2003 AUTOBACS JGTC INSIDE REPORT NETWORK EDITION
Round5 JAPAN SPECIAL GT CUP 2003.8.2 Qualify Day

Practice Day - 練習走行日

井原慶子、No.61 R&DスポーツダンロップGT3RでJGTCデビュー

井原慶子「こんなに速度差があるクラスで走ったことがないので、走行中はすごい気をつけなければいけないですね。(今回の参戦は)フォーミュラアジアに行っていっているあいだにeメールで話がきました。先週の水曜日に大雨のなか富士でテストを受けて、出場させていただくことになりました。そのときは雨だったし、ハコ車の動きがつかめず怖くてむずかしかったんですけど、ドライになったらレインよりももっとむずかしい感じがしますね。レースでは、自分の役目としてクルマを無傷で完走させることだと思っています。今後は(参戦中の)F−BMWと重ならないものに関しては大クラッシュでもしないかぎり、たぶん出させてもらえると思います」

No.70 外車の外国屋ダンロップポルシェ、カレラカップ卒業生がJGTCデビュー

和田 博「金曜日に初めて乗りました。JGTCのポルシェはカレラカップのマシンとはぜんぜん違いますね。市販車ベースとレーシングカーとの違いですね。セットの幅が広いので足が決まれば楽しいと思います。ストレートはリストリクターのないカップカーのほうが10km/hは速いと思います。JGTCマシンは高速コーナーでタイムをかせがないといけません。参戦はとりあえず今回のみです。ただ、自分でもGT3Rは持っているので鈴鹿1000kmにはGT300クラスで出る予定です」

ウェッズに続き No.71 シグマDUNLOPセリカがデビュー

Guts城内「7月17日にシェイクダウンをしまして、今週の月曜と木曜日に走りました。レースウイークの前に3回の走行をしたことになります。大きなトラブルはないのですが、コーナリングが思ったようにいかないところが課題です。素性がいいからそこそこ速いので、あとはタイヤ屋さんとのやりとりでしょうね。エンジンなどのデータはNo.19からいただいてます。いいとこ取りみたいなところで、シェイクダウンからトラブルはほとんどないです。1回も土を踏んでない(コースアウトしてない)ので、ずっとこのままでいきたいですね。No.19は相当走り込んでいますが、ウチはまだまだ走り込みが足りないですね」

No.14 CASTLE IDEAL RX7、マレーシアチームがJGTC参戦

タゥング・ジャン・レイ「RX-7にはセパンで30分ぐらい乗り、富士では金曜日の午前中に5、6周乗りました。1コーナーなどのハイスピードからのコーナリングを覚えながら徐々に学んでいます。日本でのレースは初めてなので、まずは完走したいです。日本のシリーズはハイレベルですね。ファンやレース関係者の方とのコミュニケーションを大切にしたいです」
山野哲也「かつてボクが乗っていた7号車(1999年:RE雨宮マツモトキヨシRX7)そのものです。初めてJGTCに出てポールポジションをとって、初めて勝てたクルマなんです。1999年当時にすでに2年目だったように記憶していますから(今年で)5,6年目ぐらいのマシンですか? 今回は縁があってアンプレックス・モータースポーツに声をかけてもらいました。日本語をしゃべれるのはチームではボク一人なので、通訳も兼ねています(笑)。クルマが日本に来てからセットアップができてないですからね…。メカニックも含めて、GTがはじめてという人が多く、何をどうすすめていいかわからない状態なので、経験者である山野が入ることでレベルアップできれば、というのが今回の使命です」


Qualify 1 - 予選1回目

背水の陣のNo.38 auセルモスープラ、暫定ポールを獲得

立川祐路「クルマはそこそこの段階に来てるし、タイムももうちょいいくと思う。(予選)2回目のコンディションしだいですが、(1分)23秒台に入るくらいの戦いになるんじゃないですか? 昨日よりも思ったよりタイムは出ていますね。ポールを獲りたいのはもちろんですが、とにかく勝ちたい。富士では、去年の夏、今年のこれまで2回と、3回連続ポールを獲っています。今回とれたら4回目ですが、それだけ予選で前のほうにいるのに表彰台は今年は1回もない。もちろんポールを獲るつもりだけど、結果を出しにいきます。ここで勝てないと、今後今シーズンは勝てないぐらいの状況だと思うんです。午後は、もちろんもう1回アタックにいきます」

