GT500 クラス 優勝

No.35 BANDAI DIREZZA SC430

服部尚貴

ここ2戦、SC430の中で一番後ろ…というか、トムス（No.36 OPEN INTERFACE SC430）が（開幕戦で）勝ったのに対してウチはツラくて…。やっぱりブリヂストン3台に対してダンロップが1台というのは（データ収集で不利があり）、オフのあいだ試行錯誤してうまくいかなかったんです。ここでのテストも同じで、ドベ2（後ろから2番目）。本気で（走って）そんなタイムしか出ない状況でした。そこから短期間でしたが、ようやくどうしなきゃいけないか、やっと方向が見え始めました。今回、練習走行日も雨で、ぶっつけ本番でトライしました。予選も決勝もどうなるかわからない状況でしたが、いろんな面が改善されていました。タイヤも持ったし、タイヤとチームのスタッフに感謝しています。 　周りが（ペナルティを課されるなどで）助けてくれたということもあったんですが、それがなくてもいい勝負ができたと思っています。ボクに代わってから、ギャップ（リード）があったんで、それを生かして、ブレーキもクルマもいたわって、GT300をかわすときもリスクを負わないように、とにかく勝つことだけ考えて走ってました。絶対勝つ、タイヤが取れても勝ちたい、そんな気持ちで（笑）、最終ラップまでいきました。ホント、すべてうまくいってよかったです

ピーター・ダンブレック

スタート前は緊張していました。前回の岡山ではいいスタートが切れなくて、トラブルがあって思うように走れなかったからです。今回はスタートもうまくいって、スタート後すぐに（No.1 ZENTセルモSCの）立川選手がピットに入って、私たちがトップとなったので、それからはその位置を守ることだけを第一に考えました。私が注意したのはGT300を抜くときにイエローフラッグを見落として、ムダなペナルティをもらわないようにしたことです。そういった細かいことに注意していました。けっこういいタイムも出せて、ボクのスティントではトップをキープすることができました。ダンロップには大感謝です。表彰台のトップに立てたことで、加えてトヨタ、チームにもお礼を言いたいです。前に勝ったのは相当昔なので、表彰台に立ったときはちょっと不思議な気持ちでしたね

GT300 クラス 優勝

No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R

柴原眞介

ボク個人としては、去年の富士でいろんなこと（第6戦で他車に接触）がありまして、富士に来るとナーバスになるんですが、それにも関わらず今年も走らせていただいたチームとスポンサーに感謝したいです。横浜ゴムが新しいスペックのVEMAC408R用タイヤを用意してくれました。一昨日は雨でロングを試せず、いきなり使ってセッティングがうまくいかなかった面もありましたが、それを使うしかないわけで…。それで八木さんが3分の1走ってくれて、そのあとを2つ（2スティント）ボクがつなぐという作戦でした。（2度目のピットの前には）ハンコックのポルシェ（No.14）が渋滞を作っていたので、それを見てピットに『早く入りたい』と連絡して、タイヤをすぐに用意してもらって、予定より早く済ませました。その後は前が空いたので、プッシュって感じでした

八木宏之

今日のレースは、ボクはそんなに走っていないんですけど、チーム一丸となっていいレースができたと思います。チームのみんなも相当がんばっていて、夜遅くまで帰らずにクルマを準備をやってくれたと聞いていました。それに報いたかったので、なんとか結果を残せるようにがんばりました。今日のクルマは決まっていたと思います