第7戦オートポリスの決勝日の午前、GTアソシエイション(GTA)は恒例となる定例記者会見を行なった。この冒頭で、GTAの坂東正明代表は第5戦鈴鹿に関して、決勝レースを当初の予定である350kmから300kmへ変更することを明らかにした。
第5戦鈴鹿は8月31日、9月1日開催予定だったが台風の影響で、12月7、8日での開催へ変更となった。この決勝レースは当初の予定どおり350kmでの開催を目指していたが、日没の関係、気温の関係を考慮し、300kmに変更することとした。
坂東代表は「鈴鹿の場合、ソフトタイヤを使うというより反発力の強いタイヤを使わないと多分もたない。夏のレースよりも(タイヤの)ゴムとしてはしっかりとしたもの、反発力のあるものが必要と予想している」と、諸条件を考慮して300kmでのレース開催に至ったと説明。なお、気温の関係上、持ち込みタイヤは通常の4セットではなく5セットになる。「(持ち込みタイヤが)5セットあれば、基本的にはソフト2セット、ミディアム1セット、ハード2セットと”選択の余地”があると思う」と述べた。
一方、ドライバーやチーム側からは、タイヤウォーマー使用の要望があったことを明かしたが、「ウォーマーを使えば(予選アタック等で)一発目からタイムが出るだろう。だが、今やっていない(使っていない)物なので使わない事とした」と語り、チーム状況における公平性を保つ意味からも使用禁止に至ったと説明。
また、昨年12月6、7日に実施したメーカーテストでのコンディションを参考として「最高に(レース終了時間を)延ばしても午後3時半前にはレースを終わらせるため、スタートをできるだけ早め、350kmよりも300kmにして1時間40分から50分くらいのレースにする。なるべく気温、路面温度の高い時間帯でレースを行なう」と述べた。
なお、冬場のコンディション下でのタイヤの発熱を考慮し、予選は時間を従来より5分延長して実施される。さらに、タイヤが温まりにくいGT500クラスから予選Q1を実施することも合わせて明らかにした。
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