No.19ウェッズスポーツCELICA、納得のいくタイムで暫定クラストップ

青木孝行「71号車(シグマDUNLOPセリカ)が速いのはわかっていましたが、できれば勝ちたいと思って走りました。予選スペシャルっぽいセットにしたのですが、これがわりと決勝にも使えるかな、という部分が見えてきたので、今のところうまく物ごとが回ってますね。出したタイム(1分31秒524)は想定していたよりも速いものでした。気温が下がってコンディションがよかったからだと思います。実はアタック中に雨がパラパラ降って、路面を濡らすほどではなかったのですが、100Rあたりが一番強かったんですよ。それが気になったかな。ちょっとイヤな感じだったんだけど、それよりも気温が下がったことでいいタイムが出せたと思います。2回目の予選はタイムアップしにくいと思うので、決勝のセットを外さないようにいろいろと試しながら、周りを見てもしタイムアップするところが出てきたら、もう1セット(ニュータイヤが)あるんで、アタックすると思います」

No.37 ZENTトムススープラ、今回はアピチェラがタイムアタックを担当

マルコ・アピチェラ「アタックのときのタイムは(暫定)ポールポジションのタイムにきわめて近いものだった。前回、レースは残念な結果に終わってしまったけど、今回はクルマの状態もさらによくなってるし、どうみても雨は降らないだろうし、タイヤもいい状態だから、自信はあるよ。タクヤもボクもヤル気いっぱいだし、今回はなんとしても成績を残したいね。2回目のアタックもボクがいくよ。決勝レースは300kmと長いし、予選が2番手でも問題はないけれど、でもポールポジションを獲ったほうが気持ちがいいよね」

No.36 WOODONE トムススープラ、予選ではポールか4位をねらう

土屋武士「ちょっとミッションがシブくて、シフトミスがアタックラップのときに1回ありました。それでコンマ2秒くらいのロスをしていますね。それがなければ、(1分)24秒20くらいは出てたかな。ミッションは直るので問題ないのですが、それよりもポジションが3番手っていうのが微妙ですね。ベストな走りをしようというのは変わらないのですが、今すでに(ウェイトが)50kgあるし、4番手っていうのも魅力的なんですよね。でも、つねにベストをつくして、というのが基本なので、どうせ10kg積むならポールがいいな。天候の影響もいっぱいあると思います。今回は思ったよりも涼しくて、タイムもいいものでした。この前(第4戦富士)のほうが気候の条件はよかったと思うので、それを考えれば悪くないでしょう。午後からどう天候が変わるかはわかりませんが、もう一回思いっきりアタックしてみます。その結果、1位か4位がいいな。その間はいらないね(笑)」

No.35 プロジェクトμエスペリアスープラ、早目のタイムアタックで暫定5番手

服部尚貴「今日はやることがいろいろあって、時間がなかったので早目にタイムアタックにいった。いつものリズムでいきたかったけど、昨日クルマのバランスが悪くて、今日もセッティングをいろいろ変えているからしかたないね。アタックのときもまったく単独。離れたスリップでもいいから、ちょっとは使えるとよかったんだけどね。それでも、タイム的にはよく出たなって感じだね」

No.23 ザナヴィニスモGT-R、スカイライン勢最上位の暫定7番手

本山 哲「雨がパラついたのはぜんぜん問題ありませんでした。クルマはまぁまぁかな。(ウェイトハンディが)重いなりにはいいタイムが出たんじゃないかと思います。ただ、エッソ(No.1)のタイムは速いですね。ボクも赤旗(が出た最後)のラップがベストだったんですけど、そこでタイムを出せていない人が多い。だから順位的には、もう1周いけていたとしても変わらなかったと思いますよ。(予選)2回目はコンディションしだいだと思います。1回目は涼しくてみんなタイムが出ていますから、どうなるかわからない。でも、予選は今回そんなに大事じゃないでしょう。(予選1回目の)セッション後半はマイケル(クルム)がレースセットで走りましたが、そのタイムは速いと思うし、決勝はスープラとイーブンだと思います」

