2006 AUTOBACS SUPER GT Round4
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■第4戦 | □練習走行_2006-06-23 | □セッション 1 □セッション 2 |
11:30 - 13:00 16:15 - 18:00 |
■セパンサーキット _5.542km |
2006オートバックスSUPER GT第4戦「JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA」の練習走行が、6月23日、マレーシアのセパン・インターナショナルサーキットで行われた。
練習走行1回目は11時30分から13時までの90分間。上空は雲に覆われ、気温は31度、路面温度は36度とこのサーキットとしては低め。各チームとも序盤から精力的に走行を重ねていく。
最初に2分00秒台をマークしたのはNo.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー)。これにNo.22 MOTUL AUTECH Z(ミハエル・クルム)が続く。No.22は次のラップで1分59秒614までタイムアップ。これがこのセッションで唯一2分を切るタイムとなった。その後、No.8 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン)もタイムを上げてきて、2分00秒029をマークしてこのセッション2番手となる。中盤から終盤にかけては他のチームもタイムを上げ、8番手までが2分00秒台。練習走行にもかかわらず僅差にひしめき合い、予選、決勝の接戦を予感させた。昨年優勝のNo.23 XANAVI NISMO Zは2分00秒714で7番手。第3戦優勝のNo.35 BANDAI DIREZZA SC430はウエイトハンデ60kgが響いたか、2分02秒989でGT500クラス最下位の15番手にとどまっている。
GT300クラスは、セパンサーキットを得意とするNo.7 雨宮アスパラドリンクRX7(山野哲也)がまず2分10秒台をマークしてトップに。その後、No.13 エンドレスアドバンCCI Z(影山正美)も2分10秒台をマークしてこれにつづくが、セッション終盤、No.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden(加藤寛規)が2分09秒867と、クラス唯一の2分09秒台をマークして、このセッションでのトップとなった。
練習走行2回目は16時15分から。始まる少し前からぽつりぽつりと雨が降り出し、場所によっては土砂降りに。路面はたちまち完全なウエット状態になり、どのチームもレインタイヤでの走行となった。それでもスピンやコースアウトする車両が相次ぎ、開始30分過ぎには一度に4台ほどがコースアウトしたため赤旗中断。10分ほどで回収作業が終わり、再開された。
再開後も雨は弱まったりまた強くなったりしながら降り続き、各チームともウエットでのタイヤ選択とセッティングがこのセッションでのメインテーマとなる。天気予報では予選日、決勝日ともに雨の確率が高く、ウエット・セッティングの可否が勝敗を分けるポイントになる可能性もある。ここでまずトップタイムをマークしたのはNo.18 TAKATA童夢NSX。これにNo.8 ARTA NSXがつづく。タイムはともに2分09秒台で、ドライだった1回目より10秒ほど遅い。終盤には各チームがウエットでのタイムアタックを試み、No.100 RAYBRIG NSXが2分09秒588をマーク。このセッションでのトップとなった。2番手はNo.18、3番手はNo.8。No.23 XANAVI NISMO Zをはさんで5番手にNo.32 EPSON NSXがつづき、NSX勢が好調であることをうかがわせた。
GT300クラスではNo.777 梁山泊apr MR-S、No.101 TEAM RUN'A apr MR-Sの2台が2分22秒台をマーク。ミシュランタイヤはこのサーキットと相性がいいが、ウエットでもパフォーマンスを発揮している。3番手にNo.46 吉兆宝山DIREZZA Zがつづき、4番手はNo.14 ハンコックエンドレスポルシェ。ハンコックタイヤもウエット性能に優れているようだ。