃/22℃

 

■Q1のA組はmuta Racing GR86 GT、B組はSUBARU BRZ R&D SPORTがトップに

 第7戦の公式予選が行われた10月14日(土)のオートポリスは、早朝まで小雨が降っていたが、公式練習が始まる午前9過ぎには路面が乾き、午後3時から行われたGT300クラスのQ1は曇り、気温が18度、路面温度は25度という低めのコンディションでスタートした。

 まず13台が出走したA組は、最初にNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥)が1分43秒619のターゲットタイムを記録。これを更新すべく、続々とアタックが行われた。そして午前の公式練習でもトップタイムを記録していたNo.2 muta Racing GR86 GT(平良響)が、1分42秒600を記録してトップに立つ。これに続いたのは、現在ドライバーランキング首位のNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(川合孝汰)。このままA組は2号車がトップでQ1は終了。2、3番手には52号車、65号車と続き、4番手にはNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝)、5番手にはNo.50 ANEST IWATA Racing RC F GT3(イゴール・オオムラ・フラガ)がつけた。ランキング4位で昨年の王者、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(名取鉄平)は9番手で、今季初めてQ2進出を果たせなかった。

 Q1のB組は午後3時18分から行われた。まずNo.31 apr LC500h GT(根本悠生)が1分43秒192でトップに出るが、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人)が1分42秒694でその座を奪った。このままB組は61号車がトップでQ2に進出。2番手には31号車、そして3番手には1分43秒437を記録したNo.18 UPGARAGE NSX GT3(小出峻)が続いた。4番手には初めてのオートポリス走行ながらQ1突破を果たしたブルーノ・スペングラーのNo.7 Studie BMW M4、5番手にはNo.87 Bamboo Airways Lamborghini GT3がつけた。

 

 

 

 

■2号車の堤が快走をみせ、レコードタイムで初ポールポジションを決める!

 午後3時53分から行われたGT300クラスのQ2。Q1に続き曇り空で、気温もほとんど変わらない。ターゲットとなるタイム、1分42秒141を記録したのは、再びの最多ポールポジション記録更新が期待される山内英輝のNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT。僅差の1分42秒342でNo.31 apr LC500h GT(小高一斗)が続いた。

 しかし、終了間際にこの2台を上回ってきたのはNo.2 muta Racing GR86 GTの堤優威だ。しかもコースレコードタイム(1分42秒039)を更新する1分42秒016をマーク。結局、誰もこのタイムを上回れず、No.2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)がポールポジションを確定。また堤にとっては、SUPER GT初のポールポジションであった。

 予選2位はNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)、3位はNo.31 apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)となった。ドライバーランキングでトップのNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰/野中誠太)は、吉田のアタックで4位を確保。15日の決勝で優勝すれば、18号車などランキング上位の結果次第ではタイトルの可能性もあるが、まずは悪くてもポジションを下げずに終わりたいところだ。

 一方、ランキング2位のNo.18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/小出峻)は9位。同3位のNo.7 Studie BMW M4(荒聖治/ブルーノ・スペングラー)は11位と、タイトルを争う52号車に先行される形となった。

 

 

 

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