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Race Report
2024.06.01
Rd.3 予選速報:Deloitte TOM'S GR Supraがついにポールポジション!GT300のNo.777 D'station Vantage GT3も歓喜の初クラスポールに

Rd.3 予選速報:Deloitte TOM'S GR Supraがついにポールポジション!GT300のNo.777 D'station Vantage GT3も歓喜の初クラスポールにの画像

第3戦 鈴鹿サーキット : 予選速報

 

  2024 AUTOBACS SUPER GT第3戦『SUZUKA GT 3Hours RACE』の公式予選が6月1日、三重県の鈴鹿サーキット(1周5,807m)で行われた。GT500クラスはNo.37 Deloitte TOM'S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)が、笹原はTOYOTA系移籍後では初、アレジはSUPER GT初となるポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスは、No.777 D'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)がドライバー2人とチームにとって初のクラス予選1位を手にした。2チームは、明日6月2日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。

 三重県の鈴鹿サーキットで行われた2024年第3戦の公式予選は、第2戦富士に続いて好天に恵まれ、終始ドライコンディションで行われた。GT500クラスの予選Q1では、コース幅を目一杯使って渾身のアタックを敢行したNo.37 Deloitte TOM'S GR Supra(笹原右京)が1分45秒434を叩き出してトップタイム。No.8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(松下信治)が2位につけ、No.17 Astemo CIVIC TYPE R-GT(太田格之進)が3位と、TOYOTA GR Supra GT500の背後には、2台のHonda CIVIC TYPE R-GTが続いた。
 予選Q2では終了間際にNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺)が1分45秒836を叩き出して、このQ2でのトップとなる。Nissan Z NISMO GT500のNo.23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正)は1分46秒309で2番手、Q1トップの37号車はジュリアーノ・アレジが1分46秒439で3番手だった。
 この結果、No.37 Deloitte TOM'S GR Supra(笹原/アレジ)がタイム合算3分31秒873でGT500最速となり、今季初のポールポジションを獲得。2位にはNo.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)。Q2トップの14号車は同3位となった。なお前戦優勝のNo.3 Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)はNissan勢最上位の6位に入った。

 GT300クラスのQ1は前戦後のチームランキングによりA/Bの2組に別けられて行われ、今大会はB組が先に走ってNo.777 D'station Vantage GT3(藤井誠暢)が、A組はNo.20 シェイドレーシング GR86 GT(平中克幸)がトップとなる。Q2はQ1各組の上位8台、計16台がグループ1として、それ以外の車両がグループ2という2組で走った。No.777 D'station Vantage GT3のチャーリー・ファグがQ2グループ1で2番手となりQ1との合算タイムで、選手2人とチームにとって初ポールポジションを決め、総監督の元メジャーリーガー・佐々木主浩氏も満面の笑顔となった。

 

 

 

 

ポールポジション選手コメント

 

GT500クラス

No.37 Deloitte TOM'S GR Supra
笹原 右京
「(Q2のアレジは)本当にいいアタックだったと思います。本当に彼が(走路外走行寸前の)限界ギリギリまで攻めたのは、見ている皆が分かったと思います。(TOYOTA陣営に移籍してから)予選Q2が終わって(表彰者が被るタイヤメーカーの)赤い帽子がかぶれるとは思っていませんでした。本当に嬉しいです」

 

ジュリアーノ・アレジ
「Q1でトップを獲ってくれたチームメイトの(笹原)右京選手と、チームが用意したクルマが最高でした。僕としては(コースをはみ出さないよう)マージンを持ったつもりだったんだけどね。でも、Q2でとてもよいタイムアタックができました。ありがとうございます」

 

 

GT300クラス

No.777 D'station Vantage GT3
藤井 誠暢
「鈴鹿に来てからクルマのバランスが良くて、何よりダンロップのタイヤが非常に良かったので我々ドライバーも安心してアタックができました。最後(Q2でも)チャーリー(ファグ)がいいアタックをしてくれて、結果的にポールポジションが獲れました。本当に嬉しいです」

 

チャーリー・ファグ
「まずは藤井選手に感謝をしたいです。そしてチームの皆さんがいいクルマにしてくれたお陰で僕もいいアタックができました。この(Q2の)ラップは皆さんのおかげです。本当にありがとうございました」

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