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2024.09.22
【GTA定例会見:Rd.6 SUGO】FIA MOTORSPORT GAMESのF4レースへの森山冬星選手の派遣を報告

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  第5戦鈴鹿が延期(12月7、8日開催)となったため、およそ1ヶ月半ぶりにスポーツランドSUGOでの開催を迎えたSUPER GT。第6戦決勝日の午前中に恒例のGTアソシエイション(GTA)による定例会見を開催した。この冒頭、GTA坂東正明代表がFIA-F4選手権に参戦中の森山冬星選手を「FIA MOTORSPORT GAMES 2024」のF4カテゴリーに派遣することを報告した。

「FIA MOTORSPORT GAMES」とは、FIAとSRO(※)が2年に1回共催する国別対抗のモータースポーツイベントであり、初開催は2019年。第3回大会を迎える今年は、スペイン・バレンシアにあるリカルド・トルモ・サーキットとその周辺で10月23~ 27日に開催される。さまざまなカテゴリーのモータースポーツによる複合イベントとして行なわれており、欧州から次第に世界各国へと広がりを見せるなか、参加国、参加選手もそのたびに増加傾向だという(詳しくは下のリンク参照)。

> FIA MOTORSPORTS GAMES 2024概要(FIA公式プレゼンテーション)

 

 

FIA MOTORSPORT GAMES 2024に派遣される森山冬星選手

 


  今大会ではF4やGTなどサーキットを使うカテゴリーのほか、ラリー、カート、eスポーツなど合計27競技の開催が予定され、参加国数は90か国に上る。また、競技結果に対し、金、銀、銅メダルが授与され、最も多くの金メダルを獲得した国が総合優勝国となるという、いわばモータースポーツにおけるオリンピック的な大会でもある。今年、日本からはF4はじめ、GT、ドリフト、カート、eスポーツの5つのカテゴリーに代表選手を派遣する予定があると、坂東代表が説明した。
※SRO:ステファン・ラテル・オーガニゼイション。国際GTシリーズなどを運営するモータースポーツ運営団体。

 なお、F4レースにおいては、すでに20か国以上からのエントリーがあり、ヨーロッパのF4選手権で活躍する上位ドライバーも参加予定とのこと。レースに使用するのは、タトゥース製シャシーにアバルト製の1.4リッターターボエンジンを搭載した同一車両パッケージとなり、大会側が準備する。

 坂東代表は、「オリンピックのようなものなので、JAFからの要請であり、モータースポーツ界のアスリートとしての若手育成という観点から参加しようと、(森山選手が所属する)HELM MOTORSPORTSにも話をして参加させていただくことになった。F4は世界で開催されているレースであり、またこのようなイベントがあることを知っていただければ」と語り、このイベントには今後も継続して取り組んでいくとした。

 さらに、大阪トヨペット株式会社、株式会社ペトロプラン両社に対し、今回のドライバー派遣における支援に関しての謝辞を述べた。なお、F4レースを含め多くのレースは大会の公式YouTubeチャンネル等でライブ配信を予定していることから、併せて日本代表選手への応援を呼びかけた。

 

 

 

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