All Japan FUJI GT Race
5.2sat / 3sun - FUJI Speedway

5/2 - Qualify




64 Mobil 1 NSX(ポールポジション)
トム・コロネル「前回の第1戦では予選2位だったから今回はポールポジションをとりたかったんだ。それでかなりハードプッシュした。2ラップ目には1コーナーでグラベルに飛びだしてしまったよ。ノルベルト(フォンタナ/ No.36 カストロール・トムス・スープラ)が速いのがわかったので彼を捕らえるようトライした。ブレーキングをものすごーく遅らせて、ハードにプッシュしたよ。マシンはほぼOKだね。ただブレーキング中の挙動をコントロールするのが大変だった。コースの至るところでクルマがこんな風(ステアリングを左右に切るしぐさ)になって…。フィーリングはまるでカートに乗っているようだった。ともかくこの結果には満足しているよ。大きな問題はなかった。前回のレースはボクも山西もガックリ来たので、明日はぜひ勝ちたい」



39 デンソーサードスープラGT(総合15位)
土屋圭市「98モデルのボディはシャキッとしてるね。前のボディよりバランス的にも20%ぐらいいい感じ。97モデルは前と後ろがバラバラに動いてる感じだったんだけど、98は前の舵角を入れたときに、後ろがちゃんとついてくる。でも、今回はまだセッティングが煮詰まってなくて、タイムも97のほうが速い。シリーズ中盤になったら仕上がってくるだろうけどね。だからといって、今回勝負権がないワケじゃないよ。NSXは速いけどまだ壊れる可能性があるから、そのあいだにポイントを稼ぎたい。今回の目標は3位だね。雨ではテストできてないから、微妙なんだけどね」



16 Castrol無限NSX(総合9位)
道上 龍「前回のテストに比べたら、すごくバランスはよくなってます。前はクルマに跳ねがあったというか、暴れていたんですが、そういうのがなくなって安定してきました。今までほかの3台のNSXに離されてましたけど、ここへきてやっと追いつきました。というか、ウチだけ違うセットをやったりしていたんで、開幕戦は苦しかったんです。でも、今日は雨で、明日も雨の予報でしょ。ドライだとホンダどうしの闘いになると思っていたんですが、雨はデータがないので予想がつきません。予選アタックは、今回はボクがやることになりました。とにかく300Rだけは気をつけていきたいと思います。路面の舗装が変わって、川の流れがより危険な状態になってるんですよね」



71 シグマテック911(クラストップ/総合20位)
星野 薫「昨日はメインドライブシャフトが折れて走ってないんで、セッティングもできていない。富士よりも次の仙台ハイランドにクルマが合っているかも。でも、エンジン、タービンを見直してきてパワーも上がったし、雨でダンロップタイヤもいい。決勝も雨だっていうんで、後ろとも1秒以上離れているし、なんとかいけるでしょう。クルマがターボ含めてだんだん煮詰まってきたからね。晴れでもいけると思う」



910 ナインテンポルシェ(クラス2位/総合21位)
砂子智彦「クリアラップがとれなかったのが残念。雨でダンロップタイヤがいいし、コンディションが変わらなければ2回目もタイムをつめる。明日は雨がいいな。ドライのテスト結果を見るかぎり権利なさそうだし。(No.25つちやMR2のドライバーが“ポルシェがラクそうにドライブしている”と言ったことに対して)そのかわり(MR2は)ドライが速いんだからいいんじゃない?」



21 ダンロップ-BP-BMW(クラス3位/総合22位)
一ツ山康「昨日、最後にエンジンを載せ替えた。スペアエンジンだから力がないし、結構走っているんで決勝はもたないかも。もともとのエンジンならついて行けたけど、ストレートで離れていく。午後は雨がひどかったら走らない。決勝は、もっと雨ふれ! じゃないと勝ち目がない」



9 ワークステーション大黒屋ぽるしぇ(クラス4位/総合23位)
市村秀明「クルマのセッティング中でアタックしないままこのタイムなんで、あと1秒はいけるはずです。2週間前(シビックインターのテストで)300Rでクラッシュしちゃったんで、GTマシンでそれだけはと(笑)、おっかなびっくり300R走っていました。15位ぐらいのタイムかなと思っていたんです。GTCではドライは昨日が初めてで、雨も今日が初めてですから。ベテランの秀六さんのほうが明日は速いと思います。同じぐらいで走れれば、トラブルさえなければそこそこ行けるでしょう。明日は、たぶんスタートはボクですから、初のローリングスタートから壊さずに第2ドライバーに渡したいです」

市村秀明 1969年8月27日(血液型O型)
'94年 富士フレッシュマンレース レビントレノAE86クラス シリーズ2位
'95年 富士フレッシュマンレース シルビアクラス シリーズ2位
'96年 富士フレッシュマンレース RX-7クラス シリーズ2位
'97年 ミラージュカープラザカップ シリーズ4位/シビック東日本レースシリーズ 2位
'98年 ミラージュインターカップ、シビックインターカップに参戦




77 クスコスバルインプレッサ(クラス5位/総合24位)
小林且雄「走るたびに足回りが進化している。チームがノウハウを知ってるんで、症状を言うと対策してくれる。デビューのSUGOも雨だったし、バランスはいい。(富士では)ウエットのセットは初めてだし、ポルシェのトラクションには勝てないけど、FRでここまで来れれば。順調と言えば順調だけど、MR2が上にきてない。ほんらいは7位ぐらいが普通かな。低速コーナーでタイヤが滑っちゃってトラクションがかからないのが問題。雨降るとD社が前に来ちゃうでしょう。決勝はチョロ雨ぐらいがいいね」



