GTC 1999 GT INSIDE REPORT

Round 7 MOTEGI GT CHAMPION RACE
10.23/24 - TWIN RING MOTEGI

10.24 - Race

☆フリー走行終了後

No.36 カストロール・トムス・スープラ
関谷正徳「クルマはボチボチ。いや、完璧かな? クルマも人間も全部快調。最初は遅いクルマがいっぱいいたからタイムが出なかったけど、最後に帳尻は合わせたでしょ? あのタイムが出るってことは大丈夫ってこと。ぜんぜん問題ない。勝つ自信? あるある! オレっちは勝ちに来たんだから。ハッキネンの例もあるからレースはわからないけど、100点満点の走りをするから大丈夫。でも、スピンしたらごめんね(笑)」
黒澤琢弥「最初は昨日50周以上走ったタイヤだったからタイムが出なかったけど、後半関谷さんに代わったときは7〜8周しかしてないタイヤだから、最後にタイムが出た。タイヤが減ってない状態と減った状態を見ただけだよ。ハンドリングはどっちでも変わらない。ウチのクルマは金曜日からギヤ比も足回りもなんにも変えてないんだけど、いいときってそんなもんだよ。今のところオレがスターターの予定だけど、当てられないように気をつけないとね。NSXが全体的に速いから、ブレーキングで突っ込まれないぐらいのマージンを1周目で稼がないと。16号車は失うものがないから強引に抜いてくるかもしれないけど、オレたちは当てられたら困る。オープニングラップをトップで帰ってこられたら、その後は徐々にマージンを稼げると思う。とにかく今日は勝ちたい」

No.16 Castrol無限NSX
道上 龍「ベストタイムはもっと出せたと思いますが、ちょうど36号車の後ろについたので、そのままずっとついて走っていました。向こうは昨日走り込んでタイヤを使っていたと思うので、タイムが出てなかったんでしょう。でも後ろについて走ったことでスープラの速さを見ることができました。コーナー自体はNSXのほうが速いと思いますよ。でもストレートは負けてますね。だからブレーキングやコーナリングを生かせるように走りかたをいろいろ考えないと。でも、今日は勝ちます」

No.19 ウエッズスポーツセリカ
織戸 学「金曜の満タンセットとは違っているけれど、クルマはそんなに悪くはない。トータルで走れるようなセットです。午後、レースに向けて温度しだいでセットを変えます。(事前の)テストではタイム的によくなかったけど、材料を集めて金曜に持ってきて、いい方向でそれを合わせていって、予選は僅差だったけれど3位に上がれて、シリーズ1―2―3のグリッドになった。観てるほうはおもしろいんじゃないかな。ポイントは、ウチは2台から離れてるけれど、チャンプの可能性があれば獲りたいし、そのためにはいい順位でゴールしないと可能性はない。トップに実力で入ってチェッカーを受けたい。まわりのことはその後でしょう」
原貴彦「テストは悪くはなかったけれど、ここまで調子はよくなかった。でもタイヤがうまく使えるようになったし、いいタイヤなんで目一杯(性能を)引き出す方向でセットしてます。スタートは織戸くんです。ウチが勝っても向こうが2位、3位だとタイトルは獲れないけど、とにかく勝つレースをしたい。開幕戦から勝ってないんで、最後を勝って締めくくりたい」

No.26 STPアドバンタイサンGT3R
松田秀士「こんなもんじゃないですかね。特別、速くも遅くもない。このペースをどこまで維持できるかで勝負は決まるんで、どこまで集中して走れるかですね。ドミニクがスタートで遠慮なくかき回すだろうからね。チャンピオン争いなんか知ったこっちゃないから(笑)。辛抱強くいって、後半勝負でしょうね」

No.25 モモコルセ・アペックスMR2
高木真一「早めにピットインしたのはシフトのフィーリングが変わったから。戻ってくるバネが強くて、ちょっと気になっただけです。ちゃんと入るし戻ってくるんだから問題はないんだけど。(チャンピオン争いの3台が)満タンでみんな同じぐらいのタイム。決勝はムチャムチャおもしろいと思いますよ」
新田守男「すごいレースになるよ。これだけ3台とも調子いいことってないんだから。しかも最終戦だよ。カギを握っているのはGT500のマシンとNo.26のタイサン。あいだに入ってくるとややこしくなるね。決勝がすごく楽しみです」
土屋春雄「3台ともいい勝負だね。変な感じて終わるのだけはやだね。せっかく3台とも競り合ってるんだから」

