■朝のフリー走行後のコメント
No.8 ARTA NSX(フリー1位)
金石勝智「決勝セットも予選とバランスは変わっていないし、いい感じです。ひっかかっても1台ぐらいなら、(ひっかかる)場所によっては(1分)21秒台で帰って来られますし、いたって調子はいいですね」。
土屋圭市「今回もスターターだけど、今日のフロントロウ対決は、相手が大輔だろうがアキラだろうが(オレが前に)いくよ。アキラだったらとくにいく(笑)。決勝用のセットでもサクサクッとタイムは出るし。とにかくトップに立って、大輔がついてこられるようなら2台で逃げて、最後に(No.100と)2台の勝負に持ち込めればドラマチックでカッコいい。トヨタと日産に前に出られちゃってトップ争いに巻き込むとややこしいから、逃げないとね。インフィールドはNSXのほうが速いからそこでキチンと貯金する。並ばれてもブレーキングで前にいかせない。それを心がけて走るよ」
No.900 MT900R(フリーGT300 1位)
ディランタ・マラガムワ「(特認条件の見直しで)リストリクターが少し大きくなったんですが、あまりパワーアップはしていません。じつはすでに新しいエンジンを用意していて、そちらはベンチで測ったらかなり馬力が上がっていました。でも今回はまにあわなかったので、いままでのエンジンのままです。シャシーも新しいものが夏までには届く予定です。いま使っているものはセンターモノコックの前後にパイプフレームを組んだ3分割構造になっているんですが、新しいシャシーは全部一体になって、ねじり剛性が上がっているはずです」
No.3 ユニシアジェックスシルビア
井出有治「1コーナーをインベタでまわったら、後ろから来たGT500のクルマにぶつけられました。故意としか思えないんで、ウォームアップからあの調子だとレースが思いやられます。走りには影響ないですけれど、バンパーを修復しています。表彰台のてっぺんがどうしてもほしいんで、長谷見さんに喜びを伝えられるようにがんばります」
No.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7
松本晴彦「満タンチェックで決勝セットの確認をしたのと、今回はあんまり乗れなかったので20分ぐらい乗りましたけれど、感触はいいです。クルマのバランスがよくなってきているので、いいところにいけると思います。新車なんですが、ボディの補強の仕方の変更などで、足回りのジオメトリーとかは変わっていません。だから、これまでのデータも使えますし比較的トラブルは少ないと思います。前のクルマは4年使ったんでボディ剛性が足りなくなってました。サスがよく動くようになったし、セッティングができてくればもっと速くなりますよ。去年はここでくやしい思いをしているんで、ノーミスでいければと思います」
No.31 ARTA・アペックスMR-S
新田守男「重いけどクルマの調子はいいんで、そんなに卑屈にならなくてもいいかな。ただ、スタートで離されるだろうし、その差はなかなか詰まらないと思うし、なんかチャンスねらっていくしかないよね」
No.71 シグマMR-S
田嶋栄一「ミドシップなので、満タンでもポルシェのように(挙動が)ガラッと変わるということはなく、単純に重い。シフトポイントが伸びるだけ、みたいな感じです。ロングっていうほど走れてないんで、レースはマージンとって安全策でほどほどにやりたい。決勝は単純に長距離のデータ取りという考えですから。朝にバランスを確認して、レースで試そうというところです。せっかくポールを獲ってもTRDの人なんかは喜んでくれたのに、チームはだれも握手してくれない(笑)。表彰台に上がってみんなに握手してもらいたいです」
No.100 RAYBRIG NSX
伊藤大輔「昨日に比べたら体調は普通っぽくなりました(注:木曜日から感冒性腸炎に苦しんでいた)。予選のときはちょっとツラくて、昨夜も頭痛がしたりしていたんですが、今朝起きたらスッキリしていました。ここまでドライでのラップ数は少ないんですが、フリー走行ではライフが終わっているぐらい周回しているタイヤで走って感触をみて、そこそこという感じ。章さんが金曜日、土曜日とクルマを仕上げてくれて、決勝用はすごく決まってると思いますよ。ボクも予選では満タンにしてレース用セットで乗っていますが、問題ないと思います。ちゃんとしたポジションで章さんにバトンタッチできるようがんばります」
No.1 ロックタイト無限NSX
光貞秀俊「レース距離以上使ったタイヤで走っても(1分)23秒台前半で回れているし、決勝セットはいいと思います。仮に路面温度が上がったとしても、今回はみんなソフト(タイヤ)だし、そうなればみんなしんどい。そのなかではウチがマシだと思います。7番手からスタートですが、そのへんって意外とイヤらしい場所なので、前と後ろを見ながら走らないとね。まぁ、けっこうイライラはすると思いますよ。インフィールドではNSXのほうが速いですけど、ターボはストレートが速いから抜けない。逆に後ろからも抜かれる気はしないんですけど。自分でレースの流れを作れる位置ではないので、流れのなかで自分のいちばんいいペースを作っていきたいですね」
