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2001-05-03 |
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■公式予選 1回目レビュー
雨中の予選1回目は最後の最後に大逆転!!
エッソウルトラフロースープラが終了間際にスーパーラップ!
GT300はR&DスポーツダンロップGT3Rが暫定ポールに
待望のゴールデンウィークJGTCが開幕した。5月3日、富士スピードウェイはあいにくの雨模様だったが、その中でAUTOBACS CUP全日本GT選手権(JGTC)第2戦の予選第1回目が行われた。
予定より15分遅れて午前10時25分に予選がスタート。気温は昨日よりは高くなったが10度と低い。路面温度も同じく10度で、完全なウエット。予選1回目はGT500占有、GT300占有、両クラス混走を20分ずつ行う。
まずGT500占有の開始から5分でNo.100 RAYBRIG NSXが1分41秒475でトップとなり、これがウエット時点でのターゲットとなる。
10分過ぎに1分39秒874と一気にトップターゲットを引き上げたのが、No.23 ペンズオイルゼクセルGT-Rだった。さらにはNo.12 カルソニックスカイラインが40秒751で2番手に。だが、この直後にNo.12とNo.18 TAKATA童夢NSXが相次いでコース上でストップ。このため赤旗が提示されて一時予選が中断した。10分ほどで車両が回収された後、予選が再開。そしてもう1台のNISMO、No.22 ザナヴィヒロトGT-Rも42秒194で4番手と、レインコンディションではスカイラインが良さそうだ。これに対し、NSXもNo.64 Mobil 1 NSXが41秒294までタイムを縮め、スカイラインに迫るが、この直後にスピンしてウォールにクラッシュ。再スタートしてピットに戻ったが、リアウイングが外れるなどリアセクションを大きく壊してしまった。そしてGT500占有終了直前にNo.100 RAYBRIG NSXも40秒を切る1分39秒409を出し、スカイライン勢に割って入る。これでGT500占有終了しトップNo.100、以下No.23、No.12、No.23、No.64が上位5位となる。スープラ勢はセーブしているのか、この時点では6番手にNo.6 エッソウルトラフロースープラが入るに留まる。
GT300の占有が終わり混走セッションに入る頃になると雨足が弱くなり、空も明るさが出てくる。このために路面の水も少なくなってきたようだ。本来ならコースが混雑する混走ではありタイムアップはないものだが、各車ここからタイムが上がりだす。
まずは、No.30 綜警McLaren GTRが1分39秒817で4番手に浮上。だが、すぐにNo.8 ARTA NSXも39秒778を出して、No.30をかわして4番手に。
No.23 ペンズオイルゼクセルGT-Rは39秒050とわずかにタイムを縮めるが、2番手のまま。No.22 ザナヴィヒロトGT-Rも39秒754で4番手に戻る。だが、No.8 ARTA NSXも40秒213まで刻み、再度4番手に。
そして予選終了3分前。ここまで静かだったスープラが動き出した。No.6 エッソウルトラフロースープラの野田英樹が1分37秒987と驚異的なタイムでついにタイミングボードのトップに飛び出す。そして、終了のラップでNo.30 綜警McLaren GTRも38秒386で2番手に飛び込む。3番手には38秒739でNo.8 ARTA NSXが入り、スカイラインを押し出したかに見えたが、No.23 ペンズオイルゼクセルGT-Rもこのラストラップで38秒387を叩き出して、2番手に食い込んだ。
これで、ウエットコンディションの予選1回目はNo.6 エッソウルトラフロースープラが暫定のオールポジションを獲得。2位にNo.23 ペンズオイルゼクセルGT-R、3位No.30 綜警McLaren GTR、4位No.8 ARTA NSXと各車種が上位に並ぶ形になった。
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No.62はGT300占有で序盤1分51秒台だったが、終盤雨が弱くなってきたところで藤原靖久が1分46秒428までタイムアップ。結局、これがこの予選1回目のトップタイムとなり、GT300の暫定ポールを獲得した。2位は混走セッションにタイムをグッと詰めたNo.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7が46秒544。3位にはNo.910 910ロディオドライブADVANポルシェが入った。
開幕優勝のNo.31 ARTA・アペックスMR-Sは黄旗区間で追い越しをした違反で、トップタイムを抹消され13位に留まった。
雨の中で行われた予選1回目だが、終了後には雨は上がった。上空の雲も切れて強い日差しが差し込んできている。このままなら、午後14時40分（当初予定）で行われる予選2回目は一転ドライコンディションで行われることになりそう。こうなると1回目の結果はまったく参考になりそうもない。このあとの2回目が本当の勝負となるだろう。
☆GT500暫定ポールポジション
No.6 エッソウルトラフロー スープラ
脇阪寿一「あいかわらず調子はいいよ。午後も明日もガンバル!!」
野田英樹「とくに意識せず普通に走っていたらタイムが出ました。GTではチームに言われたことを、できるだけ忠実にこなしていきたいと思います。ボクは雨でも晴れでも大丈夫ですね」
☆GT300暫定ポールポジション
No.62 R&DスポーツダンロップGT3R
柴原眞介「タイヤが他とは違う（ダンロップ）んで、タイヤ屋さんの力ですよ。トラクションがかかりますから。明日の500kmに向けて午後はドライでセットしたい。昨日一昨日とトラブルだらけでまともに走れてないんですよ。（開発車両として）いろんなトライをしてるし、それが仕事ですから。タイヤもコンピュータも空力も合わせて成績が出ればいいんですけれどね」
藤原靖久「雨のなかは悪くないんで、混走で込んでいるなか空いてるところを探して、クリアがとれたつもりです。ドライではトラブルで走れてないんで、ぶっつけ雨だとみんな条件は同じですから…」
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