No.15 ザナヴィARTAシルビア
土屋武士「おあつらえむきのレース。意識的にやろうとしてもムリっていうレースになるだろう。でもウチはみんなより一手一手先手を打ってるから。昨日も午前中にタイムを出して、午後は決勝用セッティングをやってるし。やるべきことはやったので、自分たちのやってきたことを信じるだけです。いつも勝たなきゃいけないっていうレースをして来たから、自信があります。プレッシャーもやる気もいつもと同じ。ただ違うのは、今日の一戦で今年全部の成果が出るということ。チャンピオン獲ったところから来年をスタートさせたいんで、今日は次のスタートを切るためのレースだと思ってます」

No.100 RAYBRIG NSX
高橋国光「クルマは問題ない。快調。ただ、やはり重いね。ボクの走りは軽いときも重いときも同じなんだけど、アキラはガンッといくからね。ブレーキがきつそうだね。なんせトラブルが恐いんでトラブルなしでいきたい。後半ブレーキがハードだろうから、そのぶん遅れないようにしないと」

No.6 ESSO Tiger Supra
野田英樹「昨日トラブルが出てフルタンクのテストができなかったんで、ちょっとギャンブルをしてセッティングを変えたんですけど、それがいい方向にいきました。フルタンクにして今朝走ってみてすごくよくなっていたので、昨日テストできなかったことも影響ないです。前回のTIではタイヤチョイスに問題があったんですけど、それも今回は大丈夫です。このままいけばかなりいけそうです」

No.1 ペンズオイル・ニスモGT-R
エリック・コマス「フリー走行でポジションが後ろなのは、古いタイヤを履いて出てそのまま換えないで走ったから。ライバルは古いタイヤでスタートしてその後でタイヤを換えた。はじめはボクらのほうが速かったよ。最初の15分は5位以内にいたからね。そうとう走ったタイヤでのタイムだから、タイムには非常に満足しているよ」

No.32 cdmaOneセルモスープラ
木下隆之「(フリー走行中)プロペラシャフトが折れて止まってしまった。今、スペアに交換しているので決勝は大丈夫です。でも予選グリッドが悪くていろいろセッティングを変えたのが確認できないまま終わってしまいました。決勝はボクがスタートで、40周くらいまで引っぱる予定。タイヤは固めを選んでいるんで大丈夫」

No.88 ノマドディアブロGT-1
和田 久「カムシャフトにトラブルが出て、走行中にストップしてしまった。今、反対側のバンクからパーツを取って直していますが、グリッドに並べられるかどうか…」

No.61 テイボン・トランピオ・FTO
駒塚守エンジニア「ファーマンが走行中、1コーナーでコースアウトしてしまったようです。今、ディフューザーなどをちょっと直してますが、大きな問題はありません」

No.30 綜警McLaren GTR
岡田秀樹「メーカーのクルマがつねに進化しているなかで、プライベートにはどうしてもしわ寄せが来るということを実感しています。マクラーレンはストレートが速いじゃないかとすぐ言われますが、あたりまえですよ、ダウンフォースがないんですから。みんなと同じダウンフォースにしてそれでも速いというならともかく、現状が理解されていないと思います。もっと大きいウィングにしてダウンフォースを大きくすればもっと速くなりますよ。でもそれはレギュレーションでできない。だから悔しいですよ。ボクらが努力していないのかというとそうじゃありませんよ。でも、メーカーのクルマとプライベートが限られた予算でやっているのとでは進歩の度合いが違います。タイヤだって、スープラやNSX、スカイラインにはそれぞれに合わせたタイヤがあるのにマクラーレン用のタイヤはないんです。今のタイヤがダメだというのではないんですけど、有利不利でいえば有利じゃない。そういうことを総合して考えると、ウチはうまくやっているし、クルマもそこそこ仕上がっている。ただ、まわりが速すぎるんです。去年のタイムならウチは2、3番手ですけど、ほかは1秒以上速くなっていますからね。速さを抑えようとしても速くなるんですから、メーカーのクルマは。ボクらのクルマはおカネをかけないでエンジンパワーを上げられるクルマなんですよ。リストリクターの径をゆるめてくれればいいんですから。結果が出る前に『速いじゃないか』と抑えつけるのはやめてもらいたい。このままいったらプライベーターがいなくなってしまいますよ」