No.38 auセルモスープラ
竹内浩典「(立川のスピンは)わざとスピンして“こんなにオーバー(ステア)なんだよ”ってアピールしただけ(笑)。そうしないと言うことを聞いてもらえないから、子どもが泣くのといっしょです(笑)。今回はボクがスターターですが、スタートでいけるだけいって疲れたら立川に代わります。たぶん35周ぐらいで疲れちゃうと思いますけど(笑)。それは冗談として、前のNSXはポンポンッといっちゃうと思うんですよね。その後方で4番手に23号車がいるんですけど、その後ろで渋滞が起こる可能性がありますね。最初は23号車も速いでしょうけどタレるのも早いんじゃないかと思うんです。その渋滞の後ろにつくと、とんでもないところから抜きにきてぶつかられたりすることもあると思うので、できればそれより前にいかせてもらって、そういうことはボクたちの後ろでやってもらいたいな。レースは後半勝負になると思うので、立川にもがんばってもらわないとね」
■決勝スタート直前情報
天候:曇り/路面状況:ドライ/気温:21度/路面温度:31度
決勝日(27日)入場者数:4万7500人(予選日:7200人)
*リタイア(GTインサイドレポート班調べ)
No |
原因 |
周回数 |
71 |
タービン |
9L |
21 |
ステアリング |
13L |
360 |
ミッション |
13L |
31 |
ミッション |
17L |
0 |
スロットル |
27L |
22 |
エンジン |
28L |
86 |
炎上 |
43L |
100 |
スピン |
46L |
No.30 綜警McLaren GTRはスタート時の追い越し違反によりペナルティ
No.23 ペンズオイル・ゼクセルGT-Rは黄旗追い越しによりペナルティ
No.36 カストロール・トムス・スープラは給油中の違反によりペナルティ
■決勝レースのコメント
No.37 マツキヨZENTトムススープラ(優勝)
山路慎一「この勝利はクルマだけでなく、スポンサーのマツモトキヨシさんにサポートしてもらったおかげです。ボクは4年といちばん長く応援してもらって、やっとプレゼントができてうれしいです。ここSUGOは2年連続で表彰台に上がってますし、自分の仕事さえできれば勝てると思ってました。予選は不本意だっただけに、決勝は少々ラフだったかもしれないけどとにかくコース上に留まって、そのうえでできるだけ前に行こうと思いました。タイヤにやさしいセッティングを選んで、今日天気がよかったんで、いい流れに来ていると感じました。タイヤのパフォーマンスもとてもよかったです。トムスのピットワークはよかったですけど、今回だけというわけでなく、JGTCでいちばんすばらしいと思っています。今日もいい仕事をしてくれました。関谷さんもこれまで2戦胃が痛かったと思いますが、ようやくいいプレゼントができました」
ワイン・ガードナー「当然とてもうれしいよ。このコースには貸しがあるんだ。ご存じのとおり、勝利目前で火が出た(結局リタイヤ)ことがあるからね。ようやくそれを返してもらったよ。山路選手は繊細でいいドライビングをした。スタートもよかった。ピットも重要なポイントだったけど、トムスはすばらしかったよ。ボクのこれまでいたどこのチームよりもね。これは山路選手とボクだけでなくチームワークの勝利なんだ。8番のNSXともいいバトルができた。抜いてからは渋滞を利用してうまく逃げられた。最後はあきらめたのかな。(JGTCでの勝利は)2回目だけど、こういうのは何度あってもいいもんだね」
No.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7(GT300優勝)
山野哲也「初優勝でうれしさいっぱいです。目標としていた全日本初優勝ができて、このうえないよろこびです。しょっぱなに900番がぶつかったときにその後ろにいて、モロにオイルを被って前が見えなくなって、それでシルビア(No.3)に離されて、松本さんに悪いことをしてしまった。でも松本さんのバトルはピットで見ててシビレましたよ。今回は新車を導入して、木曜にクルマが来ていなかったときはあせりましたけど(笑)、決勝直前までメカが作業をしてくれた。メカやチームのみんなのおかげです。雨さん(雨宮勇美代表)やファン、スポンサーの前で勝ててよかったです」
