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Race Report
2024.05.04
Rd.2 決勝:優勝記者会見

Rd.2 決勝:優勝記者会見の画像

第2戦 富士スピードウェイ:優勝記者会見

GT500 Class

No.3 Niterra MOTUL Z

 

高星 明誠

「すべてにおいて習得があったレースだった」

 素直に優勝できたことはうれしく思います。今年から僕たちはチームメイトが変わったのと、タイヤがブリヂストンタイヤに変わったということで、すごくパフォーマンスという意味でいいところを見つけられずに苦戦していたんですが、そのなかでも、昨日は予選で総合2位を獲れて、それからロングランがどうなるかというところだったんですが、ロングランのペースも比較的安定していました。そこで次戦以降に繋げられるいいデータも取れたんで、すべてにおいて習得があったレースだったと思っています。

 今回、優勝できたので、早い段階ですけど上位の争いに食い込めているっていうのは実感してます。が、まだまだ自分たちの求めているクルマのバランスには到達できていないっていうのが正直な感想です。僕たちは去年、いいクルマのパフォーマンスがあったと思うんですけど、それでもチャンピオンに届かなかったっていうところは現実であって、去年のパフォーマンスを超えていかなければいけないという思いが強いなかで、まだまだ去年のパフォーマンスにも到達できてないっていうのが今の僕の気持ちなので、まずは去年のパフォーマンスまでマシンのバランスを引き上げていきたいですし、そこからもっともっと上を目指していかないと、チャンピオン争い…… まぁ今は36号車(au TOM’S GR Supra)がすごい速いと思うんですが、そこに追いついてないと思っているので、今回の優勝できましたけど、それに満足することなくもっと上を目指していきたいなと思っています。

 

 

 

三宅 淳詞

「マージンを作ってくれたおかげで楽にレースができた」

 僕自身、GT500にステップアップして2戦目で優勝できたってことはほんとびっくりしますし、とてもうれしいです。今週を振り返ると、予選でも思った以上のパフォーマンスが出せたと思いますし、それでフロントに並ぶことができました。また、ファーストスティントとセカンドスティントでは高星選手がスタートダッシュを決めてくれて、かなりマージンを作ってくれて僕にパスをしてくれたので、僕自身は本当に慌てることなく落ち着いて、接触とか凡ミスのないように落ち着いてレースすることができました。高星選手の…チームの皆さんもそうですけど、マージンを作ってくれたおかげで楽にレースができました。

 今回優勝することができましたけど、実際ドライビングとしてもまだまだ改善することも絶対にあると思いますし、次戦に向けて時間はあんまりないんですけれど、そういう部分をしっかり調整していって…。(サクセス)ウェイトがあるので簡単にはいかないと思いますけど、今回優勝できたのでこの流れを崩さずに行ければチャンピオン争いに残れると思いますので、しっかりそういう部分を準備していきたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

GT300 Class

No.88 JLOC Lamborghini GT3

※会見での発言順に掲載しています。

 

元嶋 佑弥

「最後の最後まで楽しんで走ることができた」

 優勝は本当に嬉しいというのが素直な気持ちです。自分のスティントを振り返ると、後ろを一度も見ることなく前だけを見て、自分のラップタイムを見て走っているだけでした。ずっとプッシュしながらもタイヤを壊さないようにとか、ほかのクルマと当たらないようにとか注意しながら、すごく冷静にレースができていました。それに、プッシュしてもそれに応えてくれるヨコハマタイヤで、タイヤメーカーさんのおかげで2時間(=2スティント)、“メッチャ疲れたなあ”というよりは、最後の最後まで楽しんで走ることができました。レースのロングスティントってタイヤがタレてきて後半ツライことの方が多くて、“早くピットに入りたいなあ”と思うことが多いんですけど、今日はタイムが出るので、黙って楽しんで走っていました。

 今までは1戦1戦優勝を目標にみんなで空回りしながら戦っていたところが、昨年優勝したことで、さらに今年チームに伊予木(仁/エンジニア)さんが入ってくれて、チームオーナーの則竹(功雄)会長が私たち全員のためにチームを強化してくれましたし、それに対してヨコハマタイヤさんもすごくいいタイヤを準備してくれました。(勝てる)道具が揃っている環境って、僕のキャリアのなかでもなかなかないことでした。こんなにチャンスに恵まれている年だと感じたのは自分のレース人生のなかで初めてなので、チャンピオンシップ、優勝を目指して、1戦1戦大事に戦っていきたいと思います。

 

小暮 卓史

「危機感を持ちながら確実に走って優勝できたので、今はホッとしている」

 昨年の最終戦で優勝して、また(今年の)開幕戦を挟んで優勝できたことはすごく嬉しいですね。チームのスタッフや関係者、スポンサーさん、ヨコハマタイヤさんに感謝したいと思っています。

 レースは前半のスティントで元嶋選手にある程度マージンを作ってもらったので、僕としてはすごく気がラクでした。ただやっぱり、それでも何かがあるかもしれないという危機感を持ちながら、タイヤも使い過ぎず、その状況も見つつ確実に走って、結果として狙い通り優勝できたので今はホッとしています。

 長いこと(この)チームに在籍しているので、僕らふたりは則竹(功雄)会長の「優勝したい。チャンピオンになりたい」という想いをずっと聞いてきました。数年前からそういう想いを強くされて、着実に行動に移し、動いていることがだんだんカタチになってきたなと。だから今年はより強いチームにしたいですし、ドライバーとしていい仕事をしたいです。それでチャンピオン争いができたらいいなと思っています。
 

 

 

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