1月17日、日産自動車株式会社と日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)は、2025年のSUPER GT GT500クラスに参戦する各チーム体制を発表した。GT500クラスの参戦チームは、今季も昨シーズンと変わらずに4チーム、4台のNissan Z NISMO GT500でタイトル奪還へ挑んでいく。
なお、GT300クラスに日産車両で参戦するカスタマーチームは、後日発表される。
まず23号車NISMOはGT500王者4回の最多記録を持つロニー・クインタレッリがドライバー活動を終了したため、一昨年の3号車コンビが再結成となった。継続となる千代勝正に、昨年まで3号車を牽引してきた高星明誠が加わることになった。監督は引き続き、中島健氏が務める。
3号車NDDP NISMOは三宅淳詞が継続となり、昨年はGT300クラスの56号車をドライブしていた佐々木大樹がGT500クラスへ復帰。こちらも島田次郎監督が引き続き指揮を執る。
12号車TEAM IMPULは、今季も体制に変更はない。2022年王者の平峰一貴とベルトラン・バゲットでタイトル奪還を目指す。首脳陣も星野一義総監督と星野一樹監督が牽引していく。
以上の3台は、昨年同様にブリヂストンのタイヤを使用する。
そして24号車KONDO RACINGも、ドライバーコンビは松田次生と名取鉄平で、タイヤはヨコハマと昨年から不変だ。もちろん、近藤真彦監督がチームの采配を振るう。
また、エグゼクティブアドバイザーにはGT500王者経験者である柳田真孝氏が引き続き携わる。そして、GT500ドライバーの活動を終了したロニー・クインタレッリ氏がNISMOアンバサダー兼アドバイザーに新たに就任し、このふたりが4つのチームと8名のドライバーを支える。さらに長年NISMOアンバサダーを務めてきた柿元邦彦氏は、新たに名誉NISMOアンバサダーへの就任が発表された。
日産のモータースポーツビジネスユニットヘッドを務める、NMCの片桐隆夫CEOは、発表リリースで以下のように、今季への抱負を述べている。
「シリーズチャンピオン奪還とすべてのチームが勝てる体制を目指し、今年は2チームが新しいドライバーの組み合わせで、また2チームが継続で、SUPER GTに挑みます。来週からいよいよ25年シーズンへの準備が本格的に始まりますが、開発陣とチームが力を合わせて、さらに競争力のあるNissan Z NISMO GT500に仕上げてまいります。今シーズンも、ファンの皆さまにモータースポーツのワクワクをお届けすべく、全力で邁進しますので、引き続き、応援をよろしくお願いいたします」
以下、日産ニュースリリースより抜粋
■日産/NMC、2025 SUPER GT GT500クラスのチーム体制を発表
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/250117-01-j?_ga=2.63551215.1391
■SUPER GT GT500クラス
No. | チーム | チーム監督 | ドライバー | タイヤブランド |
---|---|---|---|---|
3 | NISMO NDDP | 島田 次郎 | 佐々木 大樹 三宅 淳詞 |
ブリヂストン |
12 | TEAM IMPUL | 星野 一義(総監督) 星野 一樹(監督) |
平峰 一貴 ベルトラン バゲット(ベルギー) |
ブリヂストン |
23 | NISMO | 中島 健 | 千代 勝正 高星 明誠 |
ブリヂストン |
24 | KONDO RACING | 近藤 真彦 | 松田 次生 名取 鉄平 |
ヨコハマ |
4/12-13 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/27-28 | Round3 SEPANG | |
8/02-03 | Round4 FUJI | |
8/23-24 | Round5 SUZUKA | |
9/20-21 | Round6 SUGO | |
10/18-19 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/01-02 | Round8 MOTEGI |