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2024.09.11
来季から3年間のマレーシア大会の調印式をクアラルンプールで開催

来季から3年間のマレーシア大会の調印式をクアラルンプールで開催の画像

 9月9日、マレーシアのクアラルンプールにおいて、2025年から2027年までの3年間、ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催されるSUPER GTマレーシア大会の調印式を開催した。

 

 マレーシア観光芸術文化副大臣Khairul Firdaus Akbar Khan(カイルル フィルダウス アクバル カーン)氏の立ち会いのもと執り行われた調印式では、マレーシア大会のプロモーターであるハロ スポーツ& エンタテインメント社(HARO)の代表であるFahrizal Hasan(ファリザル ハサン)氏と、SUPER GTのシリーズプロモーターである株式会社GTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表が出席。2人は2025年から2027年までのレース開催契約のサインを取り交わした。

 また、調印式にはマレーシア・モータースポーツ協会(MAM)の事務総長S. N. Nanthan(S.N.ナンザン)氏も同席した。

 

 

あいさつするマレーシア観光芸術文化省のアクバル カーン副大臣

 

調印を行うハロ スポーツ& エンタテインメント社の代表のハサン氏とGTA坂東代表

 

 

 HAROのハサン氏は「GTA、チーム、ドライバーが再びマレーシアにやって来ることに全員が一致して同意したことを大変光栄に思います。マレーシアはSUPER GT唯一の海外ラウンドとして、地域だけでなく世界的にも好まれるスポーツ観光の目的地としての確固たる地位という大きな強みを持っています。そのため、マレーシアのレースは地元だけでなく、アジア地域全体、さらにはそれ以外の地域でも大々的に宣伝されることになるでしょう」と語った。またHAROとしては、マレーシア大会2日間で、マレーシアはじめ近隣国のから少なくとも8万人の観客を集めることを目標としている。 

 

 


SUPER GT開催について発表を行うハロ スポーツ& エンタテインメント社の代表のハサン氏

 

 

 そしてGTAの坂東代表も調印のお礼を述べた上で「今日に至るまでの大きな試練としてコロナ禍がありましたが、我々は日本国内では、最高峰レースのプライドにかけて、可能な限りの安全衛生管理体制を敷き、レース関係者のみならず来場観客者におきましても、レース開催による感染はゼロで開催継続してまいりました。コロナ後、対日人的交流は、特にこのアジアにおいて再び活性化し、訪日外国観光客激増という状況になっております。このマレーシアにおいても、ビジット・マレーシア・キャンペーンがあります。マレーシアへの海外旅行誘致策の一環として、このSUPER GTセパン大会が少しでもお役に立てるよう、これから様々な催し物企画を進めてまいります」とコロナ禍を乗り越えての開催となる今回のマレーシア大会への意気込みを語った。

 

 


あいさつするGTA坂東代表

 

 

 

 2025年のAUTOBACS SUPER GTマレーシア大会は、全8戦で構成される来シーズンの第3戦(6月27〜28日)として開催される。残り7戦は日本国内の6つサーキットで行われ、マレーシアはSUPER GT唯一の海外戦となる。

 >> 2025年のSUPER GTカレンダー(予定)を発表。海外1大会を含む全8大会の開催を予定

 

 

 セパン・インターナショナル・サーキットでのマレーシア大会は2020年にも開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延のため中止となってしまった。そのため、前回の開催は11年前の2013年6月まで遡る。

 シリーズ初開催前の2000年と2001年には、SUPER GTの前身である全日本GT選手権(JGTC)のエキシビションレースとして2度開催された。そして2002年には公式戦としてシリーズに組み込まれ、初の海外ラウンドとして行われた。この12年間で11戦が開催されている(2003年は東南アジアでSARS蔓延のため中止)。

 

 

 

今回取り交わされた調印書

 

 

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