2004 Inside Report Network Edition

2004 第4戦 十勝スピードウェイ

Practice Day - 練習走行日(2004-07-16)

◎No.6 エッソウルトラフロー スープラ(GT500クラストップタイム)
脇阪寿一「十勝24時間は何度も走ってますけれど、S耐とはクルマも違う。でも、まあ(5月に)テストをやったぶんのアドバンテージはあるのかなというところですね。クルマはしっかりできてるし、トラブルさえなければ今回はいけるでしょう。ポールを獲って、章に逃げてもらってブッチギリで勝ちたいですね。ポイント制度が昨年とは違うので、まだまだ(タイトルは)あきらめていません。最終戦の鈴鹿での逆転をねらいます」
◎No.81シーウエストダイシンアドバンZ(GT300クラストップタイム)
柳田真孝「十勝は初めてです。ぶっつけ本番で走るよりも事前に走っておこうということで、木曜日に30分の走行を4本ほど走りました。このショートコース自体はZに合っていると思います。ただ、決勝レース中はGT500クラスの車両も含めて混雑すると思うので、抜かせかたが重要になるでしょうね。それに、2コーナーとサウストップコーナーが似ていてまちがえやすい。パートナーの尾本さんはS耐でここを走ったことがあるのでいろいろとアドバイスしてもらいました。明日の予選は、午前中にニュータイヤを2セット使ってしまうか(1回目と2回目に)1セットずつにするかまだ決めていませんが、状態をみてポールをねらってきます」
◎No.70 フィールズ外国屋ADVANポルシェ、今回はヒロミに代わり伊橋勲を起用
石橋義三「ヒロミくんが慣れてきたところなんで、このへんで若葉マークを外して一人前のレースをしてもらいたいところだったんだけど、諸事情で今回欠席することになりました。今回は去年、もてぎとオートポリスの2度手伝ってもらった伊橋くんに急きょピンチヒッターを頼んで来てもらうことにしました。クルマのこともわかっているので、コミュニケーションも問題ありません。今回無難にクルマをまとめて“我が友”の帰りを待つということですね(笑)」
◎No.88 JLOC、ムルシエラゴ改修のため急遽マシンチェンジ
明嵐正彦マネージャー「今回は各部をいろいろと見直そうということで、ヨーロッパにクルマを送り返してしまったため、急遽昨年のディアブロでの参戦ということになりました。3週間後には戻ってくる予定。セパンでは走行中にダンパーが折れるというトラブルがあったんですが、その原因は解明できています。そのへんも含めて、マシンを全面的に見直そうということです」

