2005-03-26
2005 第1戦 公式予選2回目
公式予選2回目は15時スタート。上空には雲がやや多いものの太陽がのぞき、気温は16度まで上昇。路面温度は19度というコンディションでの走行開始となった。(観衆:25,200人) QUALIFY SESSION 2 晴、気温16度、路面温度19度、ドライ 最初の15分間はGT300専有、つづく15分間はGT500専有。ここでは、予選1回目に10番手までに入れなかった車両のうちの上位2台にスーパーラップ進出の権利が与えられる。この2台を加えた各クラス12台が、GT500専有走行終了後のスーパーラップに出走することになる。
GT300クラスの専有走行では、まずNo.13 エンドレス アドバンZが1分33秒157をマーク。これをNo.7 雨宮アスパラドリンクRX7が1分32秒984で上回る。専有時間残り2分、1回目にクラス11番手にとどまっていたNo.46 Dream Cubes ADVAN Zがアタック。1分32秒172を出してトップを奪い、追加でのスーパーラップ進出を決めた。もう1台の“追加"は、このセッションで4番手につけたNo.2 プリヴェチューリッヒRD320Rだった。 5分間のインターバルをおいてGT300クラスのスーパーラップがスタート。2回目の予選で追加出走を決めた2台から、2台ずつコースインしていく。インラップのあと、タイヤ・ウォームアップのためにもう1周してからアタック。まずはNo.46 Dream Cubes ADVAN Zの1分32秒091がターゲットタイムになる。これを破ったのは3組目に出走したNo.7 雨宮アスパラドリンクRX7で、タイムは1分31秒675。しかし、つづく4組目、5組目の4台がいずれもこれを上回り、この時点でのトップは1分31秒042を出したNo.19ウェッズスポーツセリカとなった。 GT300の予選が終わり静寂が戻ったと思う間もなく、5分後にGT500のスーパーラップがスタート。No.6エッソウルトラフロー スープラ、No.32 EPSON NSXの2台からアタックに入る。2組目に出走したNo.25 ECLIPSE ADVANスープラは、温まりの早いヨコハマ・タイヤの特性を生かし、1分25秒211をマーク。3組目、4組目、5組目の各車も、ときにコースアウトしそうなほどに力のこもったアタックをみせるが、このタイムを上回ることはできなかった。 6組目はNISMOの2台、No.1 ザナヴィ ニスモZとNo.22 モチュールピットワークZ。1回目に2番手だったNo.1が前、トップだったNo.22が後ろでコースインしていく。2台はやや間隔をおいたままアタック。1回目終了後に「クルムを上回りたい」とコメントしていた本山哲の逆転ポールなるか、クルムがポジションを守るか。あるいはスーパーラップでトップを奪ったNo.25がポール獲得となるのか。固唾を飲んで見守る観衆の耳に飛び込んだタイムは、No.22が1分23秒999、No.1が1分24秒466。けっきょく、1回目と同じ順番でのワンツーとなった。3番手はNo.25 ECLIPSE ADVANスープラ5。4番手はNo.32 EPSON NSXで、これがNSX勢の最上位となった。 POLE POSITION INTERVIEW
GT500 POLE POSITION No.22 モチュールピットワークZ
ミハエル・クルム「スーパーラップの予選になると聞いたのは金曜なんですよ(苦笑。それまではポール獲る気でいたんですけど、これで困ってしまった。予選1回目でトップタイム出すと、走る時間が遅くなる。このサーキットはあまり涼しくなるとタイムが出なくなるんです。今日はコンディションも良かったし、それもあってのポールポジションでしたね。去年のポールは意味なかったね、結果がなかったから。それはもう考えてない。明日のことに集中したい。2人で楽しく、最後まで走る。それで表彰台に上がれれば、勝てばもっといいね。まあ、優勝って意識するより、まず完走したいです。 GT300 POLE POSITION No.19 ウェッズスポーツセリカ
加藤寛規「まず、(セリカに乗る)チャンスをくれた坂東さんとスポンサーの皆さんに感謝します。実は、このコースをドライで走るのは今日が初めてなんです。だから、自分たちのポジションがどこなのかも分からなかったんです。もう周りをみないで、自分たちのフィーリングでクルマを作っていくしかなかったんです。しかもボクはクルマにも慣れなければいけなかったですし。それが今週の目標だったんで、それがフタを開けて、気が付けばポールだったのは、正直ビックリしてますね。だから、素直にうれしいです。ただ、レースに向けては、まだまだ確認しなければいけないことがあるで、明日が楽観できるものではないんです。でもいい形で予選が終わりましたし、昨年のデータもありますし、その勢いでいきたいですね。明日の天気は、昨日も一昨日(テスト)も悪かったですから、ボクにとってはそっち(悪い)の方がいいかもしれません(笑)。目標は、もちろん優勝です」
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