All Japan FUJI GT Race
5.2sat / 3sun - FUJI Speedway

5/3 - free session




6 ESSO Tiger Supra
予選中、ストレートでクラッシュ。フロント回りを大破したが、徹夜の修復作業により戦列に復帰した。

卜部治久監督「車両が持ち出せなかったんで、トヨタのピットを借りて作業しました。TRDのサポート体制が完璧で、クルマのパーツもそっくり1台分に近い物を、毎回プライベーターである我々にも用意してくれています。スポンサーさんのためにも徹夜で作業しました」



RACING PROJECT BANDOH、セリカ投入は第4戦か?


昨年のGT300クラスチャンピオンであるRACING PROJECT BANDOHは、今シーズンこれまでGTCに参戦していないが、開幕前からセリカでの参戦がうわさされていた。第3戦でデビューするという話もあったが、ドライバーの織戸 学によれば、クルマ自体のホモロゲーションがまにあわず、第4戦からになりそうだという。

織戸 学「現在、ロールケージを組んでいる段階です。ボディはエクシヴとチェイサーを作っているのと同じところで作っています。GTCでは、JTCCのレギュレーションではできないところまでやりたいと思っています。エクシブのパーツを共用できるところもあり、できあがればけっこう速いと思います。Bドライバーは、元イタリアF3チャンピオンのマッシミリアーノ・アンジェレッリ選手の予定です」



17 東京科芸専:REロードスター


今回、エントリーを取り消したが、ドライバーの野上敏彦によれば「学校経営側の方針変更があり、従来のかたちでのエントリーを続けられない状況になってしまいました。開幕戦は参加しましたが、学校の場合、4月からが新年度なので…。昨年はファン投票でオールスター戦にも出場できましたし、今回もファンのかたから『ぜひ出てください』という応援もいただいていますから、そういう声に応えるためにも別のかたちでまた参加できるように努力します」とのことだ。



36 カストロール・トムス・スープラ
関谷正徳「実は今回シェークダウンだったんですよ。テストやってないよ。そのわりにはすごいよね。予選のアタックはフォンタナがやったんだけど、ダンロップ勢の2番手を2秒以上離しているしね。まだ納得はしていないけど、感触はいいということなんだろうなァ。昨年の97年仕様と比べて? ウーン、昨年並みというところかな、今は。次のレースはもうちょっと上がると思う。今日はドサクサに紛れて優勝したいな」



18 TAKATA童夢無限NSX
山本勝巳「今朝、ボクは少し固めのタイヤを試したんですが、このコンディションにはあまり合わなかったんで、金石さんが予選で使った少し柔らかめのでいきます。今回、持ってきているなかではミディアムくらいのものです。スリックで雨のなかを走るなんて状況も出てきそうなんで、そんときにボクがスピンしないことですね。ミスさえしなければ、いけると思います」



100 RAYBRIG NSX
飯田 章「朝くらいの状況ならタイヤは浅ミゾでしょう。スリックでスタートして雨が降ってきたら、即ピットインして交換でしょう。富士はスピードが速いから危ないですよ。ライバルはほかのNSXだと思いますが、あいだに1台スープラが入っているんで、早いうちに抜かないとね」



50 ARTAスカイライン
土屋武士「今朝のフリー走行はおもに加藤選手がやって、ボクはタイヤの皮むきだけです。97モデルから比べたら進化しているんですが、課題はまだまだいっぱいです。金曜日にマシントラブルで走れなかったんでセットは遅れています。決勝も、そういう状態なのでじっくりと行きます。完璧じゃなくても、現状のベストできちんと結果を残したいと思うんです。目標は、何位というのはありません。ほかがもっと速いと思うんで」



71 シグマテック911
星野 薫「路面の条件はどんどんよくなってるから、天気は悪くない方向じゃない? 雨でも晴れでもいいでしょう。PPって3年ぶりぐらいなんですよね。雨だった去年の仙台ハイランドは自分のミスでクラッシュしちゃってとれなかったから。今朝はタイヤの皮むきと、タイヤ交換とドライバー交替のシミュレーションをしました。ライバルはポルシェだけじゃなくMR2も速いですよ。GT300クラスはいろんな意味でおもしろいから勝ちたいですね。鈴鹿で悔しい思いをしたし、富士は地元ですから。仙台も、特例措置がなくなってもいけるような気がしています」



