JAPAN SPECIAL GT CUP
8.8 sat / 9 sun - FUJI SPEEDWAY

8.8 - Qualify


1st Qualify (AM)
No.55 STPタイサンバイパー(予選1回目 8位)

STP TAISAN VIPER
松田秀士「昨日は少し固めのタイヤで走って、ソフトは最後に少し使っただけなんですが、ソフトのほうが良かった。そこで今日はソフトでアタックしたんですが、まだセッティングが十分ではないんです。この後もう少し煮詰めて、28秒台前半まではいければいいなと思います。タイヤは、ドライはすごく良くなりましたよ」


No.38 FK/マッシモセルモスープラ(予選1回目 12位)

H.NODA
野田英樹「(昨日のクラッシュは)1コーナーの手前でブレーキを踏んだらいきなりクルマが横を向いて、右の前からコンクリートウォールにクラッシュしてしまいました。脳震盪で、昨日は少し頭が痛かったんですが、もう大丈夫です」


佐藤正幸監督「クルマは予備のシャシーを持ってきました。98年仕様です。クラッシュの原因はくわしくはわかりません」



No.25 つちやMR2(予選1回目 クラス1位)

TSUCHIYA MR2
舘 信吾「ラストは(前のクルマに)詰まってしまった。スリップもなにも使えなかったんですが、ガムシャラにいきました。クルマはすごくいいし、ポールを獲りたかったんです。午後のアタックは(天候的に)ちょっとムリでしょう。(暫定のポールが)獲れたんで、3連勝ねらいたいですね」



No.61 テイボン・トランピオ・FTO(予選1回目 クラス2位)

TAEIVON TRAMPIO FTO
中谷明彦「タイヤはもうないんですが、午後もやります。ただ、お天気もわかんないでしょう。自分たちのパターンを守っているんで、(ラストに逆転された)相手のことはわからない。MR2は60Kg積んでてあれじゃ速すぎる。明日は、自分たちのレースをやるつもり。もちろんドライを望みたい」



No.44 アペックスDLモモコルセMR2(予選1回目 クラス3位)

A'PEX DL MOMOCORSE MR2
新田守男「3番手なら上等じゃない? 35秒348はピーターのタイム。ダンパーに問題があったのを直したけれど、完璧じゃない。ずいぶん良くなったけど、しっくりはきてない。足回りのことがあったんで、予選タイムはさほど意識しては走らなかった。午後はひっちゃきにポールポジションのタイムはねらわない。天気がわかんないけど、同じタイヤで本番のセットアップします」



No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7(予選1回目 クラス4位)

RE AMEMIYA RX7
山路慎一「好調を維持してます。細かいところをセットアップしたらタイムも良かった。クルマ的にはまだタイムが縮まると思います。ニュータイヤを履いて出たら、赤旗出ちゃったんで、もう1回やりたいですね。0.3秒はアップしたいです。2回目も頑張ります。決勝ラップも調子を崩さずにいきたいですね」



No.100 RAYBRIG NSX(予選1回目 1位)

飯田 章「昨日、エンジンのコンピュータに問題があって、あまりセッティングが進まなかったんです。今日もまだ完璧という感じではなくて、パワーを綺麗に使い切れていないですね。まだ他の3台のNSXよりもストレートでは少し遅いと思います。
RAYBRIG NSX
ベストタイムのときは本山選手のスリップに入れたので、うまくタイムが出ました。マシンはちょっとアンダー気味です。まだ満足できるレベルまではいっていません。これで足が決まれば、だれかのスリップに入らなくても、午後は単独であとコンマ2〜3秒は縮められるんじゃないでしょうか? 条件にもよりますけどね」



No.16 Castrol 無限 NSX(予選1回目 2位)

Castrol MUGEN NSX
道上 龍「今回は全然マシンが壊れるような気がしませんね。今までは予選中でもミッションが渋くなったりクラッチがおかしくなったりしていたんですが、昨日の練習からまったくそういう問題はありませんね。午後は、気温が上がらなかったらもう少しダウンフォースをつけていこうと思っています。目標は1分27秒フラットですね」



No.18 TAKATA童夢無限NSX(予選1回目 4位)

TAKATA DOME MUGEN NSX
金石勝智「ベストタイムを出した周にヘアピンでブレーキをロックさせてしまい、コンマ7秒ぐらいロスしてしまっているんです。100Rをすごくいい感じで回れたので、そのままブンッて入っていったら、ロックしてしまいました。クルマのバランス自体はいいですよ。午後は、条件さえ良ければ27秒フラットを目標にしたいですね」



No.39 デンソーサードスープラGT(予選1回目 5位)

