2024.03.16

【公式テスト岡山・セッション1】今年初のセッションはENEOS X PRIME GR Supraの福住が最速！GT300トップは88号車ランボギーニに

公式テスト・岡山国際サーキット　3月16日(土)　セッション1

3月16日、岡山国際サーキットで今年最初のSUPER GT公式テストが始まった。2024 AUTOBACS SUPER GTの開幕戦岡山（4/13、14開催）が行われるサーキットなので、今回の公式テストは非常に重要な機会となる。午前のセッション1は、9時から12時までの3時間で行われ、各チームは車両のセッティングやタイヤ選び、新加入ドライバーの慣熟走行など、精力的に走行した。
なお、今日午後の走行（セッション2）は新予選方式でのシミュレーション（模擬予選）を実施するため、別ページでお伝えしていく。

 

 

 

 

 

　開幕戦の約1か月前に開催されるこのテストは、例年はまだ肌寒さを感じる時期。だが、この週末は全国的に暖かく、岡山国際サーキットのある美作市は気温20度を超える予報も出ていた。シーズン最初の公式イベント、さらに開幕戦の観戦券購入者は入場無料ということもあり、パドックやコースサイドには多くのGTファンが集まり、昨年の最終戦以来となるGTマシンの走りを楽しんでいた。

　今回のテストは2日間とも、午前中のセッションが3時間に設定されている。初日は午前9時から正午まで。スタート早々にコースアウトした車両が出たため赤旗中断となったものの、その後は順調に進み、各車が精力的に周回数を重ねていった。

　開始から40分を過ぎたところで、No.23 MOTUL AUTECH Z（千代勝正／ロニー・クインタレッリ）がいち早く1分17秒台のタイムを記録。その後、昨年のチャンピオンNo.36 au TOM'S GR Supra（坪井翔／山下健太）がこのタイムを上回り。上位陣は36号車、23号車、No.14 ENEOS X PRIME GR Supra（大嶋和也／福住仁嶺）、No.12 MARELLI IMPUL Z（平峰一貴／ベルトラン・バゲット）という顔ぶれ。今季から参戦するHondaのCIVIC TYPE R-GTは、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT（山本尚貴／牧野任祐※）が序盤に好タイムを記録していたが、中盤に入るとNo.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16（大津弘樹／佐藤蓮）が3番手タイムでポジションアップした。3時間のセッションで、多くのチームは80周以上を走破している。
※100号車の牧野任祐は体調不良で公式テスト岡山を欠場

　終盤には、メーカー移籍でチームに新加入した福住が駆る14号車がトップタイムとなる1分17秒591を記録した。これにディフェンディングチャンピオンの36号車、23号車がトップ3に並んだ。これ以降、各車の大きなタイム更新はなく、順位変動はなかった。

 

 

 

 

 

 

　GT300クラスは、セッション序盤はこの岡山がチームの地元であるNo.96 K-tunes RC F GT3（新田守男／高木真一）がトップタイムを守っていた。だが、開始から45分を過ぎたところでNo.2 muta Racing GR86 GT（堤優威／平良響）、No.88 ランボルギーニ※（小暮卓史／元嶋佑弥）がこれを上回る。その後、昨年のGT300チャンピオンであるNo.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹／野中誠太)、シーズン2勝を挙げたNo.18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志／小出峻／三井優介)らもタイム更新する。
※88号車の車名は後日発表となる。

　昨年の中盤に新型車両を投入した88号車の小暮はその後、セッションが2時間を経過した頃に2号車のタイムも上回り、トップタイムをマークした。以後は順位変動はなく、3時間のセッションを終えることとなった。今季は新型車両も多く参戦するGT300だが、このセッションではNo.45 PONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ)の9番手が最上位となっている。

 

 

 

 

 

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