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2024.09.22
The Voice_03:決勝上位コメント/GT500

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【The Voice_03】
決勝上位コメント/GT500

 

 

 

 

2位
No.38 KeePer CERUMO GR Supra

 

石浦宏明
“あのタイミング”でピットに入れたのが良かった

「ドライに変わっていくだろうということで、スタート直前の(作業禁止となる)残り2分ぐらいでタイヤを変えて、一番ハード目のタイヤでスタートしました。そのためウォームアップを心配していたんですけど、スタートしてみたら予想外にウォームアップが良くて、“これは結構ペースいいぞ!”と思っていました。
 でもその後、安定ラップに入ってから若干フロントタイヤがキツくなってきて、一瞬で抜かれてしまう状況もあったので耐えるしかないなという感じだったんですけど、途中のセーフティカー導入でタイヤが冷えたことでフィーリング的に少し復活しました。そのへんでスリックに変えてもイケそうだったので、もともとその周に入ろうとはしていたんですけど、止まっているクルマもいたので、あのタイミングでピットに入れたのが良かったですね。あそこで入れていなかったら、多分ノーチャンスだったと思うので、そういう意味ではうまくいきましたし、大湯選手が前回に引き続いて、素晴らしい追い上げで2位まで挽回してくれました。
 3位→2位ときているので、次は1位が欲しいなと(笑)。またがんばります!」

 

 

大湯都史樹
優勝に向けて一番チャンスがあるところで優勝できなかったのが悔しい

「どのチームも直前までどういうタイヤでスタートするかっていうのがわからない状態で、同じブリヂストン勢でもタイヤ選択がそれぞれみんな違っていて⋯⋯。タイヤを選ぶのにちょっとバタバタしました。結果、ハード目のタイヤにしたんですが、(石浦が担当した)前半スティントが苦しかったですね。ただ、セーフティカーが入ったことですごく助けられました。ある意味、今回は展開にも助けられたファーストスティントだったかもしれません。
 後半を託されたなか、スリックタイヤでの戦いに持ち込めたのですが、それはそれで良かったと思っています。とにかくプッシュして前に行かないと始まらない! という思いで走っていました。まずは気合いでなんとか前に出たんですが(笑)、良かったのはそこまでですかね。しばらくするとクルマのセットアップ的にちょっと厳しい部分が出てきて、ロングランという部分でペースが微妙に足りなかったんです。うしろの12号車(MARELLI IMPUL Z)にも抜き返されちゃうんじゃないかっていうくらい、若干苦労しました。なんとかマネジメントして耐えることができたんですが、決勝での課題が見つかったレースでもありました。
 先頭グリッドからのスタートだったので、優勝に向けて一番チャンスがあるところで優勝できなかったので悔しいのは悔しいです。ただ、想定外のことが起こったなかではリカバリーもできたし、それができるチーム力もありました。なんとか2位でレースを終えて、ポイントを多く獲得できたことは良かったと思います。今回の課題を克服して、次のオートポリスの準備をしたいと思います」

 

 

 

 

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3位
No. 12 MARELLI IMPUL Z

 

平峰一貴
久しぶりの表彰台だけど、トップ2台のスープラには敵わなかった

「(2022年に)タイトルを獲ってから、クルマがうまく機能しなくて苦しんでいたんですけど、チームも一生懸命、僕らのワガママをきいてくれて、クルマを仕上げてくれました。ただ、僕たちにとって久しぶりの表彰台にはなりましたが、トップ2台のスープラには敵わなかったなと。基本的なペースは全然負けていたので悔しいですね。でも久しぶりに表彰台に上れるので、これで流れが変わるといいなと思っています。
 まだまだこれからですけど、まずは(ベルトラン)バゲット選手もすごく良かったですし、彼がすごく粘ってくれたから最後に僕がスリックタイヤで戦えたと思っています。
 (星野)一樹監督にはお世話になっているので、本当は1番をプレゼントしたかったんですけど、まずはちょっとしたお返しができたかなと思います。オートポリスもしっかり表彰台を狙って、今度は真ん中に乗れるようにがんばりたいと思います」

 

 

ベルトラン・バゲット
僕らはいいタイヤ選択ができた

「決勝でのスタートを決めることができました。まず、レース前は路面がしっかりと濡れてはいましたが、レース中に乾いていく方向だと思っていたんです。それだけにタイヤ選択はとても難しいものでしたね。思うに、僕らはいいタイヤ選択ができたんでしょうね。持ち込んでいるなかで一番硬いものを選びました。
 そういうこともあって、スタート時はうしろのクルマが僕の前に出ましたが、そのなかでもできる限りのことをやりました。ドライバー交代で、カズキがスリックタイヤを装着できるよう、まずは、フロントタイヤをうまくマネージメントしながら走ることを心がけたので、最初はあまりプッシュしませんでした。セーフティカー(SC)がコースインするまではちょっと難しい状態に置かれてしまったんですが、SC中にタイヤを冷やすことができたので、解除後はペースアップに繋げられました。その後、36号車と17号車を抜くことができました。
 交代後は、カズキが本当にいい走りを見せてくれました。セーフティカー明けのリスタートで前のクルマを次々と抜いてくれたことで、表彰台の位置まで帰ってくることができました。本当に今回は久しぶりの表彰台です(前回の表彰台は2023年第3戦)。これまでずいぶんと時間がかかってしまいましたが、戻ってこれてうれしいですね。まだこの先もやることがいくつもありますが、オートポリスは僕らにとって相性がいいサーキットだと思うので、次も引き続きいい戦いがしたいですね」

 

 

 

 

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