44 アペックスDLモモコルセMR2
新田守男「最初は、混んじゃっていて全然タイム上がらなかった。コンディションに合わせたというか、ちょうどいいところ探っている状態。反省をふまえてやってきているんですが、いい方向ではあるけど、まだ厳しい状況。決勝は、薫さんのところがどう見ても速いでしょう。ウチは、雨のレースは初めてだから勉強しないと」



910 ナインテンポルシェ
砂子智彦「ちょっと雨が、水が欲しいんだけど! 雨でダンロップ勢がトップっていうのは、ここ最近は当たり前でしょう。ラストはだいぶ乾いてきたけど、みんなウエットタイヤでしょう。そのわりにはタイムが伸びないというか、タイム的には限界でしょう。決勝は天気しだいで、ドライはちょっときついかなっていう感じですね」






☆スペシャルレポート

◎特集 GTドライバーの食生活は?

昨今、レーシングドライバーもトップアスリートとして、自分の身体のためにいろいろと気を使うのは当り前となってきた。そして、身体作りの基本は食事。ということで、今回は普段の食生活について、主なドライバーにたずねてみた。


影山正彦2 ZEXELスカイライン)
「食べるもので気をつけているのは、古いものと腐っているもの。好き嫌いはないけど、エビだけはジンマシンが出ちゃうんで食べられません。カニは大丈夫なんですけど、それでも鮮度が落ちるとアレルギー症状の傾向がでます。それ以外はあまり気をつけていないですけど、身体が自然に今欲しいものを要求しますね。25歳までは、とにかく肉ばっかり食べていて、朝がマクドナルド、昼が『まい泉』のトンカツ、夜は焼き肉屋で“特上カルビ食べっぱなし”。そのうえオヤツと夜食がカップヌードルとかっていう感じでしたけど、だんだんバランスのいい食事をしたくなってきました。魚を食べた次の日は肉とか、野菜もよく摂るようにしています。レースウィークは食欲がなくなってご飯が食べられなくなるので、ゼリー状の健康食品とかを摂るようにしています。あれならスルッと食べられますからね」


近藤真彦15 ザナヴィシルビア)
「今年の初めぐらいから体質改善のためにいろいろと食事は工夫しています。なるべく肉を摂らないようにして、野菜と大豆、白いご飯に魚っていう感じ。ま、普通の和食ですよ。それをやったおかげで体内脂肪も落ちたし、体脂肪率も落ちて、すこぶる調子はいいですね。今はドラマの仕事もあって忙しいんですが、どんなに朝が早くても朝食を摂るようにしています。やっぱり朝食をちゃんと摂ると1日ずっと快調です」


青木孝行15 ザナヴィシルビア)
「ボクは体重が軽いので今は増量のためにたくさん食べています。今のままだと、もっと速いクルマに乗ったときにちょっと体力的にキツイかなと思って、今から身体を作ろうと。もちろん筋肉で増量するのが目的ですよ。大体1日4食、朝・昼・晩に夜食って感じですね。おもにデンプン質を多く摂るようにしています。イモとかご飯とか。間食はしません。カルシウムを多く摂ることも心がけています。牛乳とか小魚で。魚はあまり食べません。キライじゃないんですけど、骨を取るのがヘタクソなんですよね」


鈴木利男37 カストロール・トムス・スープラ)
「去年の11月ごろからダイエットしました。食事は油ものと肉を抜いて野菜中心にしていたんです。ちゃんとお医者さんに相談してやったんでべつに問題はないし、スタミナも落ちませんでしたよ。これで体重は66Kgから63Kgになって、身体が軽くなりました。絶好調ですよ」


関谷正徳36 カストロール・トムス・スープラ)
「スポーツマンなら常識とは思いますが、野菜なんかは無農薬のものを使うようになど、あるていど気をつけてはいますね。それから、最近コーヒーが飲めなくなったんです。飲むとどうも調子が悪いんですよね。前は好きだったんですが。あとはふだんから毎朝特製の栄養ドリンクを飲んでいます。中身? フフ、ヒミツです」