谷川達也「最後、もうちょっといけるかと思ったんですけどガス欠になっちゃった。 4番手のタイムには届く要素はありました。でも27秒前半というのはちょっと....。前回の富士のテストから空力等の調整をやって来て調子は良かったんで、富士はいけるかな、と思っていました。去年も勝っているのでゲンが良いサーキットなんです。今回はアタックは自分がやるというカタチをとっています。午後もそうです。
DENSO SARD SUPRA
予選はNSXの1台でも喰えればいいかな、と思っています。NSXはコーナー真ん中、つまり入ってから立ち上がるまでが速いですね。決勝は、もちろん優勝はねらっているんですけど、あまりムリをせず、上位でフィニッシュして選手権ポイントの差を詰めたいと思っています」



No.12 カルソニックスカイライン(予選1回目 6位)

K.HOSHINO
星野一義「クルマ? もう必死でやっている。ちょっとでも可能性があればチャレンジしている。それが実を結んできたということ。午後もアタックします。当然タイムの向上を目指してチャレンジしていく」

黒澤琢弥「スカイラインのなかでは一番煮詰まっているみたいなんで、なんとかコンスタントにいって表彰台を目指したいです。今年はいまのところ星野さんの足を引っ張っちゃっているので、今回はいい仕事をしたいな、と思っています」



No.19 ウエッズスポーツセリカ(予選1回目 クラス10位)

マッシミリアーノ・アンジェレッリ「去年のマカオGP以来、バンドウ(RACING PROJECT BANDOH)と今シーズン乗れるようにコンタクトをとってきた。今年GT300 でクルマとサーキットの経験を積んで、来年はできればGT500 に乗りたい。
M.ANGELELLI
 ボク自身は1995末までシングルシーターしか乗ったことなかった。1990年にイタリアF3選手権で3位、1992年にイタリアF3選手権チャンピオン、1993年にドイツF3選手権2位、1995年にドイツF3選手権3位。1996年はBPRシリーズにミケロット・エネア・チームのフェラーリF40で出て4位。
 なぜ日本のレースかって? それは日本のレースのほうがプロフェッショナルだと思ったからだ。日本はプロフェッショナルなドライバーが求められているけど、ヨーロッパではリッチなドライバーが求められている。お金だけなんだ。フォーミュラ・ニッポンにステラから出る予定でテストもしたんだけど、チームの事情で出られなくなってしまった。でも日本で仕事がしたい。来年もね。フォーミュラ・ニッポン、GTCに出たいと思っているんだ。
WedsSports CELICA
 クルマはまだ小さいホイールしかないんだけれど、チームのメカニックの仕事ぶりは印象的だった。すごく少ない時間のあいだにニューカーを作り上げたのに、クルマの信頼性はすばらしいんだ。なんの問題も起きない。驚くほどだよ。すごくいい仕事をした。だから来年もバンドウからGT500 に出たいね」



■太田哲也選手 その後

 太田哲也選手は、この3ヶ月の間に救命のための6回にわたる手術を終え、現在は一時的に自宅に戻り、身体機能を初歩から取り戻すためのリハビリテーションに励む日々を送っている。熱傷による痛みや痒み、ストレスなどによって極度の睡眠不足に陥り、また身体にとっては良くないことなのだが、救命のためにやむなく全身麻酔を繰り返したこともあり、そのままでは今後の手術に耐えられる体力を確保できなくなる可能性があったため、少しでも心が安らぐ自宅に一度帰って体力を回復させようという医師の判断による一時帰宅。その甲斐あってか、ようやく睡眠をちゃんと摂ることができるようになり、体力も少しずつ取り戻し始めたようである。また今後は、損傷のひどい右手、右腕、右足、顔などの機能を回復させるための手術を行うために、8月の末頃から再び入院する予定となっている。
 太田選手は、ほとんど連日のように通院を重ねてリハビリと治療を繰り返し、また自宅用に医師が作ったリハビリ・メニューをこなすほか、運動不足だからと階段の上り下り往復10回を何セットというように自分自身で決めたメニューを加え、それらを黙々と繰り返す日々を送っている。近頃では杖を使わずにある程度は歩けるようになり、左手で箸を使って食事ができるようにもなっている。だが、依然として右腕と右足を自由に動かすことができないなど大きなダメージが残っており、日常の生活をおくることすら困難な状態である。

太田哲也「意識が戻って自分の姿を初めて見た頃は、なんで生き残っちゃったんだろうなどとかなり深く落ち込んでいましたが、近頃では自分の置かれた状況を現実として冷静に受け止めることができるようになりました。まだ身体の機能には不完全なところが多いのですが、必死でリハビリに励んでいます。
 今はまだそんな状態ですけど、どこまで身体が戻るのかという問題はありますが、意地でも自分でステアリングを握ってレースに復帰する、ということを目標にして頑張っていこうと思っています。あの信じられないような状況から生還できたのは奇跡だといわれますが、奇跡が存在するのだから、今は満足に動かない身体がちゃんと動くようになる可能性もゼロではないと信じて、自分にできることをすべてやっていこうと考えています」

(協力:Tipo誌・嶋田副編集長)






2nd Qualify (PM)
No.64 Mobil 1 NSX(予選総合 3位)