★タイヤメーカーに訊く

ブリヂストン
「今回持ってきたのは2種類。ソフトとハードという分けかたをしてます。選んでいるのはNSXが4台ともソフト、スカイラインもソフトですがNo.3だけソフトとハードのコンビネーション。スープラはNo.6がソフト、No.32、No.38がハード。マクラーレン(No.30)はソフトです。構造的にはNSX、スカイライン、スープラはそれぞれ異なっています。マクラーレンはいろいろテストしたんですが結果的にNSXと同じものになっています」

ヨコハマ
「今回、GT500は1台だけ(No.39)です。従来の構造に加えて新しい構造のものを1種類持ってきました。選んだのはリア用が新構造のソフト、フロントが従来構造のソフトです。GT300はほとんどソフトを選んでいますが、No.20はミディアム、No.25とNo.15はその中間くらいのものを使っています。いつも固めを使っているNo.19も今回はソフトです。金曜の感触がよかったのと、今日の気温がそれほど上がらないとチームが判断したようで…。No.19はこのくらいの気温だと、タレがちょっと心配ですね」

トーヨー
「GT500(No.88)はソフト、ミディアムのうちソフトをチョイス。GT300はNo.61がミディアム、No.86がソフトです。No.61は、ここでのテストに間に合わなかった構造のものを持ってきて使っています。前回(TI)はアンダーが強くて摩耗がひどかったんですが、今回はレースディスタンスは大丈夫です」

ミシュラン
「今回用意したタイヤは、プレスリリースにあるとおりドライが4種類。選んだのは3台ともミディアムです。金曜の天候が安定していてロングのテストができたので、レースディスタンスでの保ちも大丈夫です。
 今年1年間の目標は『トヨタ車で一番になる』ことでした。スープラはタイヤメーカーが3社ありますから、そのなかで一番になればミシュランのパフォーマンスを示すことになります。その意味では、(シーズン)序盤はスケジュール的に追われながらやらなければいけない状況だったんですが、ここまでよくやってこれたと思います。総合チャンピオンというのは、そのほかにいろいろなファクターがありますから…。もちろん獲れればそれにこしたことはありませんけれどね」




☆決勝スタート直前情報

 天気:晴れ/路面状況:ドライ/気温:24℃/路面温度:31℃
 入場者数 10月24日:42,300人(9月25日:15,500人)

 No.86 BPアペックスKRAFTトレノはブレーキ系トラブルのためピットスタート
 No.71 シグマテック911はエンジントラブルのためスタートできず




☆レース中のコメント

No.18 TAKATA童夢NSX
金石勝智「V字コーナーあたりで急にエンジン(の回転)が重くなった。メーターでは水温はそんなに上がっていなかったんだけど…」

No.32 cdmaOneセルモスープラ
木下隆之「10周くらいでブレーキがなくなっちゃった…」

No.37 カストロール・トムス・スープラ
鈴木利男「おととい出たのと同じ、ブレーキの前後バランスが狂っちゃう症状がまた出てしまった。今、右京ががまんしながら走っている状態。目一杯踏まないようにいかないといけない。路面はホコリっぽいけどライン上は大丈夫だよ」

No.100 RAYBRIG NSX
飯田 章「クルマもブレーキも大丈夫。でも、密集したところにいたんでコツコツ当たってしまって、ペースを上げられなかった。もっとペースを上げたかったんだけど、前につかえてしまって抜けなかった」

No.72 オークラRX7
石川 朗「はじめからブレーキングで振動が出ていて、それはよくなったんだけど、その後ブレーキラインがゆるんでしまって予定より10周くらい早くピットに入らなきゃいけなかった。平野に代わってからはペースを落として走ってたんだけど、そのうちタイヤまでおかしくなって、最後はデフのトラブル。平野はがんばっていたんだけど、ちょっとかわいそうだったね」