土屋武士50 ARTAスカイライン)
「サーキットに来ると外食なのでどうしてもカロリーが高いですよね。だから家では肉を食べないようにしています。野菜とか魚とか、サッパリ系ですね。もともと太る体質なんで、気をつけてるんですよ」


加藤寛規50 ARTAスカイライン)
「食事にはとくに気を使ったりしていないんですが、家業の都合上、豆腐と納豆は食べています(実家は丹沢のふもとにある『大山豆腐』)。豆腐は毎日500gは食べてるんじゃないですかね。それと、『進ぬ!電波少年』に懸賞生活をしている人のコーナーがあるんですけど、その人が懸賞で当てて食べていたのがウチの納豆。『大山納豆』っていうんですけど、匂いがあまりなくてすごくおいしいんです。コレもしょっちゅう食べていますよ。ただTVで紹介されて人気が出たせいで、今はちょっと品薄なんですよね」


黒澤琢弥12 カルソニックスカイライン)
「食事はなるべく肉を摂らずに野菜や炭水化物、魚を食べるようにしています。そりゃ焼き肉屋も行きますけど、回数は20代の頃より減りましたね。べつに気をつけてそうしているわけじゃないんですけど、35歳を過ぎると魚とか野菜のほうが旨く感じるんですよ。食事以外で毎日欠かさず飲んでいるのは、長野オリンピックで金メダルを取った清水宏保選手が飲んでいるのと同じクエン酸。チョベリすっぱいので、水に溶かして飲んでいるんですが、これは体内に溜まった乳酸を抜いてくれる効果があるそうです」


高橋国光100 RAYBRIG NSX)
「あまり食事に気をつけているということはないんですけど、野菜は摂るようにしています。肉も魚も好きだし、麺類も好きだし、好き嫌いはありません。でも、だんだん肉よりは魚が多くなってきてるかな。あと、ビタミン剤系はふだんから摂っています。2輪時代からアリナミンみたいなのは飲んでました。兄が自転車をやっていて、そういうことに気をつけていたので、その影響かもしれませんね」


飯田 章100 RAYBRIG NSX)
「食事ですか? なんでもおいしく食べるようにしています。嫌いなのはゲテモノぐらいかな? 好きなのは果物。コレは食後にないとイヤな性質です。朝もフルーツだけとかってこと、ありますしね」


中子 修16 Castrol 無限 NSX)
「べつになにも気をつけていることはないです。なにかが食べたいっていうのもなくて、家では出されたものを食べるだけですよ。量もあまり食べませんしね。飽きっぽいので食べているうちにすぐイヤになっちゃうんです。ただ、フルーツ類は好きですね。家にいるときは毎日食べていますよ」


谷川達也39 デンソーサードスープラGT)
「レース前でも走る直前でも、油ものは食べるし炭酸飲料は飲むし、ぜんぜん気にしていませんね。もともと小食なんですけど、間食は多いです。ケーキとかプリンとか、ほとんどつねに食べている状態。だからというのもあるんでしょうが、主となる3食の量は少ないんです。味覚がお子サマなんでしょう。とくに好きな食べものっていうのはなくて、とりあえずなんでも口に入れてみます。キライなのは鯛。それから鰯とか、生臭い魚もダメです。納豆も食べたことありません。レースのときはカロリーメイトのブロックとか、スポーツドリンクを摂ることが多いですね」


土屋圭市39 デンソーサードスープラGT)
「持久力をつけるために麺類はよく摂るようにしています。1日1回は麺類。そばもウドンもパスタもみんな好きです。そばならザルソバ、ウドンはきつね、パスタはカルボナーラとペペロンチーノがとくに好きですね。それから野菜サラダは外でも家でも食べるようにしています。サプリメント系では毎日ポポンSを飲んでます。アキラ(飯田章)が飲んだら調子いいよって勧めてくれたので」