No.22 モチュールピットワークGT-Rは僚友に次ぐ暫定8番手

リチャード・ライアン「朝はブレーキに若干トラブルがあって、コーナーの入り口で止まらなかったから、タイムも思ったように出せなかった。でも、その問題をのぞけばクルマのバランスはすごくいいよ。それと、タイムアタックでは一番いい周に赤旗が出ちゃったからね。午後にブレーキの問題が直れば(1分)24秒5ぐらいは出ると思う。レースセットも悪くないし、ボクらはすごく暑くなったときのことを考えてタイヤチョイスをしているから、今回も表彰台をねらえるんじゃないかな」

No.18 TAKATA童夢NSXはアタックのタイミングが悪く暫定9番手

道上 龍「昨日はクルマのグリップが低かったんですが、今日はそれなりにグリップも上がりましたし、バランスもいいですね。だから、アタックももう少しいけるはずだったんですけど…。まず一発いって次の周も続けていこうと思ったら、ディアブロに引っかかってしまったのでクールダウンしました。そのあともう1周いったら最終コーナーで赤旗が出たんですよ。それがなければ(1分)24秒7ぐらいはいけてたかなぁ。とにかく24秒台に入れないと気が済まないんですよ」

徐々にマシン改良が進む No.62 Vemac R&Dダンロップ350R

柴原眞介「徐々にクルマの状態がよくなってきています。これまではGT500クラスにいながらそのクラスの闘いに入れなかった状態でしたから。今回、前にも後ろにもクルマがいるポジションまでようやく来ることができました。前回(第4戦富士)が終わって2週間あまりのあいだにチームが足まわり、空力面をはじめ、ありとあらゆる点を細かく見直してくれた結果が今日のタイムにつながっています。大幅にタイムアップというわけではありませんが、少しずつポテンシャルアップできていると思います」

No.71 シグマDUNLOPセリカ、渾身のアタックも一歩およばず暫定クラス2番手に

澤 圭太「ポジションは(暫定2番手と)いいんですが、ちょっとした細かいミスがあって、No.19に(前に)いかれてしまいました。午前中がチャンスだと思って2セット(ニュータイヤ)入れたんですが、セットアップがNo.19に比べてまだまだです。自分のためにも午前中は気合い入れて(暫定)ポールを獲りたかったんですが…。いまのところセリカがフロントローに並んでますが、決勝もワンツーといきたいですね。もちろんウチが前で(笑)。No.19とはタイヤとドライバーが違うだけなんで、負けたくないです」

No.81ダイシンADVANシルビア、暫定クラス3番手

星野一樹「2周目で(タイヤが)一番いいときに、ベテランのドライバーに邪魔されてしまいました。でも、それがなくても(1分)31秒台はいけたかなぁ…。午後は(ニュータイヤが)もう1セットあるんでがんばりたいです。(1分)31秒5は速いですが、かならず2台のセリカ(No.19、No.71)のあいだに割って入りたいし、心のなかではクラスポールをねらっていますよ!」

No.10 レイジュン・ダンロップGT-1、マシン、ドライバーを変更

OSAMU「昨日、水谷がBコーナーでクラッシュして、GT-1は全損です。メインフレームまでいってしまいました。1台しかないクルマで直せないんで、もう廃車にします。Bコーナーの立ち上がりはオーバーステアが出やすくて、1本ラインを外すといってしまう(スピンしてしまう)ところなんですよ。若いドライバーなんでね…。昨日電話して、今日から急遽古谷直広くんに乗ってもらうことにしました。クルマもポルシェGT3Rに変更しました。エンジンも去年の鈴鹿のまま。今回はとにかく昨日のままでは帰りたくなかったから。バタバタなんでボクもまだ乗ってないんですが、予選をなんとか通れるようにします。次回からはポルシェにするか、シーズン前にもちょっと考えていたVemacにするか、検討中です」