K.YAMANISHI
山西康司「アタックしたのはトムです。午前中、ボクが出ていってすぐにクラッチにトラブルが出てしまって、午後も十分に走れていません。予選3番手ですが、勝つチャンスは十分あると思います。NSXどうしで潰し合いをしないように、どれかが勝つようにしたいです。それが自分のところなら一番いいですね」



No.36 カストロール・トムス・スープラ(予選総合 7位)

Castrol TOMS SUPRA
関谷正徳「クルマは現状としてはベスト。できるかぎりのことはやっている。それはいつもやっているんだけどね。ただ、タイムが上がらないだけ。あと、できることと言っても大がかりなことばかりになっちゃうね。決勝のスタートはフォンタナで、半分ずつ乗ることになると思います。タイヤが保つかどうかはやってみないとわかんないね」



No.81 ダイシン ダンロップ シルビア(予選総合 クラス7位)

H.FUKUYAMA
福山英朗「35秒台前半までいきたかったけどね…。現状としては目いっぱいですね。ミスもなかったしスリップも使えたし。(MR2との差は)あっちはテストで得たものをうまく使っているし、こっちは生かせていないということだと思います。決勝のスタートを二人のどっちでいくかは、今夜じっくり決めます。雨? ウーン、クルマとしてはドライがあんまり速くないからね。雨のほうがいいかな…。いや、なにかあるといけないからドライでいきましょう。お客さんのためにもね」



No.19 ウエッズスポーツセリカ(予選総合 クラス6位)

マッシミリアーノ・アンジェレッリ「午後は新しいタイヤ・セットで走ってタイムを向上させることができた。とてもハッピーだよ。明日はもっと速くなるよ。フロント・ドライブのクルマを走らせるのは初めてなんだ。でもF3の経験が役に立っている。パワーが低くて、タイヤに負担をかけないように充分注意して走らせなければならない。明日? 明日はまず完走。それから表彰台をねらいたい。ミスをしなければ表彰台は可能だと思う」

M.ORIDO
織戸 学「走るたびにタイムは上がっているので、明日は壊さないようにとにかく完走。そうすればおのずと順位はついてくるから。次回からがほんとうの勝負です。まだまだ速く走れますよ。持っているポテンシャルをまだまだ引き出せてない部分があるので、それが出てくればGT300 のトップと対等なレースはできると思います。ただ、FFというのは長距離を走ったときのタイヤの消耗というものがまだわからないですけど、意外とおもしろいかもわからないですよ」



No.9 スペックス大黒屋ぽるしぇ(予選総合 クラス20位)

DAIKOKUYA PORSCHE
羽根幸浩「これまで使ってきたクルマは金曜にエンジントラブルに見舞われてしまいました。そのため今回は急遽新車を使うことになりました。本来はもてぎから投入する予定だったものです。エンジンを積み替えることも考えたんですが、配管の取り回しなんかが違っていると、かなり大がかりな作業になってしまうので。これまでのクルマもエンジンを直して、もてぎから2台体制を考えています」



No.39 デンソーサードスープラGT(予選総合 4位)

T.TANIGAWA
谷川達也「土屋さんもボクも同じぐらいのタイムだったんですが、今回はエンジニアの宮坂さんからの指示でボクがアタックしました。午前中はアタックの周のBコーナーでガス欠してしまったんで、午後は条件しだいでもうちょっとタイムを上げられるかなとは思っていました。それでNSXを1台ぐらいは食えればいいなって。午後はもちろんクリアラップをとれていますが、終わってみればもう少し伸ばせたかもしれないなと思いました。ブレーキであと2〜3メートル我慢できたかなぁとか、細かいところで。明日は、スターターをボクがやるんじゃないかと思うんですが、周りの邪魔にならないように、無事に完走したいですね。このポジションで完走して、NSXが1台ぐらいいなくなってくれたら、表彰台に上れるんじゃないかと思うんですけどね。だけど、雨になるとムリかもしれません。雨だと、ほかのサーキットでもほかのスープラやスカイラインに1周3秒ぐらい離されてしまうんです」



No.70 外車の外国屋ダンロップポルシェ(予選総合 クラス17位)

GAIKOKUYA PORSCHE
パトリック・ヴァン・スクート「今、仕事で日本に住んでいるんですが、以前フェラーリ・チャレンジに出ていたんです。それでGTCのほうがおもしろそうなんで、出たいと思っていたところ、友だちの紹介でこのチームで走ることになったんです。友だちというのはエリック・コマス選手です。
初めてレースに出たのはアメリカで、フォーミュラ・フォード等をやっていました。今はいっぱい乗れるし、走るのは楽しいですよ。仕事はヴィンテージカー等の輸入なんですが、うまくいってます。だからこうしてレースにも出られるんですけどね。仕事を持っていてレースに出ているんですけど、できればセミ・プロというような、『どうぞ乗ってください』って言われるようなドライバーになりたいです。GTCでね」









backtop