松本晴彦「ピットから出たら、目の前にポルシェ(No.910)とシルビア(No.3)がいたんで、これはすぐ抜かないと、と思いまして、ちょっと強引だったかもしれないけどいきました。でも、そのあとにクラッチがうまく切れずにシフトミスして2番手に落ちてしまいました。それでもあきらめずに最後までいこうと思ったんです。そうしたら、SPコーナーでシルビア(No.3)がスピンしていたんです。ゴールの直前は雨さんやチーフメカの顔が浮かんじゃって。クルマから降りたときは、言葉が出なかったけど思わず雨さんと抱き合ってしまいました」
No.8 ARTA NSX(2位)
土屋圭市「タクヤ(No.36黒澤琢弥)がうまいからいいレースを見せられる。ホントに琢弥はプロ。すっげえおもしろかった。ぶつかったのはしょうがないよ。前半のトップ争いは“レース”だったね。ウチももっと馬力のあるエンジンがほしい。スープラとは15馬力ぐらい違う感じで、抜かれちゃった。くやしい〜。ホントにセーフティカーがむかつく。今日、オレはいいレースしたのに…」
金石勝智「セーフティカーがよけいだったワ〜。(No.37と離れたのは)最終コーナーで黄旗が出ていたときにGT300のクルマにひっかかっちゃったから。そのあとはちょっと追いつけなかった」
No.38 auセルモスープラ(3位)
立川祐路「(3位に上がったのは)知らずにいっちゃった。前と後ろのクルマにはさまれててサインボードを見る余裕もなくて、ゴールしたときには3位だったんです」
竹内浩典「(立川は)足し算と引き算もできないんだよ。70kgと30kgでは、その差40kgも違うんだよ。でもまあ、上がれるときに上がっておけってことかな。(クルマは)スープラ特有のオーバーステアだったんでアンダーのほうに振っていったんだけど、オレにとってはそれがツラかった。立川にはいい感じだったみたいだね」
No.1 ロックタイト無限NSX(4位)
道上 龍「(No.38に抜かれたのは)予定どおりです。抑えようと思ったら最後まで抑えられたけど、最終コーナーで黄旗が出ていたときに(前がつかえて)ストレートで伸びなかったし、もともと最初から先にいかそうと思っていた。もっと早めにいかせてもよかったんだけど、野田さん(No.6)も来てたし、2台いかれたら困ると思った。自分たちのほうがタイヤを先に換えてたし、後ろの2台のタイヤがヘタってくるまで待って先にいかせようと思ってた」
No.6 エッソウルトラフロー スープラ(5位)
脇阪寿一「前半は燃費とブレーキのことを考えてペースを抑えていた。前に4台固まっていたんで、ピットインでなんとか逆転したいとチームに言っていた。チームのほうでタイミングを計算してもらって、入った」
野田英樹「クルマはよかった。前半はセーブしていたというか、前がつかえていて飛ばせなかった。そこでつかえなかったら(1分)21秒台に入っちゃってたと思う。そうしたらウェイトを積まれるので、つかえて逆によかったかもしれない。タイヤも温存できたし。(1号車を抜けなかったのは)80kg積んでたし、しょうがないね。あれでムリしてぶつかっても意味ないからね。シリーズ後半に今日の結果を生かせるといいね」
No.910 910ロディオドライブアドバンポルシェ(GT300 2位)
和田 久「ちょうどピットインしようとしたときにSCボードが見えたんで、スローになるまで1周待って入ったら、ちょうど1周得したかたちになりました。序盤は荒れまくりで1台1台抜いていったけど、苦労したのは大八木さん(No.81)。強引にヘアピンに入ってちょっと接触したけれど前に出られました。でもスープラにぶつけられてハーフスピンして危なかった。上デキですよ、これは。ウソみたい(笑)。予選ではひっかかったり結果が出なくてひとしきり落ち込んでいたけど…」
No.77 クスコスバルインプレッサ(GT300 3位)
小林且雄「バランス狂っちゃってオーバーがずっと出て、たいへんでした。No.81とはストレートスピードが同じくらいだったんで抑えるのにけっこう気を遣いました。ウチは苦労しての3位ですよ」
谷川達也「SCのタイミングでNo.910にいかれてしまって、もったいなかったです。序盤はヘアピンで前のGT500がスピンして一旦停止の状態になって、前のクルマ(No.900)にぶつかって悪いことしてしまいました。もったいないというかしっくり来ない。前がつぶれて表彰台で結果はいいんでしょうけど、ボクとしてはうれしくないです」
No.81 ダイシンADVANシルビア(GT300 4位)
青木孝行「タイヤの摩耗が早くて、最後はコーナーでかなりキツかったですね。クルマが重いんで、ユニシアジェックス(No.3)と同じクルマなのに半分しかライフがないんですよ。前のクルマを抜きたかったんだけどムリでしたね。でも自分としてはめいっぱいいけたし、去年はここでくやしいゼロポイントだったんで、ポイントを獲ってウェイトを下ろせる4位というのは、シリーズを考えればいい結果だったと思います」
No.24 JCMタイサンGT3R(GT300 5位)
