JGTC2000 JAPAN GT FESTIVAL
6.23-25 / SEPANG CIRCUIT
JGTC2000 SPECIAL STAGE
Qualify Review


00-06-24 JAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIA Qualify Report
記念ポールもその手中に納める…
No.18 TAKATA童夢NSXが暑さをものともせずにポール奪取!
GT300はNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7が逆転ポール獲得

18 NSX


 午前の予選1回目に続き、午後2時30分からマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでは、JAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIAの公式予選2回目が行われた。このセッションも午前と同様に45分間ですべての時間帯で両クラス混走となる。
 午後はやや雲が多くなり、日差しの強さはさほどでもなかったが、気温は37度まで上昇。路面温度は48度とほぼ予想の数値のようだ。

16 NSX
 午後の予選では、開始と同時にかなりのマシンがコース上に飛び出した。まずNo.36 カストロール・トムス・スープラで2分03秒764と2分3秒台を出す。だが、午前の2番手No.16 Castrol無限NSXが早くも01秒656と午前に匹敵するタイムを記録して、トップに立った。No.36も02秒502までタイムを上げるがNo.16とはまだ差が残った。そして、開始15分経過時点で、暫定ポールシッターのNo.18 TAKATA童夢NSXが2分01秒901でNo.16に迫る2番手となる。
3 SKYLINE GT-R
 そして、19分過ぎに今季ただ1台99年型スカイラインGT-Rで頑張るNo.3 ユニシア・ザナヴィスカイラインが2分02秒286を叩き出して、スカイライン勢のトップ、総合順位でも6番手のポジションにつけた。
 セッションの中盤を過ぎる28分でトップのNo.16が00秒616までタイムを更新するが、No.18の暫定ポールタイムにわ
32 SUPRA
ずかコンマ1秒届かない。そのNo.18 TAKATA童夢NSXは終了11分前、ついに午前のタイムを上回る2分00秒431を記録。その次の周回には00秒426まで刻んできた。この後、このタイムを更新できるものは現れず、セッションを終了。記念すべきレースのポールポジションはNo.18 TAKATA童夢NSXが手にすることとなった。



7 RX7

19 CELICA
 GT300クラスでは、17分過ぎにNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7が2分12秒630と、午前No.19が記録したトップタイムをわずかに上回り、クラストップとなる。また、このセッションではNo.31 スーパーオートバックスMR-Sが13秒392と自己タイムを大きく更新して2番手、クラス総合でも3番手にアップしてきた。午前4番手だったNo.77 クスコスバルインプレッサはドライブシャフトにトラブルが生じて、このセッションを走行することが出来なかった。
26 GT3R
結局GT300はこのままのタイムでセッションを終了。これでNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7が、セパンでのGT300クラス・ポールポジションを獲得した。


予選1回目のレポート


POLE POSITION
Pole Position

GT500 POLE POSITION
No.18 TAKATA童夢NSX 2'00.426/脇阪寿一
脇阪寿一「アパ・カバ(マレー語でこんにちは)。とりあえずこれだけ覚えてきました(笑)。クルマはものすごく速いんで、明日(決勝)は問題ないと思います。予選2回目はちょっとクリアラップがとれなかったので、タイムはさほど伸びなかった。ボクたちのクルマはかなりアドバンテージがあると思うので、落ち着いて走れば、トラブルさえなければ勝てると思います。(GTでポールポジションを獲ることは有利なのか?)ローリングスタートなので、スタートで前に出ると、レースをコントロールできますから。あと今年になってからいつも同じ位置からスタートできているというのは、ボクらにとってアドバンテージになっています。(ライバルは?)やはり同じチームの16号車ですね」
金石勝智「(ライバルは?)決勝レースはやはり16号車と、ウチの場合はトラブルですかね。あと人間もアツいですけど(笑)、クルマも暑いでしょうから。(セパンの暑さはどうですか?)日本でも8月のレースはこれぐらいの感じなるので、とりあえずだいじょうぶです。クルマとしてはとくに暑さ対策というのはしていません。日本から持ってきたままです」

GT300 POLE POSITION
No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7 2'12.627/山野哲也
山野哲也「SUGOもポールを獲れましたけど、セパンもコース図を見るかぎりRX7に有利なコースじゃないかなと思っていましたが、それがうまくハマったって感じですね。とくにRX7は高速コーナーでの安定性がいいんで、そこの部分でアドバンテージがとれたと思います。(セパンは暑さはどうですか?)ボクには問題ないです。まるで故郷に帰ってきたような快適さですね(笑)。むしろ寒がりなのでこの冷房の利いた部屋のが辛いです(笑)。RX7はクルマ的にはなにもしていませんが、ドライビングをするうえで、今までと同じ(エンジンの)回転域を使うとちょっと油温が上がりすぎてしまう傾向があるので、少し抑えめにして走っています」
松本晴彦「クルマ的にはセパンはマッチするコースですね。それとメカニックたちが予選までにだいぶがんばってくれたので、それも大きいと思います。(決勝のライバルは?)ナンバー19のセリカですね」



GTインサイドレポート班
Report by GT INSIDE REPORT TEAM