Qualify Session1 - 予選1回目

◎No.22モチュールピットワークZ、予選1回目トップタイムをマーク
ミハエル・クルム「コースの状況は昨日に比べてスリッピーでした。おそらく午後からはもっとタイムアップできるはずです。クルマはいい状態ですが、もうちょっと改善するところがあるかと思います」
影山正美「混走枠を全部ボクが走って、本番用のセットを確認しました。決勝用のタイムが周りに比べるとコンマ2〜3秒負けているんで、それをどう変えていくか、というところですね」
◎No.63 LEYJUNダンロップ320R、暫定クラスポール
吉本大樹「(十勝は)2001年にFTRSのスクールで走ったことはありますが、ハコでは初めてです。木曜日にOSAMUさんが走って、ボクは1本だけ走らせてもらいました。金曜はOSAMUさんのセットで、最後にボクがロングをかけました。予選アタックに向けて、ちょっと手を加えさせてもらって、よくなりました。毎ラップ、いろんなところではみ出すクルマがいるのでライン以外はきたなくて、砂ぼこりが立つんです。ライン1本はみ出すとアウトですよ。そんななかでクリアラップがとれました」
◎No.6エッソウルトラフロー スープラ、暫定2番手
脇阪寿一「昨日とは路面コンディションが変わったし、昨日よりも(気温も路温も)高い。コースアウトするクルマが多いんで、コンディションの変化をどう読むかですね。クルマのセットをあわせこんで、2回目の逆転をねらいます。一発のタイムよりもロングがよかった。レースラップは速いんで、それを生かせるよう、ポールポジションが獲りたいです。(ニュータイヤは)1セット残してあります」
◎No.38 auセルモスープラ、暫定5番手
立川祐路「(十勝は)2000年の24時間耐久に、98モデルのスープラで荒くんと(土屋)武士と木下みつひろさんというメンバーで出て優勝しました。その前にも98年だったかにスープラで出ています。クルマは全然違うんですが、まったく初めてよりもいいかなというところです。好きでも嫌いでもないコースなんですが、むずかしいサーキットではないです。5番手はそこそこいい位置。ウエイトを積まないのはいいんですが、周りしだいで、これから作戦を考えます」
◎No.31 A'PEX i-mobisess MR-S、暫定クラス2番手
田中 実「まぁぼちぼち。それなりに。クルマはそれほど大変身してないけど、夏場になって暑くなってきたからいいんだと思うよ。ボクらの使っているタイヤのほうが他のタイヤメーカーよりもグリップの落ち幅が小さい。だから、クルマ以上にタイヤの部分がこのポジションにつながった要因としては大きいよね。ベストを出した周は2台ぐらいに引っかかってるけど、それほどタイムには影響していないし、それ以外はいい感じでコンセントレーションしていけた。実はこのコースはフラットで先が見えにくくて、シルバーストンに似てるからボクは得意なんですよ」
◎No.30 RECKLESS MR-S、暫定クラス3番手
佐々木孝太「3番は3番なんですけど、うまくいきませんでした。ミッションの入りが悪くて、これから行くぜ〜っていう最終コーナーで、3速から5速に飛んでしまったんです。それでガッカリしながらもう1周して仕切り直しました。だから、タイヤのおいしいところでアタックできなかったんですよね。あと、ボク自身もうまくまとめられなかった。ベストを出したときもシルビア(No.51)に引っかかってむりくりインに入って抜いているので、ちょっとタイムロスしていますし…。今回はポールをねらっていますし、レースでも優勝をねらっています。ここはとくにポールが重要ですしね」
◎No.81シーウエストダイシンアドバンZ、暫定クラス4番手
柳田真孝「タイム的にはクラス4番手ですが、クルマの仕上がりはすごく順調です。問題ありません。昨日の時点では、午前中にタイヤを2セット使ってしまうかどうか決めてなかったんですが、結局、タイヤは午前中に1セットしか使いませんでした。午後からのアタックに期待しておいてください」
◎No.32 EPSON NSX、予選1回目はNSX勢トップの6番手
アンドレ・ロッテラー「1回目の予選ではちょっと攻めすぎたね。気温も暑くなってきていたし、できれば午後からのほうがいいアタックができることを期待したいね。ニュータイヤを装着したとき、アタックしたいのにフロントがまだ温まっていなかったり、バランスが取れないんだ。コーナーでのスピードが足りない感じがしたよ」
◎No.18 TAKATA童夢NSX、暫定8番手
道上 龍「タイムは昨日と一緒ぐらいでしたね。昨日ちょっとオーバー傾向があったので、それは抑える方向にして、よくなりました。でも、もうちょっと足りない感じで、タイムアップにはつながりませんでしたね。エンジンもいろいろな仕様を試しているので(煙を吹いたりしているのは)しょうがないです。でも、レスポンスやピックアップはよくなっていますよ」
◎No.16 M-TEC NSX、暫定クラス9番手
山野哲也「タイム的には昨日よりちょっといいぐらいでしたね。クルマのセッティングとしては悪くないと思いますよ。でも、周りが速くなってきてるから8番手だったんだと思います。ただ、午後はひとつでもポジションを上げないと…。20秒5とか6が4周ぐらい安定して出ているのはいいことなんですが、でも一発がほしいんですよね。2〜3コーナーとか最終コーナーとか、NSXの得意な中速コーナーがもっと速くなるとタイムは上がると思いますよ」
◎No.1 ザナヴィニスモZ、予選1回目は7番手
本山 哲「ポジション的にはまずまずのところにいますね。昨日に比べ、グリップレベルがまだ意外に低いです。ウエイトの影響もあるのか、スピードに乗りにくい感じかな。まだスピードが足りないので、午後には大幅にクルマを変えて、いろいろとトライしてみようと思います。思ったより気温が暑くなったり、涼しくなったりするのがむずかしいですが、午後からはタイムも上がるんじゃないでしょうか」
◎No.12 カルソニックIMPUL Z、計測1周に留まる
井出有治「路面状況がなるべくいいときに出走しようと思って遅くにコースインしました。そのほうがタイヤの皮むきも丁寧にできると思って。基準タイムをクリアするためだけに走ったんです。計測1周だけしました。ブノワが午後からニュータイヤ2セット使ってアタックします。クルマはでき上がっているので、問題ありません」

