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2014.06.25
直撃!GTドライバーに10の質問 第27回 No.50 加納政樹(WAKO'S Exe Aston Martin)

直撃!GTドライバーに10の質問 第27回 No.50 加納政樹(WAKO'S Exe Aston Martin)の画像

 

 

「年下だけど安岡くんは先生。でも、服装は…。今度一緒に買い物行かなあかんな(笑)」
The 10 Questions asked to GT Driver vol.27 #50 Masaki Kano

 

 

SUPER GTで活躍するドライバーたちに、自分のドライビングやこだわり、そして相棒について質問をする「直撃!GTドライバーに10の質問」。第27回は、WTCC(世界ツーリングカー選手権)にもチャレンジし、SUPER GTでは英国の名車アストンマーチンで活躍するWAKO'S Exe Aston Martinの加納正樹選手です。

 

 

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あなたのパートナードライバーについてお聞きします。

 

 

—初めて会ったのはいつ? そのときの第一印象は?
初めて会ったのは去年の開幕前の合同テストの時で、最初の印象は“好青年”、礼儀正しい好青年っていう感じでしたね。
実際に話してみても、その印象は変わらなかったですね。

 

—パートナーをなんと呼んでいますか?
やすおかくん。
チームが“やっすー”って呼んでいるので、ちょっとふざけて“やっすー”って呼ぶこともあります。

 

—好きなところ、嫌いなところをあげてください。
好きなところは、すごく面倒見がいいところ。
去年、一緒にやるって決まった時から“年は僕の方が上だけど、キャリアは安岡くんの方があるので先生や”と思ってました。だから、ドライビングについてもいろいろと教えてもらっているんですけど、それも献身的に細かく教えてくれます。
僕ら、いつもシミュレーターで練習するんですけど、お互い忙しくて、夜中の2時、3時になることがあるんです。それでも「シミュレーターどうだった?」って(気にかけてくれる)。結構、連絡取り合ってます。
キライなところというか……。安岡くんて、ともかくマイペースなんです。それがキライというわけじゃないし、いい部分でもあるんですけど、超マイペース。どちらかというと、僕が合わしていく方がうまくいくかなと。そんな感じです。

 

—これだけは直してほしい、と思うことは?
ずっとレース畑にいて、しかも今は仕事も忙しいからだとは思うんですけど、もうちょっとファッションに気を遣ってくれたら……(笑)。
(安岡:そうだそうだ。気をつけなきゃいけないんだった!)
安岡くんと食事する時とか、僕は服が好きなんで、“今日はイケてるふうで来て!”って言うんですけどね。さすがに短パンでくることはないですけど、もうちょっとそういうところを変えていったら、もっとさわやかになるのになと思うところはありますよね。今度、一緒に買い物行かな、あかんですね(笑)。

 

—ドライビングスタイルの似ているところとまったく異なるところは?
似ているところというか、僕は安岡くんに似させていきたいと思ってやってます。
安岡くんがこうした方がいい、ああした方がいいと言うことを理解してやっていきたいと思ってるんです。
その中でも僕との違いは、強さだったりとか、一発の集中力だったりとかかな。コンマ1、2秒を削るためにもっと深く追求していける力がある。僕なんかだと、そのコンマ1秒を追求していきたいけど、そこのアプローチの仕方が分からないこととかがあるんですけどね。安岡くんが持っているものはすべて見せてくれていると思います。ドライバー同士って、ここは見せる、ここは見せないっていうものがあると思うんですけど、僕たちはそれがまったくない。それに安岡くんは“ここは加納さんの方が速い。ここは僕の方が速いですよ。プラスマイナスではこうですよ”って、論理的な話をしてくれる。どちらかというと、感性というより、シミュレーターやロガーデータを使って、計算と理屈で教えてもらえるんです。僕なんかは感性で言われても分からないから助かってますよ。

 

—レースを戦ううえで、パートナーに望むことは?
スタートする前は無事に帰ってきてほしいと思うんですけど、でも、基本は楽しんでほしいんですよね。“がんばってね”ってあんまり言いたくないんですよ、ドライバーはみんながんばってるんで。自分の走りを楽しんでほしいなと。時と場合によっては“オレもQ2出させてくれ!”って思うことはありますけど(笑)。

 

 

 

 

 

あなたのことについてお聞かせください。

 

 

—自分のドライビングスタイルをひと言で表してください。
あんまり形がないんですよね。
自分より速い人は全員“先生”だと思っているので、そういう人たちの言うことを素直に全部聞こうって思ってきましたから、素直さがドライビングスタイルかな。経験してきたことを教えてもらえるのならば、素直に受け取った方が自分のためにもなりますからね。
目指しているスタイルっていうのもあまりなくて、できる限り、先生に近づきたいと思ってるんです。僕が差を縮めていけば、総合的に強くなるのでレベルが均衡するように努力しています。いま、自分がスキルアップできているのは安岡くんのおかげです。

 

—ニューマシンンのお気に入りをひとつあげてください。
まずビジュアルがお気に入りです。
SUPER GTに出ているクルマの中で、一番ワイド感があって、言い換えれば“ボテッ”としてるとも言えるんですけど(笑)。でも、走りもそれだけ安定してるんですよ。そういう意味ではタイヤ無交換だったりとか、作戦の幅が広がる。好きなところはそういうところ。乗りにくいクルマではないですね。

 

 —自身のヘルメットへのこだわりを教えてください。
どちらかというとヘルメットも“服”感覚なんですよね。
だから僕は毎年、デザインも色目も変えてます。レーシングスーツに合わせて、ファッション感覚ですね。今年はスーツが白基調なんですが、WTCCに出た時も白を基調にしたスーツだったので、その時に作ったヘルメットを使っています。名前の“masaki”は必ず入れて、ヘルメットのてっぺんには不動明王の梵字を入れています。

 

 

 

 

—あなたのサインのこだわりなどを教えてください。
ヘルメットと同じような“masaki”をベースにしています。
初めはブロック体で書いてみたり、漢字で試してみたり、いろいろやりましたけど、最後に出来上がったものが今のサインになってます。
一番最初にサインをしたのは、アジアンツーリングカーに出た時に、外国人の人から頼まれた時です。実際に書いてみたら、思っていた以上に小さかったという思い出があります(笑)。

 

 

 

 

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次回の”直撃!GTドライバーに10の質問”は、6月30日(月)。

直撃するのは、ポルシェカレラカップジャパンでチャンピオンも獲得している
WAKO'S Exe Aston Martinの安岡秀徒選手です。

 

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