道上 龍16 Castrol 無限 NSX)
「気をつけていることはコレといってないんですよね。好き嫌いもないし。あ、干しブドウだけはキライですね。レーズンパンしかないときなんか、全部よけてから食べます。あのレーズンがチョコレートだったらいいのにって思いますよ。食事に関しては、肉が多いですね。今週も木曜日が焼き肉で、金曜日が牛鍋って具合。ホントは消化が悪いんで、レースウィークとかテストのときとか、あんまり肉を食べちゃダメなんですよね。スポーツ選手は試合の1週間ぐらい前からパスタ中心にするのがいいって言うでしょ。そういえば、前に鈴鹿サーキットの『カンパネラ』(イタリアンレストラン)でトム・コロネル選手と一緒にランチを食べたときに、ボクが肉を頼んだら、コロネル選手から『なんで肉を食うねん』と言われました。信じられないっていう顔をして、注意されちゃったんですよね」






◎タイヤメーカーに聞く


ブリヂストン
「ドライはソフトとハードの2種類。ほとんどのチームはソフト系を選択していますが、一部ハード系のところもあります。車種によって違うということではなく、チームごとの判断です。レインは、ミゾの種類としてはふつうのミゾと浅いミゾがあります。斜めに直線的なミゾが入っているのが浅ミゾです。コンパウンドの種類については、公式コメントとしてはちょっと申し上げかねます(ドライバーなどの話を総合すると、『F1テクノロジーを投入した新設計のタイヤ』が持ち込まれているようだ。コンパウンドも何種類かあり、ミゾも、スタンダードより量を増やしたり深くしたものもあるらしい)」


ヨコハマ
「スリックは全部で4種類。No.39デンソーサードスープラGTはソフト、No.13エンドレスアドバンGTRはミディアム、No.55 STPタイサンアドバンバイパーはハードを選択しています。スーパーハードは今回は出番なしです。雨用は、新しいものをテストで2種類持ってきたんですが、グリップは向上したと評価されています。ただ、路面が乾いてくると耐久性にまだ難があって、今朝くらいのコンディションではちょっと難しいですね。方向性としてはこちらのほうでよさそうで、大雨なら出番がありそうですが、ちょい濡れくらいだと、もう少しハードなものを使うことになります。これは昨年の仙台ハイランドで使ったものです。ミゾはオリジナルと、オリジナルに少しミゾを追加したもの、それにスーパーレインの3種類。インターミディエイトというのはありません。GT300クラスは、ドライだとNo.25つちやMR2以外は全車ミディアム、つちやさんはハードです。ミディアムは交換を推薦してます。ハードは無交換も可能ではあります。雨用は全車ミディアムですが、つちやさんだけはJTCC用の幅の狭いものを使っています。雨は、ウチとしては降らないほうがいいですねえ。ドライのテストではサードがNSXのあいだに割って入ってましたからね」


ダンロップ
「ドライは3種類ですが、GT500クラスは基本的にミディアム系を選択してます。構造的にはトムスと5ZIGENとでは異なっています。ディアブロは径が異なっていますが、コンパウンドとしてはミディアム系です。雨は、カットスリックとスタンダード、それからモンスーン(スーパーレイン)の3種類です。コンパウンドは3種類あって、単純にソフトとかハードとか言えないんですが、まあグリップのいいものを選択しているということです。ミゾは、雨の状況によってスタンダードとモンスーンを使い分けます。カットスリックは、耐久性からいって決勝では使わないと思います。GT300クラスは、ドライは2種類のコンパウンドがあります。これも、単純にソフト、ハードというのではなく、今の気候に合わせたものと、カンカン照り用のものということです。今回はカンカン照り用のものは出番はないですね。交換するかしないかはチームの判断ですね。雨用はスーパーレインとミディアム、カットスリックの3種類あります」


トーヨー
「スリックは3セットあります。ミディアム系が2種類とハード系が1種類です。今回はミディアム系を選択してます。レインは深ミゾと浅ミゾ、それにインターミディエイトの3種類。朝くらいの状況ならインターミディエイトですね。雨のテストというのは、鈴鹿の合同テストで少しできたくらいで、あとはJTCCのデータを援用してます。鈴鹿のレースでも、状況としては決してラクではなかったんです。結果は、思いのほかよかったんですが…。とにかく、まだまだデータが不足しています」






