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Race Report
2015.08.30
Rd.5 決勝:優勝記者会見

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第5戦 鈴鹿サーキット : 優勝記者会見

GT500 Class

No.36 PETRONAS TOM'S RC F

 

「36号車でやっと勝てたことがとてもうれしい」

伊藤 大輔

事前のテストで調子が良かったこともあって、今回のレースには自信を持って臨みました。しかし、フリー走行ではミッショントラブルが出てしまい、ほとんど走れない状態で予選に出走しましたが、Q1落ちとなってしまいました。決勝レースは難しいコンディションになりましたが、最後まであきらめない気持ちで走りました。
スタートはウェットという状況だったのですが、ジェームス(ロシター)が着実にポジションを上げてきてくれて、そのあと僕にバトンタッチしたのですが、100号車と15号車とのバトルになって、15号車はうまく抑えることができたし、スリックタイヤに替えるタイミングもうまくいったと思います。
その後、セーフティカーが何回か入ったり、雨が降ってきたりということもあり、当初は5ストップの予定でしたが、4ストップで行けるような展開になってきました。最後のピットストップもギリギリのタイミングでジェームスに交代したのですが、うまくいったと思います。今回はミスなく戦うことができました。
結果が残せない状況が続いていましたが、(今季から乗ることになった)36号車でやっと勝てたことがとてもうれしいです。この勢いでチャンピオン獲得を目指します。

 

「大輔の判断で,この結果が手に入った」

ジェームス・ロシター

今日は最高のレースになりました。とにかく、(伊藤)大輔がウェットタイヤからスリックタイヤに交換したタイミングがグレートでした。僕がスタートを担当しましたが、雨が降っている中で最初のスティントを走りました。そういう状況の中で走るのはチャレンジングだったけれど、何台も前のマシンを追い越すこともできて、とても楽しめました。ピットインの際にはスリックタイヤにするかレインタイヤにするかということについて、みんなといろいろと話をしましたが、実はピットウォール(チーム首脳陣)では「スリックタイヤは無理だろう」という話をしていたのです。でも、大輔から「スリックで行こう」という意見が出てたんです。結局、大輔の言うことが正解だったし、その時にスリックタイヤを選んだ判断がこの結果をもたらすことになり、すごく良かったと思います。
この勢いで、大輔と力を合わせて、チャンピオンを獲得したいと思います。

 

 

 

GT300 Class

No.10 GAINER TANAX GT-R

 

「歴史あるレースで、参戦100戦目で勝てて思い出になった」

アンドレ・クート

レースに勝つことができて、最高の気分です。日本のレースの中で歴史のある鈴鹿1000kmで優勝することができ、僕にとってもとても良い思い出のひとつになります。また、今回が僕のGT参戦の100戦目でもあったので、心に残る思い出になります。チームのみんなは素晴らしい仕事をしてくれたと思いますし、チームメイトにも恵まれました。
レースについては、僕たちは最初のスティントでポジションをだいぶ落としてしまったのですが、最終的にまたポジションを上げることができたことは良かったと思います。
こうして優勝することができたので、今シーズンはチャンピオン獲得を目指したいと思っています。

 

「最後はライバル2台を意識してプッシュした」

千代 勝正

しんどいレースでしたね。レース前には(88kgもの)ウェイトハンディもあるということと、夏場のレースということで、厳しいレースになると思っていました。予選では自分としてもいいアタックができて、2位になることができ、満足できましたし、マシンの仕上がりにも自信を持っていました。
アンドレ(クート)がスタートドライバーとなって、僕は2番目に走ったのですが、ウェット路面では厳しい状況もありました。しかも、ライバル勢が手強い状況でした。しかし、タイヤ交換のタイミングも良く、セーフティカーが入るタイミングも僕たちにとっては良かったことや、他車のペナルティによる脱落もあったりもして、僕たちはみるみるトップに近づいて行きました。
最後(のスティント)にはライバルはBRZ(61号車)とZ4(4号車)に絞られているという状況だったので、とにかくその2台を意識して走りました。ピットアウトの際に目の前にその2台がいたので、ここで抜かないともうチャンスはないと思い、かなりプッシュしてオーバーテイクしました。最後にチェッカーを受けた時は本当にうれしかったです。また、アンドレの100戦記念のレースで勝てたことも良かったと思います。

 

「今回は優勝に貢献できてとてもうれしい」

富田 竜一郎

今日のコンディションの中、前半のスティントでの勝負は難しいと思っていました。しかし、いろいろな要素が重なって、ポジションを上げていくことができました。チームの力を発揮することができた結果、いいレースになりました。
優勝が見えてきた時には信じられない思いでした。ここまでのレースでランキングトップとなっているアンドレ(クート)に、チャンピオン獲得を実現してほしいので、今回は一生懸命走りました。第2戦の富士で優勝した時はあまり力になれなかった(決勝を走らすに終わった)のですが、今回はなんとかレースを戦うこともでき、とてもうれしいです。
個人的な話ですが、僕は去年のこのレースでデビューしたのですが、1年後の同じレースでこのような結果(優勝)を手に入れることができ、本当に幸せです。

 

 

 

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