松田秀士「あそこでペースカーが入るとは思わなかったからね。セーフティカーのタイミングで(ピットに)入ってれば表彰台までいけたのに…。クルマは調子よかったですよ。1分29秒台まで出てましたからね。でも、クルマは悪くないし西澤さんも速くなっているんで、シリーズ後半は楽しみです」
No.71 シグマMR-S
10周目に車両後部から発火、ピットイン(リタイア)
田嶋栄一「スタート直前、クラッチにトラブルがあったんですが(車両後部から発火したのは)それとは別の原因。タービン系のどこかからオイルが漏れたみたいです」
No.900 MT900R
5周目、オレンジボール旗を提示されピットイン(復帰)
ディランタ・マラガムワ「他車にぶつけられたようで、オイルが漏れていました」
No.22 ザナヴィヒロトGT-R
田中哲也「完走しようと思ってたから(No.39と)ああいう接触でああいうふうにリタイアになるのはやっぱり腹が立つ。その場その場のレースじゃないんだから、もうちょっとちゃんとやってほしい。あのときは向こうがすぐ後ろについていたんだけど、向こうのペースが速ければこっちだってムリな抑え方はしない。ボクは閉めてないから、ふつう、ああいう強い当たり方はしない。モニターを見ていないからわからないけど、あとでちょっと見てみたいな。タイヤがバーストしてコースアウトし砂を拾っていたから、最後はエンジンがおかしくなっちゃった。それにしても(No.39には)ボクも飛ばされてるし、シュワガー(No.64)も飛ばされてるし、みんな飛ばされてるのにペナルティもなにもないのはおかしい。終わってペナルティポイントが出るだけじゃ意味ないよ」
No.36 カストロール・トムス・スープラ
黒澤琢弥「(No.8とのバトルは)ああ、おもしろかった。ドライバー交代のときにクルマが足の上に落っこってきて足が痛え。今日はタイヤを考えるともっと暑くなってほしかった。スタートのときでちょうどいい感じだった。気温が下がってからちょっとグリップは低かったけど、タイムはあんまり落ちなかったね。クルマのほうはちょっとアンダーだったのとブレーキがロックしやすかったけど、それ以外は問題ない。一度、最終コーナーで土屋さんに当たっちゃった。すぐにアクセルを戻したんだけど、あとで謝りにいかなきゃ」(ドライバー交代直後のコメント)
No.100 RAYBRIG NSX
飯田 章「SPでスピンしちゃった。オレのミスだよ。後半ハードタイヤにしたらグリップしなかった。楽勝だと思ったんだけど、ブレーキもぜんぜん止まらなかった。前半、ポジションが落ちたのでけっこうプッシュしたんだけどね」
伊藤大輔「ペースが上がらなかったのは体がキツかったのもあるし、クルマのバランスもむずかしかった。昨日満タンで乗ったときとフィーリングが変わっていて、それにとまどったのもある。体のほうは自分ではだいじょうぶと思っていたけど、ツラかった。体調管理をできなかったのはボクのミスです。章さんが一人でがんばってポールも獲ってもらったし、せっかくチームがリカバーしてくれたのに申しわけない。ボクがポジションを落とさなければ、章さんが飛び出すほどムリさせずにすんだのに…。富士では(ウェイトハンディが)20kgならチャンスはあるし、次はがんばる」
No.3 ユニシアジェックスシルビア
井出有治「最後は足回りのトラブルみたいです。急に来たみたい。ボクが乗っているときは調子がよかったし、バトルもしていたんですけど…、くやしいです。次の富士でがんばります」
No.86 プロジェクトμ・エスペリアトレノ
松田晃司「燃える1周前からちょっとオイルの匂いがしていた。ストレートでハンチングするような症状が出たので、最初はミッションかなと思っていた。そのうち症状がひどくなって滑ったり止まったりしていたんで、クラッチなんじゃないかな。そのままスロー走行してピットに入るつもりだったんだけど車内に煙が立ち込めて、ミラーで火が出たのが見えたんでマシンを止めた。でも、ギアが入っているのにクルマが止まらなかったので、コースに出てしまったら危ないと思って、オフィシャルに『輪止めになるものを持ってきて』と言ったんだけど、オフィシャルがパニックになって消火器を持ってるのに固まっちゃってたので、貸せ! といってオレが消した。1本消火器がなくなったあとにもう1本持ってきてくれと言ったけど『これしかありません』と言われた。コースの向かい側のポストで持っているヤツがいたんだけど、ソイツも固まっていて呼んでも持ってきてくれないんだ。ずいぶん時間が経ってから消火器を積んだクルマが来たでしょ? あのクルマは馬の背にいたらしくて、ボクのクルマが燃えていたところまで200メートルくらいしかないのに、なんですぐ来てくれなかったんだろう。早めに消火できれば、すぐに消えたのに…。今日はハチロクで最後のレースだったので、なんとも言えない。こんなに悲しい気持ちはない」
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