Qualify Session2 - 予選2回目

◎No.3 G'ZOX・SSR・ハセミZ、今季初ポールを獲得
長谷見昌弘監督「午前中は(クルマは)決して悪くなかったんですが、先頭切って出ていってしまって。大掃除に出ていったんですよねぇ。たぶんダメだろうなぁと思ったら案の定ダメでしたねぇ(苦笑)。コマスもやっぱり先頭ではダメだということで、今度は(終了)8分前くらいに出ていきました。タイミング的にはよかったんでしょう。予選で前に出られたということはセッティングも決まっているということなんで、決勝でもぜったい有利でしょう。明日は楽しみです」
◎No.12カルソニックIMPUL Z、予定どおりの作戦遂行も2番手にとどまる
井出有治「タイムが出たときに、ポールかなぁ、でも安心できないな〜って思ってたんです。そしたら持っていかれちゃった。ボクは朝一番の計測だけ。ブノワも(混走は走らずに)GT500の専有になってから(ニュータイヤを)2セット使いました。アタックの次の周が路面のコンディション的にもよかったと思うんですが…(赤旗で中断)。でも、明日は権利があるんで、がんばります」
ブノワ・トレルイエ「まぁいいんじゃないかな。最初のアタックでちょっとだけミスしたんだ。芝生の上を走ってしまって、タイヤグリップがちょっと落ちてしまった。ポールは獲れなかったけど、30kgのウェイトを積んであのタイムを出したんだから、ハッピーだよ。エリックのクルマ(No.3)は20kgを積んでいるわけだから、ボクとエリックの差は10kgのウエイトの差というわけだよね(笑)」
◎No.22モチュールピットワークZ、決勝重視で予選3番手
ミハエル・クルム「ポジション自体には満足しているよ。決勝でのクルマのセットアップも見つかっているし、明日は勝てるチャンスがあると思っています。2回目は決勝レース用にセッティングをしていたので、予選のセットとしてはアンダーステアが強すぎました。ちょっと失敗したかなとも思いましたが、決勝を優先させると、しかたないと思います」
◎No.36 WOODONEトムススープラ、2回目に4番手までポジションアップ
土屋武士「ボクもNo.15にひっかかりそうになったけど間をあけた。予選1回目はオーバーステア気味だったけれど、2回目はコンディションも持ってくれて、うまくスリップも使えた。アタックするシチュエーションとしてはこれ以上ない状態で自分たちのベストが出せました。(事前には)まったくテストしてなかったから、昨日は晴れてくれてよかった」
◎No.6 エッソウルトラフロー スープラ、アタックをはばまれ予選5番手
脇阪寿一「ロスがないようにアクセルを踏みながら入って行ったら、ライン上にNo.15がスロー走行していた。そこでアクセルを緩めればよかったのかもしれないけれど、アタックラップのあの状況ではね。No.37もひっかかってるっていうし、後ろを見てない。まあ、決勝ラップは速いんで…」
◎No.37 DYNACITYトムス スープラ、タイムアップならず予選6番手
ジェームス・コートニー「ちょうどアタックラップでNo.15のランボルギーニが砂を出してきてしまった。No.35にも引っかかってしまったんです。チャンスだったと思うし、よりよいポジションをねらっていたんだけれど、これもレースですね。明日は89周の長いレースだから注意深くフィニッシュしたい。GT300クラスのトラフィックも注意しないといけないしね。このコースは初めてだけれど、ボクは好きなコースですよ」
片岡龍也「昨日からセットアップが進んで、レースラップは悪くないです。6番手というポジションはそう悪くないんで、十分チャンスはあると思います。十勝は24時間レースで2回、FTRSでも1回走っています。レースをはじめるきっかけとなったコース。記念のサーキットなんで好きだし、楽しいコースです。ショートコースは去年、アルテッツァで走っていますが、GTではコーナーとコーナーのあいだのスピードが速いですね。まったく違うコースみたいですよ(笑)」
◎No.63 LEYJUNダンロップ320R、クラスポールをねらうも2番手まで
吉本大樹「ビミョーかな…。セットを変えてクルマはよくなったんですよ。でもタイムの上がりしろが小さかった。みんなはしっかり(タイムを)出してきましたね。それと、MR-Sの孝太(No.30)が1コーナーで飛び出して、右に避けたら同じように寄ってきてクロスラインになってしまいました。不可抗力でしかたないんですけど、ベストタイムが出ていたラップだったんでね…。レースでは、(ポールの)Zがストレートでめちゃめちゃ速いんでスタートで前に出とかないといけないし、最終コーナーまでに離しておかないとつらいですね」
◎No.80 エンドレスダイシンアドバンZ、予選2回目でクラス3番手にジャンプアップ
木下みつひろ「予選1回目は(クルマの)バランスが悪く、あれ以上攻められない状態でした。それを変更して、いいバランスになりました。ウエイトとかリストリクターが違うという理由だけで線を引きたくないので、ハンデを与えられたなかでいろいろトライしてきたことがいい結果に結びついたと思います。明日に向けていい感じで終わることができました」
