2024.04.24

第2戦 富士：サーキットガイド

第2戦 富士スピードウェイ : サーキットガイド

 

観戦メモ：富士スピードウェイ

　SUPER GTだけでなく世界選手権やアジアのシリーズも開催され、国際的に知られる富士スピードウェイ。首都圏や中京圏からも手軽に行ける立地と、何より“富士山”も見渡せる場所なので何度も行きたくなるサーキットである。
　富士で最大のポイントは、世界的も著名な約1.5kmの長いストレート。このロングストレートゆえ“高速系サーキット”と思われているが、2004年の大改修でコース後半部分がテクニカルになり、セッティング面では“高速重視”か“テクニカル重視”と簡単に割り切れない難しいレイアウトである。
　観戦ポイントの第1候補はグランドスタンド。大型ビジョンもあり、スタンド裏にはイベント広場、飲食ブースもあり、お手軽＆落ち着いてレース観戦を楽しめる。一方、観戦になれたファンには、TGR（第1）コーナーのスタンド席が人気だ。最高速からのフルブレーキング、そこからの再加速は迫力十分。レースでは最大のパッシングポイントとなるので2台、複数台による駆け引きやテクニック合戦は、正に“GTバトル”である。
　SUPER GT第2戦の決勝レースは「3時間」と時間もあるので、スタンド席を起点にコース周回路のバスで様々な観戦ポイントに足を延ばすのも良いだろう。その“遠征先”には、ダンロップコーナーからパナソニック（最終）コーナー付近までの芝生エリアがお勧め。こちらはマシンの動きがよく分かり、GTカー同士のバトルも接近戦、格闘戦の様相に。カメラ好きなら撮影ポイントとしても絶好。ビニールシートかクッションを持っていけばピクニック気分の観戦となって、また違った楽しみ方もできるはずだ。
 

 

 

 

 

サーキット・データ：富士スピードウェイ

コースデータ
コース全長	4,563m
コース幅	15～25m
高低差	40m
コースレコード
GT500
1'25.764	山下健太／No.14 ENEOS X PRIME GR Supra	2021年 第8戦予選Q2（11月27日）
GT300
1'34.395	山内英輝／No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT	2021年 第8戦予選Q2（11月27日）
2023年第4戦富士 優勝
GT500	No.3 Niterra MOTUL Z	千代勝正／高星明誠
GT300	No.11 GAINER TANAX GT-R	富田竜一郎／石川京侍／塩津佑介
2023年第4戦富士 ポールポジション
GT500	佐々木大樹／No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z	1'27.763
GT300	谷口信輝／No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG	1'36.395
2023年第2戦富士 優勝
GT500	No.36 au TOM'S GR Supra	坪井翔／宮田莉朋
GT300	No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R	ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ／名取鉄平
2023年第2戦富士 ポールポジション
GT500	牧野任祐／No.100 STANLEY NSX-GT	1'26.420
GT300	ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ／No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R	1'35.114

 

 

富士大会・公式戦全60戦データ（シリーズ戦のみ。決勝中止の1戦含む）

優勝回数
ドライバー	GT500：松田次生（5勝）　※歴代最多 立川祐路（9勝）
	GT300：高木真一（9勝）
GT500 メーカー別	トヨタ／レクサス：24勝（スープラ：13勝、LC500：4勝、SC430：7勝）
	日産：18勝（フェアレディZ：2勝、GT-R：16勝）
	ホンダ：14勝（NSX：14勝）
	外国車：3勝（ポルシェ：2勝、マクラーレン：1勝）
GT300 最多勝車種 （今大会参戦車両のみ）	NISSAN GT-R NISMO GT3（7勝）
ポールポジション回数
ドライバー	GT500：ロニー・クインタレッリ（4回）　※歴代最多 立川祐路（11回）
	GT300：高木真一（6回）
GT500 メーカー別	トヨタ／レクサス：29回（スープラ：20回、LC500：2回、RC F：1回、SC430：6回）
	ホンダ：15回（NSX：14回、HSV-010 GT：1回）
	日産：11回（フェアレディZ：2回、GT-R：9回）
	外国車：5回（ポルシェ：2回、マクラーレン：2回、フェラーリ：1回）
GT300 最多ポールポジション車種 （今大会参戦車両のみ）	スバル BRZ（5回）

 

 

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