No.19 ウェッズスポーツセリカ
織戸 学「思ったより気温が高かったけどクルマの調子はよかった。序盤は前のクルマについていけなかったんだけど、後ろが離れてからはラクなレースになった。ポルシェがすごく速かったんで、ムリしないで先にいかせた。MR2とシルビアはそんなにペースが速くなかったんでついていった。いいバトルができたよ」




☆リタイヤ(GTインサイドレポート班調べ)

No Machine 原因 周回数
71 シグマテック911 エンジントラブル 0 Lap
86 BPアペックスKRAFTトレノ 駆動系トラブル 2 Laps
39 デンソーサードスープラGT エキゾースト破損 4 Laps
18 TAKATA童夢NSX オーバーヒート 11 Laps
355 イエローマジックF355GT ステアリングトラブル 24 Laps
81 ダイシン シルビア エンジントラブル 32 Laps
72 オークラRX-7 デフトラブル 37 Laps
111 JIM GAINER F355 ミッショントラブル 37 Laps





☆決勝レース終了後

No.36カストロール・トムス・スープラ(GT500 優勝)
関谷正徳「優勝はうれしいです。チャンピオンを逃したことについては、自分たちのやるべきことをやって、ベストな状態でベストな結果を出したわけですから、しかたないですね。チーム(タイトルが獲れたこと)はよかったと思います。これ以上ない最高の仕事をしたということでしょう」
黒澤琢弥「結果的には勝ててうれしいんですけど、ボクがプッシュして走っても道上クンに抜かれて、自分のパートも予定よりも5周ぐらい早く入っちゃたんで、ボクは関谷さんに優勝をプレゼントしてもらったかな、という感じです。16番が想像以上に速くて、つらいレースてしたけれど、今はホッとしてます」

No.26 STPアドバンタイサンGT3R(GT300 優勝)
松田秀士「最高ですね。前回のTIも勝てるなって実感があったんですけど、トラブルが出てしまってリタイアしてしまったので。とにかくウチのクルマはコンスタントにいい状態で走れるのと、ヨコハマタイヤが最初から最後までグリップが変わらないので、すごく楽でした。シュワガーもがんばってくれたので、ボク自身はほんとうに楽なレースでした。今日はとてもいい気分で帰れます」
ドミニク・シュワガー「当初来日したのはJGTC参戦のためではありませんでした。こういったチャンスを与えられたのはラッキーだと思います。全体的にはついていない1年でしたが、こういったかたちで2回優勝できて、ほんとうによかったと思います。まだこのクルマのレースがあと1戦残っていますので、ぜひともいい成績をおさめて、来年がいい年になるようにつなげていきたいと思っています」

No.1 ペンズオイル・ニスモGT-R(GT500 3位)
No.2 ARTAゼクセルスカイライン(GT500 2位)
岡 寛NISMO監督「シリーズを通してチャンピオンを獲るというのが目標でしたから、ドライバータイトルを獲れたということで目標は達成できたと思います。当然、コマス選手も本山選手もがんばっているんですが、チーム全体が力を出せたということだと思います。今年、クルマとしては残念ながらほかより1秒も遅れるものしか造れませんでした。そういう状況でチャンピオンを獲れたということは、昨年より価値があると思います。(ピット作業の速さなど)小さなことを拾い集めていった結果です。まあ、欲をいえばチームタイトルもほしかったですけどね。
 今日のレースで、最後にNo.2が前に出たのはドライバーにまかせていた結果です。No.1のほうは4位以内にいればチャンピオンになれることは知っていましたからね。
 GT300(No.15)のほうは、くわしくは調べてみないとわからないんですけどちょっとトラブルが出てしまいました。まあ、シリーズチャンピオンは獲れませんでしたが、新型シルビアが出たときに速さをアピールしようという考えがあったので、それは充分見せられたと思います。シリーズ全戦ポールポジション、7戦3勝ですからね。土屋選手はきっちり仕事をしたし、井出選手も成長しました。得るものは大きかったと思います」