星野一樹「すごいうれしい。1回目の予選が大失敗だったんです。木曜日からの流れで(セッティングを)進めてきてたんですが、全然違うところにいっちゃって…。で、やっつけ状態ではあったんですが、とりあえずやってみるしかないでしょうって。でも、それが結果的にうまく決まったので、この前のポールよりも信じられない。ただクルマが安定してきたとはいえ、一発の速さは出てるんですが、決勝のペースがねぇ…。決勝はGT500クラスとの兼ね合いだけが気がかりですが、がんばります」
◎No.11 JIM RodeoDriveアドバンF360、予選クラス6番手
松田秀士「昨日からの流れのなかでハンドリングに改善すべきところがあって、それを変えたんですが、予選1回目には昨日よりも崩れてしまい、(2回目には)補正すべくさらにセットを変えました。それとは別にスタビのトラブルが生じて、その影響でアンダーステアが出てしまいました。細かいアンダー対策が功を奏してタイムはアップできたものの、全体的にうまくいかなかったような感じです。今回、理想としては2列目までにつけたかったですね。ウチのクルマはストレートなどの加速は速くないけど、コーナーやブレーキングは速いし、他車と比べてタイヤのタレが少ないと思うんで、レースラップは悪くないでしょう。そういう意味でも、もうちょっと予選で前に出ていたかったですね」
◎No.43 ARTA Garaiya、高木真一が予選初アタックでクラス7番手
高木真一「今年で(新田と組んで)6年目になりますが、ニュータイヤを履いたのは02年のSUGOの決勝で、ぶつかったあと『1ポイント取って来い』ということで履いて以来、2年ぶり。もちろん予選アタックは初めてです。昨日からなんとなくそういう雰囲気があって、やることになったんです。1回目はとりあえずスピンしないよう大事にいこうと思っていたので、いつもの20%増しぐらいで走ったら予想どおりのタイムが出ました。2回目はレースのことを考えて煮詰めたセットで、予選セットではなかったんですけど、タイヤの一番おいしいところでどこかのポルシェに引っかかってしまって、タイムアップできませんでした。クリアラップを取るとか、そういう部分は今後の課題ですね。2周、もっときびしく言えば1周しかないタイヤのおいしいときにちゃんとタイムを出せるようにならないと。レースペースはいいと思いますよ。とくにスティントの後半のペースがいいと思うので、そこで粘りの走りを見せたいですね」
◎No.18 TAKATA童夢NSX、予選2回目にタイムアップ、7番手に
道上 龍「予選2回目はちょっとセッティングを変えていったら、だいぶよくなりましたね。午前中のオーバーがだいぶ収まって、いい方向にいきました。空力とかマシンの姿勢とか見直して、1コーナーとか最終コーナーのバンプでクルマが落ち着くようになりましたね。リヤグリップが増して、メリハリのあるセットになりましたよ。予選2回目のアタックにいく前、不安だったのは、1回目の予選でセバ(フィリップ)がスピンしてタイヤを壊してしまったことです。だから、最後のニュータイヤでしか走れないかと思っていたんですが、BSさんに確認したら少しだけなら走っても大丈夫だということで、GT500の走行時間になってから中古で2周ほどだけ確認したんです。だから、あまり走ってはいないんですが、そのわりにはクルマの変化はよかった。いま持っているクルマのポテンシャルを100%出せたと思います。レースラップもまぁまぁいいと思いますし、ちゃんとしたレースができると思います」
◎No.30 RECKLESS MR-S、予選クラス5番手
佐々木孝太「午前中ちょっとアンダーだったので午後はアンダー対策をしていきましたが、そのセットを中古タイヤで確認したら抜群によかったんです。その時点で(1分)20秒台のタイムが出ていて、後ろとはコンマ5〜6秒離れていましたしね。この状態でニュータイヤを入れたらちょうど弱アンダーでいい感じかなと思ったんですが、逆に弱オーバーになってしまいました。がんばればがんばるほどオーバーになってしまって、スピンしてしまったんです。(アタックをジャマするかたちになってしまって)吉本くん(No.63)、ごめんなさい。決勝はレースセットがバッチリいっているので、いちばん高いところをねらいます。北海道にいい思い出を残せるようにがんばります」
◎No.31 A'PEX i-mobisess MR-S、予選クラス4番手
田中 実「(途中スローダウンしたのは)エンジンがカブったみたいになったから。何回かスターターを回したらちゃんとかかったけどね。アタックも80点以上のデキだったし、クルマも満足いく仕上がりだった。その結果の4番手はしょうがない。しかし、やっぱりオレはこのサーキットが得意やと思ったよ。1コーナー曲がってるとき、うまいって自分で思うもん。決勝でもかなり強いと思うよ。昨日、タイヤもロングランしていて、50周ぐらいしてもバリバリによかったし、クルマにも唐突な動きはないし、松田もタイムが速いし。ただ、このサーキットは抜けないからね。ポジションを上げるのはおそらくピット作業になると思うよ」