GT500クラス主な最高速度(5/1 練習走行時:ドライ)
55STPタイサンバイパー292.0km/h
88ウェディングディアブロGT-1287.8km/h
16Castrol無限NSX283.0km/h
18TAKATA童夢無限NSX282.1km/h
100RAYBRIG NSX281.8km/h
64Mobil 1 NSX281.6km/h
3ユニシアジェックススカイライン280.3km/h
8FET SPORTS SUPRA279.0km/h
12カルソニックスカイライン277.4km/h
37カストロール・トムス・スープラ274.3km/h
36カストロール・トムス・スープラ273.6km/h
50ARTAスカイライン272.7km/h
*協力:TRD





5/3 - Race




天気:雨 気温:22度 湿度:69% 路面温度:22度

入場者数:3/22−47,500人(3/21−10,700人)



☆決勝レース中止後のコメント


71 シグマテック911
星野 薫「怪我はむち打ち程度で大丈夫です。こちらとしてはスタートでないのはわかっていたんでスピードを抑えたんですが、ナインテンは全開で来たようで、左後ろに追突されました。それで、押されてコースを横切る形になってしましました。フェラーリも全開で入ってきたんじゃないかな。そうでなければあそこまではいかないんじゃないかな」



7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
山路慎一「水煙が高かったけど、僕はシグナルが点かなかったのは確認した。だから減速したんだ。その時、すごくいやな感じがした。そうしたらナインテンが火を出しているの見えたから、右に寄せ出したらもっと燃えている車が見えたんで、慌てて止まって消火器を持ち出したんだ」



21 ダンロップ-BP-BMW
一ツ山康「前は水煙で全然わからなかった。そうしたら、前で薫さん(No.71)のところとナインテンがぶつかって右往左往していたもんだから、慌てて避けてコースの外に出た。クルマのほうは何ともないです」



12 カルソニックスカイライン
金子 豊監督「スタートの判断については、結果論になってしまいますけど、雨のなかでも早めにスタートさせるとか、思いきった判断ができなかったものかと思います。これまでの経験で、遅くなれば霧が出てくるということはわかっているわけですから。だれか、責任を持って判断できる人はいなかったんでしょうか。この天気のなかを、これだけおおぜい集まってくれたファンに対して申しわけないですよ」



64 Mobil 1 NSX
中嶋 悟監督「たしかに勝つチャンスはあったから、もちろん中止は残念ですが、どんなハイテクも自然にはかなわないということです。『たられば』話はできません」



2 ZEXELスカイライン
ペドロ・デ・ラ・ロサ「オーガナイザーの判断は適切だと思う。この状況では明らかにレースは困難だ。レースにはこういうことも起こり得るという意味で、自分はここにレースをするために来たし、観客の皆さんもレースを見るために来られたわけだけど、コンディションがこれでは困難だ。アンラッキーだけど受け入れなければならない。競技長はまちがいなく適切な判断をしたと思う。たしかにもっと早く決定するべきだったけど、天候がクリアになるのをもう少し、もう少しと待っていたわけで、自分は理解する。自分は正しい判断だと思う」



6 ESSO Tiger Supra
アンダース・オロフソン「霧でなにも見えなかったので絶対にドライブはできない状態だった。これを教訓に、将来に向けてクルマ、ドライバーが安全になるように改善できればと思う。我々にとっては重要なことだから。太田選手については、状態がどうなのかわからないのでコメントできない。ともかく回復することを願っている。マシンは作り直すことができるけど、人間はちがう。ひどい状態ではないことを願っている。スタートでなにが起こったのか正確にはわからないのだが、グリーンになっていかなった、というのはほんとうか? セーフティーカーか。しかしグリッド後方のドライバーはそれを理解してなかった。問題なのは前方のドライバーと後方のドライバーのコミュニケーションの欠如だ。後方のドライバーはグリーンライトが点灯したと思って加速した。私はなにも見えなかったのでただ前のドライバーについていった。ああした非常に困難な状況で一番いいのは“この場合はこうする、あの場合ならこうする”とスタート前にしっかり全員に伝えておくことだろう。そうすれば全員がどうするか理解する。今は少し混乱している。それが事故の原因だと思う。ただ…非常にアンラッキーだった」








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