No.19 ウエッズスポーツセリカ(GT300 2位)
織戸 学「今までのなかでもこれだけ迫力のあるレースができたのはなくて、いいレースでした。ボクの目標であり夢であったMR2の前を走れたし、2位を譲ってもらったかたちだけどチャンプの可能性はあったし、ベストを尽くせた。シリーズ(タイトルを)逃したのは惜しかったけれど、まあまたひとつ成長できた。終わりよければすべてよしですね」
原 貴彦「勝てなかったけれど、なんかすっきりしました。勝てるつもりでがんばって、チームもドライバーも精一杯やりました」
坂東正明監督「No.25は最後ブレーキがつらかったみたいだし、スローパンクチャーもしてたみたいなんだけど、ウチはもうプッシュするだけ、ガンガンいくだけの状況だった。そこで当たったちゃったらなんにもならないから、土屋(春雄 No.25監督)さんと『バンちゃんとこ何点? ウチは何点』って相談して、ウチが前にいってもNo.25がチャンピオンということがわかったんで、先にいかせてもらった。でも、ホントは最後ピットウォールに立ってポルシェ(No.26)に念力を送ってたんだけどね。最後にポルシェがガス欠で止まってウチが先にゴールしてチャンピオンっていう予定だったんだけどな(笑)。そういうことは抜きにして今回のレースはおもしろかったね。今年1年タイヤを開発してきて、タイヤ屋さんもよろこんでいると思うよ」

No.25 モモコルセ・アペックスMR2(GT300 3位)
長谷川勇総監督「最後の最後はNo.19はもう前へいかせようという話になった。高木がスピンしたときは心臓が止まるかと思ったよ(笑)。でも、井出くんも突っ込んでしまったようだからお互いさまかな。新田だったら安心だけど、高木だと胃が痛いよ(笑)。タイヤのエアが抜けてきちゃって、保つか保たないかもわからなかった。チームもタイトルが獲れたし、新田はドライバーでも獲れたから(よかった)」

No.15 ザナヴィARTAシルビア(GT300 4位)
土屋武士「ボクが乗っているときはクルマはまったく快調だったんだけど、井出選手に代わってからABSがおかしくなっちゃってペースが上げられなかった。チャンピオンを獲れなかったのは残念ですけど、精一杯やったから悔いはないです。シリーズチャンピオンというのは1年間を通しての結果だから、それが向こう(No.25)のほうが上だったということです。親父(土屋春雄 No.25監督)には『ニギリはいってこいだな』と言われました。今回、予選はこっちが上で決勝は向こうが上だったんで」

No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7(GT300 5位)
松本晴彦「最初はついていくつもりがポルシェにスッといかれて、ダイシンさんを抜いてからもちょっとペースが上がらなくて、今いちプッシュできなかった。もっといきたかったですね。シーズンは、けっこうクルマを仕上げてもらって、戦闘力もトップを走れるポテンシャルになって、2位1回、4位2回でしたか。今年からAドライバーになってプレッシャーはありましたけれど、山野さんとお互いにいいところを探って、ベストな状態にクルマを仕上げて、入賞もできました。でも勝ちたかったです」
山野哲也「クルマにはなんのトラブルもなかった。朝まで出ていたエンジンの息つき症状も直って、とくに悪いところはなかったけれど、ペースが1秒半くらい遅かったかな。思ったより路面のグリップもなかったし、ブレーキもきつかった。シーズン初年度にしてこのポジションにいられるのはうれしい。途中でノーポイントが2回あって、それが悔しいよね」

No.12 カルソニックスカイライン(GT500 7位)
星野一義「スタートはアウトからズバッといっちゃったよ。クルマはすごくよかったけど、タイヤはきつかったね。それはほかもいっしょだけど。ピットインでNo.1と順位が入れ替わったのは、ピットロードで前に遅いクルマがいてつっかえちゃったから。ガソリン(補給量)をギリギリせめてたから、最後に足りなくなってもう1回はいらなきゃいけなかった」

