GT500 クラス 優勝

No.18 TAKATA童夢NSX

道上　龍

練習日から調子がよくて、自分でも勝てると思っていたので、それが実現できて素直にうれしいですね。ボク自身2003年から優勝から遠ざかっていて、久々の優勝です。今年は流れ的にもいい流れが来ているんじゃないかと思っています。レースセットも決まっていたので、スタートが決まれば全開で（後続を）離せるだけ離そうと思っていたんです。自分としては交代まで20秒くらいは離したかった。でも10秒くらいで…。タイヤも4本交換をしたかったんですが、2番手のRAYBRIG（No.100）もリアだけの2本交換だったので、ボクらとしても2本交換を選ばざるをえませんでした。ただ、そういうシミュレーションはしていたので、2本交換になってもクルマのバランスはすごくよかったです。優勝はホント気分がいいですね（笑）。（小暮に）代わってからは、マージンも増えていって、安心して見ていられました

小暮卓史

バトンタッチした時点でマージンがけっこうありましたので、楽にコースインすることができました。タイヤが2本だけの交換でしたが、このサーキットにかぎらずいろいろなところで試していることなので、精神的には楽でした。そこでマージンをさらに開くことができたと思います。クルマも、道上選手が予選でポールポジションを獲ったように、決勝でも速いポテンシャルを発揮してくれることはわかっていたので、あとはいかに安定して走ることが大事だと思っていましたが、それがうまくいきました。今後は、できるかぎりポイントを取って、チャンスを逃さないように意地でも勝ちたい。今回だけじゃなくて、今回がスタートという気持ちでドンドン勝っていきたいですね。（終盤にもペースを落とさなかったが）マージンはあったほうがいいですね。ドライバーとしては39秒あっても、次の周で40秒になってないと気が済まないんで（笑）。チームからは無線で『（ペースを）落とせ』と言われていたんですが、ペースをガクッと落としちゃうと気のゆるみが出てしまうし、クルマが暴れたりするんです

GT300 クラス 優勝

No.27 direxiv ADVAN 320R

谷口信輝

今週に入ってすごく調子がよかったです。ここはチャンスかな、と。でも、ここに来るまでは勝てるとは思ってなかったんです。悪くはないだろうという程度。それがテストの日（7日）にどこまでできるだろうとプッシュしてみたら、予想以上にタイムがよかった。そこで、今回は（優勝を）狙うべきだろうと作戦を変えました。（テストでは）予選のこととかはあまり考えず、決勝のシミュレーションというつもりでセッティングを考え、ドライバー交代の練習を繰り返してました。予選はなんとかなるだろう、ボクががんばります、と。ポールは獲りたかったんですけど、獲れなかったですね（苦笑）。まあ、決勝を見据えたタイヤでしたし、そんなに甘くはなかったですね。決勝は、序盤が苦しいのは想定できていて、でも我慢していれば（自分の担当の）後半は前に出られると確信していましたので、耐え忍んでました（笑）。予想通りに前に出られたけど、思った以上にNo.110のボクスターが速くてちょっとまずいな、と。ただ、クルーの早いピットワークと密山くんのアウトラップの速さがあって、なんとかトップでコースに復帰できて、もう理想通り。ボクにとっては最高の日になりました

密山祥吾

ドライバー交代のときにスターターが回らなくてちょっと時間がかかってしまったんですけど、なんとか回ってくれて…。で、出たらもうボクスターが後ろに来ていた。裏ストレートの後のヘアピンまでがんばればタイヤも温まってなんとかなると思ったんですが、裏ストレートで並ばれて…。なんとかブロックしてからはクルマの調子もずっとよくて、ペースを落とすことなくずっと最後まで走りきれました。ホント何のバトルもなかったんで、淡々と練習中のように走りました。ディレクシブとしては、去年、海外のGP2組がみんな勝ったりして、今年はボクらもなんとかしたいと思っていたんです。でも、第2戦で勝てるとは思っていませんでしたし、ホントによかったという感じです