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2024 AUTOBACS SUPER GT第3戦『SUZUKA GT 3Hours RACE』の公式予選が6月1日、三重県の鈴鹿サーキット（1周5,807m）で行われた。GT500クラスはNo.37 Deloitte TOM'S GR Supra（笹原右京／ジュリアーノ・アレジ）が、笹原はTOYOTA系移籍後では初、アレジはSUPER GT初となるポールポジション（予選1位）を獲得。GT300クラスは、No.777 D'station Vantage GT3（藤井誠暢／チャーリー・ファグ）がドライバー2人とチームにとって初のクラス予選1位を手にした。2チームは、明日6月2日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。
□公式予選 天候：晴れ ｜ コース：ドライ ｜ 気温／路面温度 GT300：Q1開始時26℃／45℃、Q2開始時25℃／43℃、Q2終了時25℃／40℃。
今季第3戦が行われた6月1日の鈴鹿サーキットは、午後は気温26度と初夏らしい好天に恵まれた。公式予選は午後3時からスタート。今回、前戦の優勝記者会見の際に行われたくじ引きより、GT300クラスのQ1はB組が先に行われた。
まずB組は13台が出走。No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人）がコースイン3周目に1分58秒650というタイムを記録し、これがターゲットとなっていく。これに続きNo.31 apr LC500h GT（小高一斗）が1分58秒925で続く。4周目にこれを大きく上回るタイムを記録したのはNo.777 D'station Vantage GT3（藤井誠暢）。1分57秒894というタイムでB組のトップに浮上した。2番手は61号車、3番手は31号車となった。
一方、第2戦富士の勝者であるNo.88 JLOC Lamborghini GT3（小暮卓史）は130Rで痛恨のスピン。これで88号車は満足にアタックができず。また、その直後を走っていたNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R（ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ）もアタックができず。第2戦で好結果を残した2台が下位に沈む波乱もあった。
B組が終わり8分間のインターバルを経てA組の14台が出走した。コースインから3、4周目にアタックラップが展開されていく。最初に1分58秒408を記録したのはNo.20 シェイドレーシング GR86 GT（平中克幸）。これをターゲットに各車がアタックするも、トップタイムが更新されないまま時間は終了。これで20号車のA組のトップが決定した。
その後方は僅差の争いとなるが、1分58秒424を記録したNo.6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI（ロベルト・メリ・ムンタン）が2番手に。そしてクラス最大のサクセスウェイト54kgを搭載するNo.2 muta Racing GR86 GT（平良響）が、見事に3番手に滑り込んだ。
GT500クラスのQ1が終了し、午後3時33分にスタートしたGT300クラスのQ2のグループ2（ロワー17）。11台が参加したが、Q1でスピンしてタイヤ複数本を痛めたNo.88 JLOC Lamborghini GT3（元嶋佑弥）は出走せず。また一度はコースインしたもののトラブルがあったか、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R（佐々木大樹）はピットに戻ってしまった。
そうしたなか、グループ2のトップタイムを記録したのは1分59秒187を記録したNo.65 LEON PYRAMID AMG（蒲生尚弥）。2番手には1分59秒735を記録したNo.18 UPGARAGE NSX GT3（小出峻）、3番手には一度コースアウトがあったものの再アタックで2分00秒191を記録したNo.60 Syntium LMcorsa GR Supra GT（河野駿佑）となった。
続く午後4時11分からGT300クラスのQ2グループ1（アッパー16）は、アグレッシブなアタックをみせたNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT（山内英輝）が、この16台で最速となる1分58秒193を記録。そして2番手にはNo.777 D'station Vantage GT3（チャーリー・ファグ）が1分58秒296で続いた。合算タイムでは61号車が3分56秒843となったが、Q1でトップだった777号車は合算で3分56秒190となり、No.777 D'station Vantage GT3（藤井誠暢／チャーリー・ファグ）がポールポジションを獲得した。なおD'station Racingにとってクラス予選1位は初で、今季が初参戦のファグに加え意外にもGT300で8勝のベテラン藤井にとっても初のポールポジションで、チームのピット前のインタビューでは、かつてメジャーリーグで救援投手して大活躍した佐々木主浩総監督が両選手を満面の笑顔で讃えていた。
予選総合2位はNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人／山内英輝）。同3位は堤がQ2で3番手の1分58秒682を記録したNo.2 muta Racing GR86 GT（堤優威／平良響）となった。なおQ2入れ替えルールの結果、グループ2のNo.65 LEON PYRAMID AMG（蒲生尚弥／篠原拓朗／黒澤治樹*）とNo.18 UPGARAGE NSX GT3（小林崇志／小出峻／三井優介*）、No.60 Syntium LMcorsa GR Supra GT（吉本大樹／河野駿佑）が予選総合13～15位とポジションを上げている。
＊のドライバーは予選を走行せず。
| 4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
| 5/03-04 | Round2 FUJI | |
| 6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
| 8/03-04 | Round4 FUJI | |
| Postponed | Round5 SUZUKA | |
| 9/21-22 | Round6 SUGO | |
 |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS |
| 11/02-03 | Round8 MOTEGI |