No.100 RAYBRIG NSX(GT500 9位)
高橋国光「たいへんいい雰囲気で終わったんじゃないかな。クルマの状態はよかったけど、ブレーキはちょっと深かった。なにがなんでもチェッカーを受けなきゃいけないと思ったんで、とにかくチェッカーを受けることだけを考えました。ホンダで育って、鈴鹿から4輪を始めて、ホンダのモータースポーツの夢が詰まっているもてぎでフィニッシュできたのはうれしい。かなえられなかったことはあるけれど、ここまで来られたんで、みなさんに感謝してます」
飯田 章「もうちょっと上のポイント圏内でゴールできればよかった。今日は密集したところにいたんで、前に詰まって抜けなかった。ボクはまだまだ(未熟)ですね」

No.18 TAKATA童夢NSX
脇阪寿一「エンジンがいってしまったのでしょうがないですね。(ハンディウェイトを)90kg積んでるとエンジンにも負担がかかるみたい。朝、ブレーキが調子よかったからそこそこ追い上げられると思ってた。3位にはなれると思ってたのに…。そのかわり、オールスターではブッちぎる。(オートポリスは未経験だが)走ったことないとこで速よ走らなあかんのや」


1999 CHAMPION


●GT500 ドライバーズ・チャンピオン
エリック・コマス/No.1 ペンズオイル・ニスモGT-R
「今回のレースに関しては、4位でフィニッシュすればチャンピオンシップはとれるということがわかっていましたので、4位狙いでレースを考えていました。予選の順位は6位だったんですけど、その順位に関しては、後方からチャンピオンシップを狙えるいい順位であると考えていました。チームも本当にいい仕事をしてくれましたし、ピットストップの際も、本当にいい仕事をしてくれたと思いました。ちょうど前後にいたのが日産のクルマだったので、チャンピオンをとれるように応援してくれるという話がありましたので、不安には思っていませんでした」



●GT300 ドライバーズ・チャンピオン
新田守男/No.25 モモコルセ・アペックスMR2
「最高にうれしいです。チャンピオンを獲ることを目的にずっとやってきたので、すごくうれしいです。今年のGT300はつねに接近戦が続いてたんでかなり苦しい状態だったんですけど、そのなかでチャンピオンが獲れたので、ほんとうにチームのスタッフに感謝します。正直、最後の最終コーナー立ち上がってくるまで、ずっと不安には思ってたんですね。完璧な状態のクルマで走ってたわけではなかったので。高木真一クンが最後に『バイブレーションが出てきた』っていうんで、スローパンクチャーじゃないかっていう疑いも出てきて、土屋(春雄監督)さんと二人で最終コーナー出てくるまでドキドキしてました」



●GT500 チーム・チャンピオン
TOYOTA Castrol Team TOM'S
館 信秀監督「(シーズン)前半はクルマのトラブルが多かったんですね。2台つねに完走することができなくて、片方、もしくは両方ダメなときもあったんですけど、ちょっと前半戦苦しかったのが、(最終戦までもつれこむ)こういう結果となったんじゃないかと思います。来年に向けては、もう少し早い時期から開発をしなければいけないんじゃないかな、と思います。No.36(のドライバーズタイトル)に関しては、コマス選手がずっといいところにいましたからね。最後の最後まで『つぶれろつぶれろ』と思ってましたけど(笑)、非常にコマス選手は今年安定していましたし、正直いいまして、獲れればいいな、という油断がありましたね。台数的にはNISMOさんと互角にやってたわけですから、そのなかでチームチャンピオンを獲れたことは充分だと思います」



●GT300 チーム・チャンピオン
MOMOCORSE Racing Team with Tsuchiya
土屋春雄監督「序盤の展開からいってこんなにうまくいくとは思ってなかった。新田くんが乗ってる序盤にエンジンがちょっとバラつきまして、いつ止まるのかな、という不安があって、今日はほんとうに疲れました。ラスト2周ぐらいのところでタイヤのバイブレーションが出てきて、スローパンクチャーじゃないかっていうことだったんですね。でもなんとかゴールできたんで(ホッとしました)。
 親子でチャンピオンを争えるのは、ありがたいことですね。こういうチャンスってなかなかないと思いますんで。ただ、サーキットに来ちゃうと関係ないですね。この仕事やってるかぎりは、どっちが上に立つか、親子ということは関係なくいつも勝負です」







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