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2001-08-04 |
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■公式予選 1回目レビュー
スープラ勢は予選2回目に勝負を賭けるのか？
GT300はウェッズスポーツMR-SとダイシンADVANシルビアの闘いに?!
昨日同様に空は雲が多く、すっきりとしない天気だが、気温は昨日以上に上がって早くも午前中で30度を超えた。予選1回目は予定通り午前11時40分からスタート。走行時間は60分間で行われる。この60分間は20分ずつ3回のセッションに分かれ、予選1回目はGT500占有、GT300占有、両クラス混走という順で行われる。
開始直後にコースインしたのはNo.21 イエローコーンマクラーレンGTR、No.39 デンソーサードスープラGT、No.88 ノマドディアブロJGT-1の3台のみ。気温は33度、路面温度45度という暑いコンディションゆえ、ほとんどがワンアタックの勝負を考えているようだ。この時点でのトップは、No.39の1分26秒555だ。
スタートから10分を目前にして、ようやく各車コースに飛び出していく。まずはNo.33 Team UKYOスープラが最初の25秒台、25秒951でトップに立つ。そして、13分過ぎにNo.30 綜警McLaren GTRが26秒496で2番手に浮上。
そして15分にスカイラインGT-Rが攻勢を掛けてきた。まずはNo.22 ザナヴィヒロトGT-Rが26秒035で2番手に。続いて、No.23 ペンズオイル・ゼクセルGT-Rのエリック・コマスが1分25秒523と好タイムを叩き出す。これで、スープラ、マクラーレン、僚友No.22を一気に抜いてトップに立った。さらにはNo.12 カルソニックスカイラインも25秒841で3番手に食い込んでくる。
これに対してハイスピード・コースの富士で苦戦するNSX勢でもNo.64 Mobil 1 NSXが奮戦。15分過ぎに25秒858を出し5番手に上がってくると、次の周に25秒624を出してなんと2番手に飛び込んだ。また同じタイミングで、7月23、24日にツインリンクもてぎで行われた酷暑の合同テストでトップタイムを出し、暑さに強いと言われるNo.36 カストロール・トムス・スープラも25秒760を記録し4番手となる。
このあと上位はタイムアップなく、このままGT500占有時間20分が終了。GT300との混走セッションでも上位の変動はなく、予選1回目を終了した。
スープラ有利という下馬評を、この予選1回目はNo.23 ペンズオイル・ゼクセルGT-Rが暫定ポールを獲得。これにNo.64 Mobil 1 NSX、No.30 綜警McLarenGTR続き、予想を覆しすトップ3となった。スープラ最上位はNo.36 カストロール・トムス・スープラの4位だった。この結果に対しては、予選2回目のコンディションが、この1回目より良くなる（気温が下がる）と予想して、アタックを控えたという憶測もある。
15時40分から行われる予選2回目でどんなドラマが待ちかまえているだろうか？
GT300クラスでは、GT300占有開始7分でランキングトップのNo.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7が1分34秒980でトップに立つ。これに対して、金曜の練習日の走行でも好調だったNo.19 ウェッズスポーツMR-Sが、30分過ぎに1分33秒827を記録してトップを奪う。さらに第2戦富士のポールシッターで勝者でもあるNo.81 ダイシンADVANシルビアが34秒447で2番手につける。No.81はさらにタイムを33秒783に縮めて、トップとなる。
だが、セパンGT遠征をキャンセルしてまで、この富士で走り込みをしこの1戦に望んだNo.19 ウェッズスポーツMR-SはGT300占有時間終了直前に1分33秒706のラップを決めて、No.81を逆転。この後の混走セッションでもNo.19のタイムを上回るマシンはなく、暫定ポールを決めた。なお、混走セッション7分過ぎにNo.19は、1コーナー入り口でGT500のNo.30と接触し、ともにコースアウト。この車両回収で20分ほど予選が中断した。No.19、No.30どちらも大きなダメージはなく、予選2回目も大丈夫と言うことだ。
練習走行日の3日にトップタイムを出しながら、100RでクラッシュしたNo.25 FK/マッシモADVANスープラ（織戸学／荒聖治組）は、マシンのダメージが予想以上に深刻なため、結局この第4戦への参加を諦めることになった。またAE86トレノからMR-Sにマシン・チェンジし第4戦に参加予定だったNo.86 プロジェクトμ・エスペリアMR-S（長島正興／松田晃司組）は、マシンの完成が間に合わず、エントリーを取り消している。
☆GT500暫定ポールポジション
No.23 ペンズオイル・ゼクセルGT-R
エリック･コマス「ほぼ完璧なラップができたけど自分の理想のタイムではない。あとコンマ2秒は速く走れるはずだ。ただ午後4時からの2回目のセッションでは（全体に）タイムが上がるはずだから、このタイムは暫定的なものでしかない。だが、もちろんポールポジションはねらう。ニッサン車がポールを獲るチャンスはあまりないけど、今回は可能性があるよ」
☆GT300暫定ポールポジション
No.19 ウェッズスポーツMR-S
坂東正明監督「予選はもう1回あるけど、（ニュー）タイヤがいっちゃったからね。ロング（のテスト）をやれてないし、なにがあるかわからないから2回目はチェックの意味で走りたい」
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