23 ペンズオイル・ニスモGTR(総合6位)
影山正美「タイムを出した周はうまくクリアラップがとれました。タイヤは浅溝のソフトです。ウェットでは何回かテストしているから、エンジニアの加藤さんは、セッティングが頭に入っていたと思います。走りはじめからバランスよかったですよ。明日も雨の予報なので、ウチにとってはいいと思います。でも、結果は4位でいいかな。ちょっとウェイトを減らしたいし。午後の予選では雨の量にもよりますが、もう1回アタックする予定。雨の量が1回目と同じぐらいならタイムが縮まる可能性も充分ありますよ」



2 ZEXELスカイライン(総合5位)
影山正彦「クルマの状態は最初からよかったですよ。大きな問題はまったくありません。午前中の予選では、1回目のアタックで柔らかめの深溝タイヤ、2回目のアタックで固めの深溝タイヤを使いました。クリアラップは1回もとれていないんですが、タイムを出した周は1コーナーの飛び込みで引っかかっただけだし、そのマシンもいいタイミングで道を譲ってくれたんですよ。雨もそのときは少なかったですしね」



100 RAYBRIG NSX(総合4位)
飯田 章「午前中の予選ではタイヤを2セット使いましたが、実質ちゃんと使えたのは1セット。最初、従来のレインタイヤを履いていたんですが、そのタイヤは温まるのに時間がかかり、失敗しましたね。中嶋企画とか童夢が使っていた新しいスペックのレインタイヤのほうがよかったんです。ベストタイムを出した翌周もアタックしようと思っていたんですが、無線で『新しいタイヤのほうがいいよ』と言われてピットイン。このタイミングが遅かったので、結局新しいほうのタイヤではアタックできませんでした。マシンの仕上がりはすごくよくて、ポールポジションはラクにとれると思っていたので残念です。やっぱり雨は運もありますね」



44 アペックスDLモモコルセMR2(クラス12位/総合33位)
新田守男「(金曜日のクラッシュから)クルマは直ったんだけど、グリップが出ない感じなんですよ。ドライセットのままいってるから。予選はしょうがない。ポルシェが速いでしょう。不調じゃなくて、No.25つちやMR2と比べてデータ不足です。次までにまたやってきます」



25 つちやMR2(クラス8位/総合27位)
舘 信吾「雨でまともに走ったのは初めて。(クルマの特性が)ピーキーなんで気をつけて走っています。ポルシェなんか乗りやすそうですね。晴れだとAPEX(No.44 アペックスDLモモコルセMR2)が速かったけど、雨はMR2は厳しいですね。ポンと走ったわりにタイムが出たんで、結果オーライです。明日はガンガン走るだけです」



7 RE雨宮マツモトキヨシRX7(クラス16位/総合38位)
山路慎一「2年間乗ってきたクルマから新車になりました。金曜日がニューシャシーのシェイクダウン。70kgくらい軽量化しています。剛性が上がっている感じで、安定感が増しています。ただ、根本的にエンジンのパワーが出ていないんです。いいところを生かしていければいいかなと思いますが…。SUGOと仙台ハイランドは期待できるでしょう。予選は、ちょっと出ていったら細かいトラブルが出て、ラストのアタックは集中力がなくなってきたんで、いきませんでした」



6 ESSO Tiger Supra(総合18位)
高木真一「出ていってすぐの1周目、ストレートでアクセルを踏んだら、いきなりドーンとイン側を向いて、真っ直ぐいってしまいました。怖いクルマです。ボクが甘かったということですね(苦笑)。鈴鹿では10周で終わってしまい、ボクは決勝を走っていないんです。今回が事実上の初レースということになります。金曜日には、20分間走っただけでオロフソンの1秒落ちまでいけたんですが…」



60 TOYOTA CAVALIER(クラス20位/総合42位)
三原じゅん子「金曜日のドライで初めて乗ったんですが、グループAカローラ以来、久々のFFのレーシングカーにとまどっています。最近はフォーミュラトヨタとGTCだけですから。今回、(フォーミュラトヨタと)ダブルエントリーしようと思ったんですが、初めてのキャバリエですし、首にヘルニアがあったりして、体のほうもあまりよくないんで…。今日は、Aコーナーでブレーキロックして飛び出しちゃいました。さいわい、クルマはもう直りました。N1耐久以来の女性コンビですが、アメリカのセリカのワンメイクレースでライバルだったんですが、プライベートでは仲がいいんです」

佐藤久実「久々のコンビですが、二人とも変わってないし、楽しくやっています。私は赤ワインと冷酒が好きで、じゅんちゃんも赤ワインが好きなんですよ。木曜の夜も飲み過ぎちゃいました。一人でワイン1本はやめとこうって言ってたのに、結局それを上回っちゃって…」




61 テイボン・トランピオ・FTO(クラス9位/総合29位)
中谷明彦「テストでもずっとドライだったんで、レインについてはまだまだなんです。タイヤもデータが不足してます。今回がデータとりですね。レインタイヤは溝の量の違うものなど何種類か持ってきてます。今日も何種類か試してます。明日の雨はもっとひどいでしょう。ほんとうはドライのほうがいいんですが、雨なら雨ではっきり降ってくれたほうがいい。はっきりしないコンディションが一番いやですね。とにかくアクシデントを起こさないように淡々と走ります」

原 貴彦「基準タイムを出すためにいっただけで、アタックは中谷さんです。リスクがない走りをするように心がけました」







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