Pole Position - ポールポジションインタビュー

○ GT500 : No.3 G'ZOX・SSR・ハセミZ
エリック・コマス「(すべて日本語で)すごくうれしいです。ひさしぶりです。97年のもてぎでやったオールスター以来だったと思います。5月のテストに来たときもトップタイムでいい感じだったのですが、このセットでは昨日(のコンディションに)は合いませんでした。昨日と今日の午前はちょっとよくなかった。それで思いきって変えたんですが、それがよかったようです。今シーズンは(成績的に)ちょっとゆっくりしてましたね(笑)。スカイラインは非常に乗りやすいクルマでした。でもZカーは違う。ちょっと時間がかかりました。ボクもチームも初めてでしたし、セットを出すのがむずかしかったです。でも、チャンピオンシップのポイントのわりにウエイトも少ないですし(今回は)チャンスですね。でもいまはチャンピオンのことは考えない。明日のレースで優勝するだけです。決勝ですが、ポールポジションはこのサーキットではとてもいい。でも渋滞が心配です。セーフティーカーなんかも出るかもしれませんね。だからフロントローからのスタートはいいことです。あとタイヤも自信があります」
金石年弘「5月のテストでもコマスさんがトップタイムでしたが、昨日と、今日の午前はコマスさんの言うようにちょっとセッティングが合わなかったので、イチかバチかという感じで2回目の予選はガラッと変えて、前回のテストの状態に戻したらポールポジションがとれた。今日はコマスさんの力のおかげですね。今シーズンは、チームもGT500は久しぶりで、テストの時間も少なくて、なかなかデータがとれませんでした。でも、レースになったら上位にいけるという感じで、課題は予選。予選を速くしようとしていました。それだけにポールを獲れたことは非常に自信になったと思います。明日は、この場(記者会見場)に戻って来れるようがんばりたいです。予選と同じようにZの1-2-3といきたいですね」
○ GT300 : No.81 シーウエストダイシンアドバンZ
柳田真孝「一言で言えば、すごいうれしい。と同時にホッとしています。チームもすごくがんばってくれて、今週は走り始めからずっといい感じでした。今日の午前中は、午後に(ニュータイヤを)残しておく必要もあったので、4番手はボクらとしては悪くなかったです。午後はちょっと路温が上がって心配だったんですが、1周目でいいタイムが出たんでいけると思いました。先ほどコマスさんが言ったように、GT500は渋滞(が問題)ですが、ボクらはGT500が来たときにどう対処するかということがとても重要になると思います。あとで、コマスさんと相談したいですね(コマス『じゃあ、ボクのクルマの後ろについて来てね(笑)』)」
尾本直史「長くJGTCに出ていますが、この場(記者会見)に来るのは初めてです。今年はダイシンの大八木監督に『ポール獲って勝ってみるか?』とお誘いいただいて、それがまずこういうかたちで実現してうれしいです。ですから、ポールだけではなくて、決勝でもきちっと走って勝ちたいですね。(Zは)思っていたよりもラクです。とにかく接触などを避けて落ち着いていきたいです」

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