Qualify 2 - 予選2回目

No.21 ダンロップBMW M3GT コースサイドでストップ

松本晴彦「ボクがセットの確認をして、GT300クラス専有に入ってから一ツ山(康)さんに代わって、フレッシュ(タイヤ)でアタックしてもらう予定だったんですが、出ていってすぐに燃料ポンプが壊れちゃったみたいです」

No.37 ZENTトムススープラ、コンマ2秒およばず予選2番手

黒澤琢弥「(予選)2回目は路温が下がっちゃって、ウチのタイヤにはちょっとツラかったかな。それも大した問題じゃなかったけどね。ただ、1位がほしかったかな。でもフロントローだから前にだれも見えないし、いいんじゃない? これまで結果が出てないんで、そろそろ(結果が)ほしいね。がんばります」

No.18 TAKATA童夢NSX、予選2回目で目標の1分24秒台に突入

道上 龍「がんばりましたよ〜。(1分)24秒台を目標にしていましたから。今まであったリヤのナーバスさは前回のテストで改善されました。ダウンフォースや車高などいろいろ見直したんです。タイヤは、ソフトでいこうかハードでいこうか迷いましたが、ソフトを選んでいます。ハードだとフィーリングがあまりよくないんです。タイムも出ないですし、オーバーステア傾向も出るんですよね。ソフトのほうがゴムが動くぶんグリップもするし保ちもいいような感じがするんです。でも、3番まで上がれたのは信じられないぐらいですね。混走の時間帯には燃料を積んで走りましたが、ボクもセバ(フィリップ)もふたりとも(1分)26秒台で走れているので、レースセットも悪くないと思いますよ。実際のレースでどうなるかはスタートしてみないとわかりませんが、かなりいい感じです」

No.36 WOODONEトムススープラ、ねらいどおりの4番手獲得

土屋武士「4番手、しかも1000分の1秒差でしたね。ねらいました(笑)! ウェイトを積まなくて済むといえばそうなんですが、もちろんポールをねらって走り始めました。マルコ(・アピチェラ)もそうだったんですが、ちょっとコンディションが合わなかったかな、ウチらには。路面のフィーリングがちょっと悪かった。だから結果的には1回目のタイムのほうがよかったというわけです。でも、全体的な流れはめちゃめちゃいいですよ。前回よりも全然いい。金曜日にはいつも満タンで走ってるんですけど、タイヤには問題はなくて、(タイヤの)キャラクターも把握してるんで、それをうまく扱ってやれば、明日は十分に勝負できると思います」

ウェイトハンディ90kgのNo.1 エッソウルトラフロー スープラは予選5番手

飯田 章「ホントは4番手がよかったけどね。90kgだから(110kgだった)前回に比べたらラクですよ。勝ちにいくのみ! それぐらいの気持ちでいきたい。今回は、何位で、とか作戦は意識していないんで、勝てたら勝っちゃえばいいんじゃない? 50kg増えるわけじゃない、120kgになるだけだし。そしたら次のもてぎで降ろせばいいんだし。クルマはとくにはなにもしてない。コンディションに合わせたセットアップをやってるだけです。アタックは寿一だけど、ちゃんとしたアタックはやってないしね。あとは、No.38はシリーズは考えてないだろうから、どれだけウチを援護してくれるかだね」

