GT500 クラス 優勝

No.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430

アンドレ・ロッテラー

気分は最高です。昨年はフォーミュラ・ニッポンで1回優勝してますが（優勝は）久しぶりです。今年最初のレースで勝ててホントにうれしいです。今年は新しいチーム、トムスに移ったのですが、僕は同じチームに3年間もいたので、（新チームで）不安な部分もありました。でも、チームのみんながいいクルマをつくってくれて、チームとチームメイトに感謝したいです。勝因としては、僕のパートでは最初のラップで2位まで行けたこと。そして、最後にホンダ（No.8 ARTA NSX）を抜いたときに、いけると思いました

脇阪寿一

2週間前の合同テストを見て、僕たちの優勝を想像した人はほとんどいないでしょうね。本当、この2週間でTRD、トヨタ、チームが新しいパーツを導入してくれて、いいクルマを造ってくれました。それによって予選で5位をとれました。それによって得たストレート（が速いという）特性を活かして、アンドレもいいスタートを決めてくれました。レースウィークは、予選にしても決勝にしても、チームの作戦通り進んだことに驚いたくらいです。自分のパートもアンドレの時も、風が強くてクルマは不安定で、オーバーステアがきつかった。伊藤選手（No.8）や松田選手（No.23 XANAVI NISMO Z）のプッシュもきつかったですし、自分としても久しぶりのトップだったので、ものすごく緊張した。数年前の自分ならトップに出れば『いただき!』ってくらいでしたけどね。アンドレのすばらしい走りが自分に勇気を与えてくれたし、そういった点でチームにもアンドレにも感謝したい。自分としてはチームを移籍しての開幕戦を、こういうすばらしいリザルトを挙げられたことに自分でも満足しているし、そういう環境を与えてくれた（トムスの）舘会長に感謝したいです

GT300 クラス 優勝

No.88 アクティオ ムルシェ RG-1

マルコ・アピチェラ

非常に幸せな気分です。僕にとっても日本での優勝というのは非常に久しぶりで、最高ですね。ランボルギーニにとっても、これは日本だけでなく、世界的にも初優勝になると思いますので、僕らにとってもイタリアにとっても最高な日ではないかと思います。ランボルギーニの歴史に残る日ではないかと思います。それだけに幸せな気分を感じています。昨年末にはクルマに手応えを感じていました。それは、サスペンション、インジェクションを変えたことなどです。また、タイヤとの相性も良くなってきていました

桧井保孝

今年は心機一転。これまではマッハ号と言うことで（アニメの主人公の）『三船剛』だったのですが、久しぶりに名前を桧井に戻して走らせてもらいました。チームもかわって、クルマもフェラーリからランボルギーニという、すごく大きな変化をしたので、このレースは難しくなるなと、金曜日くらいは思っていたんですが、それが蓋を開けてみれば、予選は2番手、3番手。レースでも、始まったら（ポジションが）落ちていくんじゃないかと思ったんですが、どんどん上がっていくし…。みんな、信じられないねって（笑）。僕が乗る頃には、1位と2位で後ろをかなり離していましたし、これは行けるときに行かなくては、と。今回は表彰台を取っておかないといけないなと、がんばって走りました。チームのみんなもがんばってくれて、予選も決勝もまったくトラブルもなく、スムーズに勝てて、すばらしいことだと感じました。運もかなりあると思いますが、勝てたということはすごくうれしいですね