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2024.05.04
The Voice_04:決勝上位コメント/GT300

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【The Voice_04】
決勝上位コメント/GT300

 

 

 

 

2位
No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R

 

佐々木 大樹
2位をもぎ獲れたというのはチーム全員とJP選手のチカラ

「予選で使ったタイヤで決勝スタートしなければならないなか、ファーストスティントが短いと作戦の幅が狭まってしまうのでファーストスティントはなるべく伸ばしたいというのがあって、自分のノルマとして予定していた周回までは走らなければならなかったんですけど、実はトラブルを抱えていて……セーブしないとそこまでいけないかもしれないという状況でもあって、正直、順調にいっていたレースではありませんでした。そういうなかで、この2位をもぎ獲れたというのはチーム全員とJP選手のチカラだったので、みなさんに感謝しています。
 JP選手に代わってからは、最後まで走り切れるか心配しながらも2位はイケるんじゃないかと複雑な気持ちを抱えながら見ていました。JP選手は本当に強いレースをするので僕も見習っていきたいと思います。
 今回の結果でサクセスウェイトを積むことになりますけど、56号車は鈴鹿との相性がいいと聞いていますし、来週には鈴鹿でテストもあるので、しっかりクルマをまとめて、次の鈴鹿大会で優勝してランキングトップに立ちたいと思っています」

 

 

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
この先も負けずに頑張らないといけない

「僕のスティント中にGT500の16号車(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)と接触がありました。それで残念ながらクルマにダメージを負ったんです。ダンロップコーナーで僕はアウト側にいてスペースを十分に空けていたんですが、向こうがブレーキングミスなのか、まっすぐ走ってきてぶつかるかたちになりました。それでステアリングがちょっとおかしくなったんです。結果的にいいペースを保つことができなくなってしまいました。幸いにも52号車(Green Brave GR Supra GT)や4号車(グッドスマイル 初音ミク AMG)を抜くことができたので良かったんですが、クルマの動きが変わってしまったので、僕自身の気持ちというかレースに対する自信が少し萎えてしまいました。

 3時間レースはやはりタフな戦いだと感じました。タイヤパフォーマンスの違いが出るので、今のところはブリヂストンタイヤが優勢だと思います。彼らはダブルスティントが選択できるけれど、僕らには無理なので、チャンスがないように思います。さらにアストンやランボルギーニといったFIA-GT3車両も速いので、この先も負けずにがんばらないといけないですね」

 

 

 

 

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3位
No.52 Green Brave GR Supra GT

 

吉田広樹
チームとしてできるベストな戦いだった

「こういうレースになるだろうとは予想していましたけど、実際、本当に厳しいレースになりました。でも、予選の順位からポジションを上げるためにはあの(タイヤ無交換の)作戦しかなかったですし、ブリヂストンさんの強いタイヤという武器があったから採れた作戦で、さらにエンジニアたちもしっかり計算してくれて、チームとしてできるベストな戦いだったかなと思っています。僕が最後まで2位で耐え切れればよかったんですけど……本当にギリギリでした(苦笑)。この結果はベストではないですけど、シリーズを考えたら、うまくいったかなと。あとは僕の走りを含めて、チームでできることをもう一度考えて、今後に活かしていきたいと思います。

 今回の結果でサクセスウェイトが一気に重くなるわけではないですし、今年はポイントも倍にしかならないので、常に上位争いができるポジションにいて、あわよくば表彰台争いをして、最低でも5位以上くらいにいられればシリーズ的にはいいレースができると思っています。この後、鈴鹿でテストがあるので、いいメニューをこなして、いいカタチで次の鈴鹿大会を迎えたいと思います」

 

 

野中誠太
しっかりとポジションを上げていくことができた

「僕らはストレートスピードがとても厳しいうえに、スタート直後はまわりが(FIA-)GT3車両しかおらず、やはりストレートで抜かれてしまいました。抜ける場所も見つからず難しい状況でしたが、そこはかなり自分なりに工夫して、しっかりと2位までポジションを上げていくことができました。前回の岡山戦では抜き切れずに終わってしまった部分があったのですが、今回は前の選手たちにどんどん追いつくようなかたちになり、1台1台しっかり抜いてペース良く走れたので、ドライバーとして少しは成長できたのかなと思います。

 レースに向けて、チームがすごくバランスの良いクルマを準備してくれたので、レース中は自信をもって運転できました。バトルになってもしっかり飛び込んでいけました。そのへんはチームのみなさんに感謝しています。吉田先輩にも抜くポイントはじめ、いろいろアドバイスしていただいています。このチームでつかんだ表彰台だと思いますし、今回のレースは、僕自身がチームの強みである戦略をすごく理解できるような展開でもありました。もっとその理解を深めていかなきゃいけないと思っています」

 

 

 

 

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