No.31 RECKLESS MR-Sは方向性が見つかり、予選クラス5番手

佐々木孝太「(予選)1回目は、ずーっとやってきたことがだいぶまとまってきて、ただマシンが重たくて富士ではキツイのはわかっていたから、できれば4位、5位をねらいたいなと思ってました。といっても調整してその順位をとれるわけでもないので、予選は思いっきりいくしかないし、コンマ1秒、2秒をかせごうと思ったらスリップを有効に使うしかないな、と…。でも、オレ自身は鈴鹿育ちなんでスリップを使って(タイムアップする)っていうのはあまり好きじゃないんです。やったこともなかったし。でもトライしてみたら結構うまくできた。スリップを使えたおかげと、今までやってきたことがバッチリあって、いいタイムというか、このタイムを出そうって昨日の段階でエンジニアもメカニックもオレも言ってたタイムが出たから、よかったかなって思います」

No.81 ダイシンADVANシルビア、タイムアップも予選3番手は変わらず

植松忠雄「アタックは一樹にまかせています。(予選)1回目はオーバーステアが出たので、2回目はリアのトーインをアンダーねらいの方向にして車高も下げたんですが、体感できるほどには変わりませんでしたが、(星野が)コンマ1秒上げてくれました。大八木(信行オーナー)さんからのポール獲得指令が出ていたんですが、午後はみんな(タイムが)上がりませんでしたね。このあいだは予選13番手から表彰台でしたから、今回は2位か1位で終えたいです」

No.9 正義の味方 覆面レーサーX MT、予選クラス4番手

菅 一乗「最後の一発をねらって(タイミングを)待っていました。ニュータイヤのおいしいところでひっかかってしまって、ちょっと失敗ですね。午前中のセリカ(No.19)のタイムは驚異でしたね。この暑さとコンディションであのタイムは、みんなそう言ってると思います。前回の富士はケツ争いで、今回は上位。5月(の第2戦)はポールですから、クルマはそんなに悪くないんですが、JGTCの迫力におされているんですね。100%の力が出しきれていないんです。確実に自分たちの仕事をこなしてせいいっぱいがんばります。高望みはなしです。今年は勉強の年ですから」

前回優勝のNo.55 ECLIPSEタイサンADVANバイパー、予選クラス6番手

山田英二「予選は実力ですよね。クルマのバランスが悪くても、それをドライバーがどうカバーするかですから(笑)。今回は30kgのウェイトを積んでいるのでどうかなと思っていましたが、その影響は思ったほどはありませんでした。ただ、タイム的にはこれがいっぱいいっぱい。レースはきびしいでしょうね。新型バイパーは今年デビューしたばかりでまだドライで(のセッティングが)完成していないんです。でも、うまく表彰台にいければ、と思っています」

No.24 EndlessタイサンADVAN GT3R、アタックで引っかかり予選クラス7番手

余郷 敦「今日は予選1回目の『この周』っていうときにR&Dのポルシェ(No.61)に100Rで引っかかってしまい、全然お話になりませんでした。予選2回目は、みんなタイムアップしないのでコンディションが悪いんだなとは思いましたが、それよりもウチはセッティングを変えたのが外していましたね。明日は、セリカ(No.19、No.71)がいくならいっちゃってもしょうがないかなと思うんですが、その次ぐらいでチェッカーを受けたい。それに(クルマの)バランスも悪くないので、明日のフリー走行でレースセットを確認して、できるだけ上位を目指します。表彰台には上りたいですね」

No.26 PLUS eタイサンアドバンGT3R、新仕様エンジン投入も予選クラス9番手

山路慎一「今回はエンジンの仕様がちょっと高速型だったので、ストレートスピードは伸びていますがインフィールドがツラかったですね。結果的にタイムも遅くなってしまいました。クルマが重くなっているのを考えてもう少しトルクを重視するべきだったかなと思います。アタックも少し失敗してしまいました。でも、明日のレースでは直線スピードを生かして順位を上げていきたい。今、もっと高速仕様のエンジンに積み換えているんですが、レースでは強いと思いますよ。クルマにとってもドライバーにとっても暑くて過酷だと思いますが、最後まで気合いで前を目指します」


ポールポジションインタビュー

No.38 auセルモスープラ(GT500)

立川祐路「昨日(練習走行日)からの流れは前回同様によかったです。クルマはフィーリングが若干よくなかった。でも、それは昨日の午後にはよくなって、どちらかと言えば前回以上にいいクルマになりました。一発というより決勝に期待が持てるようなクルマになってきてます。ポールは獲らないといけないような雰囲気でしたから、獲れたことはよかったです。ホント、あとは明日ここ(記者会見)に来たいです。昨日も今日も満タンでボクも竹内さんもいいタイムが出ているんで、今まで以上にいいかな。ほかにも速いクルマはいるんで油断はできないけど、3度目の正直(今年富士で2回ポールを獲りながら未勝利)で、そろそろ勝たないとヤバイかなと思ってます。予選2回目の路面はそんなに悪いと思いませんでした。クルマがよくなったからそう感じたのかな。タイム的には佐藤(セルモ)社長が『(1分)23秒7だ』って言ってて、出るかなぁと思ってましたけど、いけましたね。自分がちょっと失敗したこともあったんで、クルマ的には23秒台に入れられる状態ではありました。決勝はいつものとおり。変わったことはしません」

竹内浩典「今年は富士(での開催が)3回で、3回ともポール。なかなか3回獲れるヤツはいないですから、これから彼を『サンポール立川』と呼んでやってください(笑)。今回はダンパー類を新しくしてきまして、これで立川とボクのあいだであったセッティングのギャップがなくなったというか、ボクがイヤがっていた動きがなくなったんです。ここまで3回の富士では一番乗りやすい状態です。それで立川もポールを獲れたわけですから、彼にも悪くない。これで元(いい状態)に戻ったかな。(勝利に対する)プレッシャーがないと言ったら嘘になりますが、もう3度目になると開き直ってきますので、『これでダメならもうダメだ』くらいの気持ちでいってます。富士も今のコースは最後。個人的にはこのコースでレースを覚えて、育ててもらったものですから、なんとしても勝って終わらせたいという意気込みは強いです」

No.19 ウェッズスポーツCELICA(GT300)

青木孝行「クルマは少しずつ進化しています。前回の(富士で自分が出した)ポールタイムを、気温の上がった状態で上回ってポールですからね。今回は(前回と)違ったタイヤを入れてもらって、そのぶんのアドバンテージもあってタイムアップしたかな。金曜日もタイムはよかったんですがボクの好みと合わない部分があったんで、今朝、実さんにムリを言ってボクに合わせてもらいました。それでタイム更新ができたかな。でも決勝は、お互いに歩み寄ってうまいところでセットを見つけて勝ちにいきたいと思います。レースですから(かならず勝てるなど)どうのこうの言えないですけど、かなり(勝つ)確率はあると思います。後半勝負になるかもしれませんね。たぶんボクから乗る(スタートドライバーを務める)と思います。ちゃんとトップ争いして、できればトップで実さんに渡したいと思います。(予選2回目の路面は)若干悪かったとは思いますが、(1回目と)そんなに違わなかったです。じつは決勝のシミュレーションをずっとやっていたんで時間が足りなくなって、タイムアタックするまえに終わっちゃったんです。でも、1回目のタイムを更新できたかは…。1回目はアタックのときに日がかげって条件がよかったんでね」

田中 実「今回はシグマが(同じセリカで)出てきますから、青木もかなり気合い入ってますよ。今回は青木も『いきたい!』ってことでしたので、クルマも青木用に直していきました。坂東さんが『おめぇ(田中)はなんでも乗れんだからいいんだよっ!』って言うんで、いいですよって(セッティングを)青木寄りにしました。だから明日もこの調子でいけばいいんだな、と。高速コーナーで、まあ(自分は)オヤジだから恐がりなんで(笑)、そういうところで若干走り方が違う。アンダーとオーバーの感じ方とか違うんです。でも、それはそれで慣れればいいわけですから問題ないと思ってます。もうそろそろ(勝って)いいでしょう。お隣(No.38 auセルモスープラ)じゃないですけど(笑)、去年も何度か勝てそうで勝てなくて、前回(第4戦)もそう。5回目の正直くらいで勝ちたいと思います」



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